北京に来て3週間。
来たばかりのころに比べたら、ここ数日はぐっと暖かくなりました。
夜は氷点下になるけれど、昼間は2度とか3度まで上がります。
昨日は耳つき帽子をかぶって歩いていたんだけど、途中暑く感じる時も。(というわけで、帽子探しの旅は静かに終了しました)
が、しかし。
寒さは緩んでも、一切緩んでくれないものが北京にはあるのです。
それは・・・。
ザ・乾燥。
乾燥した中で眠ると、夜中に口と鼻がガビガビに固まって目が覚めるので、加湿器は不可欠です。
濡れマスクをして眠っていても、夜中の間にマスクはすっかり乾いてしまい、朝方は逆に息苦しくなることも。
というわけで一晩中加湿器をつけているおかげか。
朝の湿度は46%。(これはかなり高いほう。 30%台がほとんど)
が、この時計を加湿器のないリビングに持っていき、しばらく置いておくと。
どんどん湿度が下がって、1時間後には29%。
さらに外出して帰ってきた夜になると。
?????
“LL”って、なに?
慌てて説明書を引っぱり出して読みました。
すると。
「湿度が20%未満の場合、表示できませぬ」
日中の大半は20%未満。 10%程度という時もざらにあるもんなぁ・・・。
これだけ乾燥していると何が困るって、それは。
静電気。
何を触ってもビリッビリ。 髪の毛ももちろん一気に痛みます。
信じられないのは。
水道の水を触っても静電気がバッチバチなこと。 怖いっちゅ~ねん。
(これはイメージです)
というわけで、日々痛い思いをしている私なんだけど少しはいいこともあって、洗濯ものは薄手のものなら。
並べておくだけでパリっと乾いてくれるので、乾燥機はいりません。
(船便に入れた洗濯物干しが届かなくて不便やな・・・と思ってたけど、これでOK)
私の友達はむしろしっとり乾かしたいから、いったん普通に部屋の中でパリッと乾かした衣類を、再び乾燥機に入れて程よい加減に仕上げるとか。
近々真似してみよう。(乾燥機のプライド、ずたずた)
ま、そういうわけで加湿器が欠かせないんだけど、家にあるのはマンションが貸してくれた、
これだけ。
この中に水を入れると、しゅんしゅんと水分出てくる仕組みなのだけど、困ったことがひとつ。
北京の水道水はカルシウムやらが色々含まれているので、加湿器に水道水を使うと、次の朝には家具の上にうす~く白い粉がたまります。
前回はその白いヤツがパソコンや日本から持ってきた電化製品などに入り込み、同時期に一気につぶれてしまったという聞くも涙の悲しい出来事がありました。
「加湿器にはタンクの水を使えば問題なし!」
というのは百も承知なんだけど。
飲み水として買っているこの水を、ただただまき散らすための加湿器に入れるなんて、なんか勿体ない・・・。(ケチってる場合じゃない?)
当面の対策として、一度沸騰したお湯をさましたものを加湿器に入れて使っています。
翌日家具にたまる白い粉も激減したような・・・。
ただこれでは根本的な解決になっていないので、今日。
家電量販店へ行ってきました。
日本の量販店みたいに何でもそろってます。
テレビコーナーでは、こちらでも3D体験ができる・・・はずなんだけど、飛び出して見えなかったので、なんかの調子が悪かったんでしょう。
それにしても、広~いスペースにこれでもかと並ぶ家電。
(と、ここでも必要以上に多い店員)
洗濯機がずらりと並んだ光景は圧巻でした。
さて肝心の加湿器ですが、水道水を直接入れても白い物質はでませんよ!というのがウリの物もあり、ふむふむ、要チェック。
ただ、「永久に交換不要のフィルターを使っています」と言われたのが逆に怖かったりして、今回は購入に至らず。
湿度の高い日本が懐かしいな・・・。