北京暮らしを始めてみれば ふたたび

2012年1月から再び北京生活が始まりました。(前回は2003.1~2006.1)

2024.1本帰国しました。

798芸術区 不思議空間は肝試しにぴったり?

2012-02-14 16:17:01 | 北京暮らし おでかけ編

昨日の続き。

798芸術区に点在するオブジェの紹介を続けます。

見たところ・・・。

 

 

なんか、叫んでる系が多いんですよね。

 

 

叫ぶ隣りで静かに聞き入ってるヒトもいるけど。

 

 

 

みんなストレスたまってんのかな?

 

 

こちらの皆さんは叫ぶというより口ずさむ系だけど、どうも暗い。

せっかく人数集めたんだから、もう少し楽しそうにしてはどうか。

 

と思ったら。

 

 

 

人数集めて楽しそうなやつもいた。

が、不気味。

 

 

そうか、数が集まるから不気味なんだなと思ったのだけど。

 

 

1人でもやっぱり不気味でした。

っていうか、あなた。 太りすぎです。

 

 

そこのボクも、ぷっくぷくじゃないですか。

 

 

 

せっかくノスタルジックな工場跡地に立っているんだから、もう少しダイエットしては如何か?

 

 

「スリムなヒトもいますよ」

 

 

と、卵だかなんだかわからない顔が教えてくれたので振り向くと。

 

 

・・・スリムすぎるわ。

 

 

船の上のあなたもっ! 船から降りて、ご飯を食べなきゃ、そのうち・・・。

 

 

こんな事になってしまいますよっ!!

 

 

それにしても、次から次へと続く不気味攻撃。

もうちょっとポップで明るいものはないんかいな?と探したら。

 

 

 

色使いだけはポップな2人組がいた。

 

が、あなた方にしろ。

 

 

君らにしろ、普通のポーズは取れんのか?

 

 

あ、こっちは普通か。 いや、違うか? ん? 訳が分からなくなってきました。

 

 

これはもはや人間ではなく、お札。

 

 

こちらに至っては・・・・・石だ。

 

人間はいないのか? ふつうの人間はっ!

 

 

 

 

「ワタクシがおりますが・・・」

 

 

・・・怖いよ。

 

 

え~っと、怖くないヒトを希望します。
怖くない普通のヒトはいないのかな?

 

と、見上げたところには。

 

 

・・・人、ですか?

 

 

人、ですね。

 

 

 

もはやこの場所で、普通の人を探すのはあきらめました。

せめてキュートな癒し系キャラクターでもいればと見てみたら、いました。 いました。

みんなのアイドルがここにも。

 

ただし、一方から見たらアイドルなんだけど、反対側から見たら。

 

 

 

リアルです。

今更愚問だけど、いいのか? こんなことして。 

 

 

よってたかってシュールで不気味なオブジェが乱立する798芸術区。

ぜひとも肝試しスポットに推薦したいと思います。

 

 

とは言えやっぱりアートな空間だけあって、まったりカフェとか可愛い雑貨のお店なども並んでるわけです。

続きはまた今度。


798芸術区は不思議空間

2012-02-13 17:03:03 | 北京暮らし おでかけ編

以前から気になっていた『798芸術区』という所へ行ってきました。ここは、前回の滞在時から話題に上っていた場所なんだけど、アーティスト達が集まる個性的な場所というイメージがあり、芸術理解度ゼロの私にはちょっとハードルが高く寄りつけませんでした。

が、最近のガイドブックにはしっかり掲載されていることだし、いっちょ行ってみますかね。

 

 

『地球の歩き方』に書いてあったバス停で降りたけど、ひとつ前の方が近かったかもしれない。 

というわけで、入り口に向かって陸橋を渡るんだけど。

 

 

なんかこの陸橋、怖いぞ。 コンクリ、ぼろぼろ、すかすかやん。

 

 

入り口に着きました。

この『798芸術区』というのは、“旧ソ連や東ドイツの援助によって1950年代に建設された国営工場を再利用した一大芸術区”なのです。(by『地球の歩き方』)

 

 

ずら~っとアトリエやギャラリーが並んでいるんだけど、これ見てもなんもわからんっちゅ~ねん。

 

 

もちろん地図見てもさっぱりやっちゅ~ねん。

とにかくこれくらいの広い敷地内に、大小さまざまなアートが並んでいるわけです。

 

 

敷地内は細い路地も入り組んでいて、途中自分がどこにいるのかわからなくなるほど。(実際迷った)

歩けばアートにぶちあたる場所、798芸術区。

撮った写真をひたすら載せるだけでもかなりの量になるので、何回かに分けてご紹介します!

 

ぷらぷらと歩いていてよく目につくのが。 

 

こういう壁の落書き。

なんだかお疲れ風。 まあ、そう気を落とすなと肩をぽんぽんしたくなるものもあれば。

 

 

男なら泣くな、また次があるじゃないかと励ましたくなるうような鳥も。

その奥の、のんきなファミリー落書きとの温度差は気にしない。

 

 

壁アート以上に多いのが、突然現れるオブジェの数々。

 

 

・・・狛犬?

 

普段はおとなしく座っているか、せいぜい前足でボールなんぞを握っている程度の狛犬だけど。

 

 

ここでのはじけっぷりは、見るものに勇気と元気を与えてくれる。 

 

 

それにひきかえ、この。

 

 

見るものを不安にさせる危なっかしさときたら。

ポッキンと折れても知らんぞ。

 

  

 

「あらあら、いらっしゃい」とにっこり出迎えてくれる全身蒼白のヒトもいれば。

 

 

近付くと次は私がやられそうな、柔道一直線なヒトもいる。

 

かと思えば、つい見逃してしまいそうな路地の片隅で。

 

 

・・・・・思いだし笑い? 

 

 

 

直立不動の男女ペアもいれば。

 

 

一見スマートなのに、その足で踏まれたらひとたまりもありませんねの女性も並んでいる。

 

 

寒いとは言え、青空も広がるのどかな空間だけど。

 

 

ひとり、猛犬の大群と戦うヒトがいたりする。(とても勝ち目はなさそうだ)

 

ちなみにここには、ヒトや動物だけでなく。 

 

 

汽車もいた。

 

 

ここからなら、ほんとにどこか不思議世界に行けそうです。

さあ、一緒にれっつご~!

 

 

・・・とまあ、ほんの一部をご紹介してきましたが、乱立するアートをただ眺めて写真を撮ってる私とちがい、中国っ子たちは。

 

 

お決まりの、オブジェを見たらはい、ツーショット。

 

 

同じポーズではい、ツーショット。

 

 

こらこら、トラが嫌がっているぞ。

 

 

・・・と、アートを肌で感じて楽しんでいるのでした。

 

 

さてこの芸術区には大きなギャラリーもあり。 

 

おそらくわかる人が見たらわかるであろう、アートの数々。

わからない私が興味をそそられたのは。

 

 

この牛、かじりたい。

 

 

ところで、このギャラリーがどこにあるかと言いますと。

 

 

工場の一室。

そ、その壁に書かれたスローガンはっ!

 

 

 

もうさん、ばんざい。 あなたは心の太陽だ。 称えまくりのスローガンが並びます。

こういうのまで、今の中国ではアートの一部なのかな・・・。

 

とにかく広い“798芸術区”。

不思議なアートはまだまだ続く。


寒さよりもつらいもの

2012-02-12 16:59:22 | 北京暮らし いろいろ

北京に来て3週間。
来たばかりのころに比べたら、ここ数日はぐっと暖かくなりました。

夜は氷点下になるけれど、昼間は2度とか3度まで上がります。
昨日は耳つき帽子をかぶって歩いていたんだけど、途中暑く感じる時も。(というわけで、帽子探しの旅は静かに終了しました)

 

が、しかし。
寒さは緩んでも、一切緩んでくれないものが北京にはあるのです。

それは・・・。

 

 

ザ・乾燥。

 

 

乾燥した中で眠ると、夜中に口と鼻がガビガビに固まって目が覚めるので、加湿器は不可欠です。
濡れマスクをして眠っていても、夜中の間にマスクはすっかり乾いてしまい、朝方は逆に息苦しくなることも。


というわけで一晩中加湿器をつけているおかげか。

 

朝の湿度は46%。(これはかなり高いほう。 30%台がほとんど)

 

が、この時計を加湿器のないリビングに持っていき、しばらく置いておくと。

 

どんどん湿度が下がって、1時間後には29%。

 

 

さらに外出して帰ってきた夜になると。

 

 

?????

 

“LL”って、なに?

 

慌てて説明書を引っぱり出して読みました。

すると。

 

 

「湿度が20%未満の場合、表示できませぬ」

 

 

日中の大半は20%未満。 10%程度という時もざらにあるもんなぁ・・・。 

これだけ乾燥していると何が困るって、それは。

 

 

静電気。

 

 

何を触ってもビリッビリ。 髪の毛ももちろん一気に痛みます。

信じられないのは。

 

 

 

水道の水を触っても静電気がバッチバチなこと。 怖いっちゅ~ねん。
(これはイメージです)

 

 

というわけで、日々痛い思いをしている私なんだけど少しはいいこともあって、洗濯ものは薄手のものなら。

 

 

並べておくだけでパリっと乾いてくれるので、乾燥機はいりません。

(船便に入れた洗濯物干しが届かなくて不便やな・・・と思ってたけど、これでOK)

 

 

私の友達はむしろしっとり乾かしたいから、いったん普通に部屋の中でパリッと乾かした衣類を、再び乾燥機に入れて程よい加減に仕上げるとか。

近々真似してみよう。(乾燥機のプライド、ずたずた)

 

 

ま、そういうわけで加湿器が欠かせないんだけど、家にあるのはマンションが貸してくれた、

 

 

これだけ。

 

この中に水を入れると、しゅんしゅんと水分出てくる仕組みなのだけど、困ったことがひとつ。

北京の水道水はカルシウムやらが色々含まれているので、加湿器に水道水を使うと、次の朝には家具の上にうす~く白い粉がたまります。

 

前回はその白いヤツがパソコンや日本から持ってきた電化製品などに入り込み、同時期に一気につぶれてしまったという聞くも涙の悲しい出来事がありました。

 

 

「加湿器にはタンクの水を使えば問題なし!」

 

 

というのは百も承知なんだけど。

 

飲み水として買っているこの水を、ただただまき散らすための加湿器に入れるなんて、なんか勿体ない・・・。(ケチってる場合じゃない?)

 

 

当面の対策として、一度沸騰したお湯をさましたものを加湿器に入れて使っています。

翌日家具にたまる白い粉も激減したような・・・。

ただこれでは根本的な解決になっていないので、今日。

 

 

家電量販店へ行ってきました。

 

日本の量販店みたいに何でもそろってます。

 

テレビコーナーでは、こちらでも3D体験ができる・・・はずなんだけど、飛び出して見えなかったので、なんかの調子が悪かったんでしょう。

 

 

それにしても、広~いスペースにこれでもかと並ぶ家電。
(と、ここでも必要以上に多い店員)

 

洗濯機がずらりと並んだ光景は圧巻でした。

 

 

さて肝心の加湿器ですが、水道水を直接入れても白い物質はでませんよ!というのがウリの物もあり、ふむふむ、要チェック。

ただ、「永久に交換不要のフィルターを使っています」と言われたのが逆に怖かったりして、今回は購入に至らず。

 

湿度の高い日本が懐かしいな・・・。


買い食いでブチ切れ、バス運転手に脱力するの巻

2012-02-11 12:19:35 | 北京暮らし おでかけ編

さて、昨日の続きです。

 

ランチを食べるべく『後海』を離れ、南鑼鼓巷の方へテクテク。

途中の“鼓楼東大街”通り沿いには、小さなお店が並んでいます。

 

 

猫の絵が目に入ったので何かとみてみたら、雲南省・麗江の火鍋屋さんでした。

調べてみたら瓦猫とは、麗江あたりの屋根の上でよく見かける、瓦で作った猫だとか。

あぁ~、麗江、いつか行きたいな~!

 

 

こちらは、しゃぶしゃぶやさん。

北京でしゃぶしゃぶと言えは「羊肉」なんだけど、のどかな放牧風景が余計に生々しく感じるのは私だけか?

 

 

どこにでもある、パンダグッズのお店。

上の方の中国チックなパンダは良しとして、最下段のパンダなんか、そんな服着ちゃっていいのか?

 

 

こちらは・・・。
店内に入って顔だけ出して、外から写真撮ってもらうのだろうか?

ちなみにその隣にずらりと並んでいるのは、ぱんちゅ。(大きさから判断して大人用か)
その下の、TOKYOという文字も気になる。 東京に売ってるのか? これが?

 

 

これらの店はすべて外から見るだけだったけど、思わず入ってしまった所がありました。

それは。

 

 

ここだ!

中に入ってびっくり。
右見ても左見てもぜ~んぶ、ドラ、ドラ、ドラえもん!

よくわからないけど、どうも本物とニセモノが混在しているような感じ。
思わず買ってしまいそうになる可愛いドラグッズもあるんだけど、よくわからなかったのは。

 

 

漫画『ONE PIECE』と『ドラえもん』、いつの間にコラボしてたんですかとびびったパスケース。 

『ONE PIECE』という文字の下に、ONE PIECEの衣装を着たドラえもんがいました。
今、日本ではこういうことになってるのかな? 

 

 

 

あと、もう一個不思議だったのは、ドラえもんが出したと思われる封筒がプリントされたポーチ。
差出人の所をよく見ると。

 

横浜市中区山下町2番

ドラえもん

 

 

・・・ドラえもんは、山下公園に住んでいたらしい。

 

 

ドラえもんと言えば、先日の日記でご紹介したこちらのお店。

 

 

Dora shop。

中を見てみたら、先ほどのお店とほぼ同じような感じでした。
テレビでも(かなり昔の)ドラえもんアニメが放送されているし、こちらでは確固たる地位を築いているようです。

 

 

さて、いよいよランチタイムです。

前回お休みで行けなかった『鈴木食堂』。
(その時の悲しいお話は→ こちら

 

今日はオープンしてるようだけど・・・。

 

 

なんと。

 

 

平日にもかかわらず。

 

 

激混みでした。

 

 

店の前で中国人の若い男女が6~7人集まってるな~とは思ったんだけど、店に入ってみると、名前と携帯を書いて順番待ちをしてくださいとのこと。
すでに私の前に4組。しかもそのうち1組は店の前で見た6~7人団体さん。

 

 

・・・というわけで、諦めました。

どうやらハンバーグとか、カレーとか、丼もんとかごく普通の日本の家庭料理が中国人にも大人気みたい。 

食べられなかったのはがっかりだけど、日本人の食堂がこれだけ繁盛しているのはとっても嬉しいことです。

 

 

が、喜んでばかりもいられない。

またまたランチジプシーになってしまいました。

 

ここ、南鑼鼓巷で人気の食べ物と言えば。

 

 

こちらのお店。

いつも行列ができてるんだけど、なんのお店かというと。

 

 

 

ヨーグルト屋さん!

 

まだ食べたことはないけど、ちらっと歩いてる子が持ってるヨーグルトを見てみたら、小豆が入っていた。

ヨーグルトと小豆か・・・。(無理やな)

他にも種類があるみたいなので、もう少し暖かくなったら食べてみよう。

 

 

 

こちらは・・・。覗いてみたら、手羽先を焼いてたけど、なんで文字が全部さかさまなんかな?

 

 

で、結局私が何を食べたかというと。

 

 

たこ焼きだ!

 

前回紹介しためっちゃ高い“大阪たこ焼き”ではなく、3個5元(60円くらい)の“北海道たこ焼き”。

1皿ちょうだいというと、完全に作り置きと思われる冷めたやつを渡された。
(私は目の前で焼いてるそれが欲しかった)

 

 

見た目は、たこ焼きですね。

では、いただきます。

 

 

・・・・・。

 

 

まずっ!!!!!

 

 

タコが入っていないのは想定内なので良しとして(いや、良くないけど)、

タコ以外も一切入っていなかった。

つまり、粉を焼いただけ。

しかも。

 

 

・・・なんで甘いねん。

 

 

この味は何と表現してよいのか、たこ焼き粉:ホットケーキミックス=2:1で混ぜ合わせてゆる~く焼いた感じとでもいうべきか、はたまた、よく屋台とかで売ってるアメリカンドックの外側の甘い衣の部分をやわらか~く焼いた感じというべきか。

 

とにかく頼むからそれにたこ焼きと名をつけるのはやめてくれと、泣いて懇願したくなる味やった。

 

 

 

こっちの綿菓子屋さんの方がよっぽど美味しそう。
(ものすごく綺麗な丸に仕上がってるなあ)

 

ま、そんなこんなで、ランチが食べられないどころか、単なる甘い丸い粉もんを3個食べるはめになってしまい、ランチの神様に見放された感のある私だ。

残念な丸い粉もんのせいで、地下鉄の駅まで歩く気力もすっかり失せたので。

 

 

バス停で適当に近くまで行く路線を探して、それに乗って帰ることに。

さあ、あとは家に向かうだけだとほっとした私に最後の衝撃が。

 

 

乗り込んだバスの運転手。

女性だったんだけど、彼女の後頭部には。

 

 

・・・・・ペンがささってた。
(要するに、かんざし代わりですね)

 

北京のお散歩は最後の最後まで気が抜けない。


氷の上に、その答えはありました

2012-02-10 17:15:14 | 北京暮らし おでかけ編

昨日の続きです。

凍った池での水泳に度胆を抜かれた私は、気を落ち着かせるためにひとつ大きな深呼吸をして再び歩き始めました。

 

寒中水泳やら寒中フィッシングやらに目を奪われがちですが。

 

 

ちゃんと、名所旧跡があるんですよ。

まあ、今回は寒いので素通りですが。

 

テクテク歩いていると。 

 

 

“床屋さん”の看板が。

 

え~っと、床屋さんはどこかな? どこかな?

 

 

 

ここです。椅子が乗っかってる場所がそうです。

冬場だからお客さんもゼロ。

北京では時々、こんな風に路上でカットしている光景を目にするけど、さすがにこの寒さで丸坊主にされたら風邪ひくもんね。

 

 

ところで、『九門小吃』という名前を聞いたことがありますか?

再開発のあおりを受けて立ち退きを迫られた、かつて“前門”にあった北京の小吃店がここに集結したとか。

 

 

ちゃんと案内板があるので大丈夫。

 

なんだけど。

 

 

店まで遠いわ!!

 

今日は別のお店でランチをする予定だったので、この寒さの中、単に様子を見に行って同じ道を戻ってくる体力と気力は私にはありません。

というわけで、このレポはまた今度の宿題。

 

 

さて、後海の周りには、こじゃれたカフェとかバーが並ぶんだけど、こういうのって夜になってから息を吹き返すんかな?

昼間は仮死状態のようです。

 

 

周辺の看板を見ると、夏になったら何やら素敵なウォータースポーツも楽しめるらしい。
ほんまか?

 

ぐるりと後海を一周して次の目的地へ・・・と思っていたけど、店はしまってるし、人は少ないし、なんだかつまらんな。

 

・・・と思ったら。

 

 

カモがいた。
しかもやたら多い。 

 

 

 

更にそのうちの一羽ときたら、氷の端っこを何やら必死でもぐもぐしておる。
知覚過敏の私としては、実にぞわぞわする光景だ。

 

 

いきなり現れたこのカモスポット。

中国人数人が、ただただじっとカモを見ている。 そして私もその隣に並んでただただじっとカモを見る。

 

 

一体なんやねん?と思ったら。

 

 

 

『野鴨島』!?

 

 

 

まさか、これのこと?

 

 

野鴨島はともかくとして。

 

 

氷が溶けたらこんな素敵な屋形船風のものも出るみたい。

季節を改めてお伺いしたほうがよさそうです。

 

 

さて、再び歩き出そうかなと思ったその時、近くにいたおっちゃんがいきなり。

 

 

「ほ~い! ほ~い!」

 

と叫びだした。
それも尋常ではない声の大きさだ。

 

何事デスカ?

 

と思ったら、対岸から。

 

 

「ほ~い!ほ~い!」

 

 

お返事が返ってきました。 

なんの合図か、なんの挨拶かさっぱりわからんが、おっちゃんは歩きながら「ほ~い!ほ~い!」と叫び続け、対岸からも「ほ~い!ほ~い!」と声が返ってきて、そのやり取りが何度も続き、もはややめるタイミングを見失ってしまったのではないか。

 

ほ~いほ~いのやり取りは全く意味不明だし。

 

 

柳の一部はどういうわけか結ばれてるし、わけわからん。

 

 

と、その時!

 

 

おばちゃんと、ピンクと白の物体が、氷の上をずんずん進んでいった。
ますます訳がわからんではないか。

 

 

イチゴミルクみたいなモコモコは、犬だった。(勝手に染めるな)

買い物帰りを思われるおばちゃんは、遠回りするかわりに池をショートカットしたかったらしく、慣れた調子であっという間に遠ざかっていったのでした。

 

 

以前、『凍ったところに中国人あり』と書きましたが、訂正します。

 

凍ったところに中国人。

と、犬あり。

 

そして。

 

 

私あり。

 

ぐるっと一周するのが面倒くさくって。

 

 

ショートカットしました。

 

 

ま、もちろん思いっきり禁止されてるんだけど、今回だけは目をつぶっていただきましょう。

 

 

ちなみに、氷上の人になるにはまず。

 

 

この柵を乗り越えねばなりません。

先ほどのおばちゃんは、荷物を放り投げて、次に犬を抱っこして氷の上に乗せ、最後に自分が柵を乗り越えてました。 その手際の良さといったら・・・。(犬も慣れた風だった)

 

そんなハードルを越えたその先には。

 

 

それはそれは楽しい世界が待っていた!

 

今日は靴のせいか、全然滑らないし、一歩進むごとにむくむく盛り上がってくるこのワクワク感はなんぞや??

めっちゃ楽しい~!とぶつぶつつぶやきながら。

 

 

釣りをしている人に、じわじわと近寄ってみました。

 

 

 

一人で何本もの竿を駆使するとは、かなりのベテランか。

 

・・・と思ったら、周りはそんな人たちばっかりだった。

 

 

 

ひとりひとり、釣りの様子を覗いているうちに、あることに気づきました。

私の見た限り、誰一人。

 

 

魚を入れる魚籠を持っていなかった・・・。

 

 

釣った魚、どうすんねん?

 

思うに、きっとこの方たちは魚を釣ってどうこうするのが目的ではなく、釣るという行為を楽しんでいるのではないかと。

 

偶然にも以前から抱えていた『釣った魚はどうするのか?』という大きな社会問題の答えを見つけてしまいました。 

ま、そんなこんなで楽しい氷上散歩もおしまい。

 

 

後海と前海がつながる橋へと向かいます。

 

 

冬ならではの後海さんぽを終えて、次に向かうは前回お休みだった『鈴木食堂』のある胡同へ。

果たして私は鈴木食堂でランチを食べることができたのでしょうか?

 

続きはまた今度。 


ほんとにいた! 凍った『後海』で見たものは・・・?

2012-02-09 16:45:00 | 北京暮らし おでかけ編

今日は『後海』からその周辺をうろうろ散歩してきました。(寒いっちゅ~ねん)

長くなりそうなので、何回かに分けてご紹介します。

地下鉄『鼓楼大街』で下車した私は。

こんな感じで胡同(昔ながらの古い路地)をカクカク通って、後海へ向かうことにしました。

 

大通りから胡同に入ると。

 

ちかく~かん??

 

どうやら、地下のスペースを貸し出してくれるらしい。

 

 

『個人パーキング』って、あんた・・・。
路上やん。

 

 

おっ!? あの黄色い看板は!

 

 

ガイドブックにもよく掲載されている『竹園ホテル』。
レトロな四合院ホテルで、欧米人にも人気だとか。

 

この辺りの家を見ていると、ごくごく普通に。

 

 

おめでたい飾りが貼ってあって、あぁ、中国にいるんやな~としみじみ。

 

それにしても、胡同、道がややこしいっ!

地図を見ながら歩くんだけど。

 

 

これは、なんかの目印か?
(椅子の右上にはなぜか鏡が)

 

 

ここはどこかと犬に聞いても知らんという。

 

・・・が、しばらく行くと。

 

 

おっ! 向こうに見えるのは後海では??

 

 

果たしてそうでした! わ~いわ~い!

 

・・・って、ここでも皆さん、釣りの真っ最中。

 

 

このおっちゃんは、一人離れたところでぽつん・・・。 寂しくないのか?

 

 

かじかむ手を息で温めて・・・って、そりゃかじかむわ!

 

さて、この辺りは貸し自転車に乗ってサイクリングというのも楽しみのひとつ。

 

 

なんだか偉そうやな。

 

 

ただ、さすがにこの寒さなので。

 

貸し自転車屋も閉まってる。

 

・・・と思ったら。

 

 

ごきげんな2人がいた。 氷点下だぞっ!

 

 

これは・・・何かな? 『望海楼』?

 

 

少し離れたところから見るとこんな建物。

ホテルかな? レストランかな? ま、どっちでもいいかな?

 

 

・・・と、こんな感じでのんびりした風景を楽しんでいたその時。

前方からジャンカジャンカやかましいミュージックが!

 

 

自転車のに~ちゃんでした。
自転車の前方部分にラジカセのようなものをつけて、大音量でかっ飛ばしとった。

 

 

さて、さらにテクテク歩いていくと。

 

 

これは! 中国人の憩いの場、ザ・公園ではないですか!

北京では運動器具を置いている公園というか広場をよく見かけます。

 

 

体を動かす場ということで、めちゃめちゃキレのいい体操をしているのは理解できる。

・・・が。

 

 

なんで、そろばん?

 

『10本の指を動かすことで血液の循環を良くし、経路を通し、もれなく頭もよくなるよ!』だとか。

せっかくですが、この寒空の下でのそろばんはお断りします。

 

 

で、こちらは何の集まりかというと。

 

 

トランプしてた。

 

みんな、寒くないんかっ!!!

 

「いやいや、このままでは私は帰れないよ」風の熱い戦いが繰り広げられていたので、寒さなんかどうでもいいいのかもしれない。

 

 

お年寄り同士が健康器具で体を動かしていたり。

 

 

 

白熱した卓球の試合が行われていたりと、なんか楽しそうやな。

 

・・・と、ほのぼのしたその時。

私の目の前に現れたのは、なんと・・・。

 

 

 

水着姿のおっちゃんとおばちゃん。

 

 

まさかの寒中水泳。 しかも。

 

 

凍った池(の一部溶けた部分)で。

 

寒中水泳をする人がいると聞いたことはあったけど、ほんとにこの目で見ることができるとは・・・。

ちょうど池から上がってきたばかりのおっちゃん、おばちゃんの体は真っ赤っ赤。
すぐに服を着るわけでもなく、優雅にタオルで体を念入りにふいていたけど。

 

 

・・・全くわけがわからないまま、続きはまた今度。


毎日どんなの食べてるの?

2012-02-08 11:58:58 | 北京暮らし もぐもぐ編 いろいろ

旧暦1月15日が過ぎた昨日、ウソみたいに今までの花火、爆竹が姿を消しました。
最初こそ、おぉ~!と興奮したけど、だんだんその音や光に慣れて「もうええから、静かにしてくれぃ」とまで思うようになった花火。それが使用期限が過ぎた昨日からは一切音なし。

この切り替え、ある意味すごいな。

 

 

さて。

人間、生きていくには食べなければなりません。

昨日もちらっと書きましたが、12月末に日本から出した船便はどうやら2月末になってようやく届くとのこと。
船便の到着がまだまだ先ということで(←イイワケ)、どうしても外食率が多くなってしまいます。

中華のお店は言うまでもないけど、日本食やオシャレなレストランも増えた北京。 やっちゃんと一緒の時はついふらりと立ち寄ってしまいます。

 

たとえば春節の時は・・・。

 

この期間は休んでいるお店が多いので、営業中というだけで喜んで入ってしまいました。

前回滞在時にも1度だけ行ったことのある『沈記[青見]湯』。もともとは上海のお店らしいのだけど、北京でも大人気。

このお店の売りはスープ。確か前回は色んなスープコーナーを見てから選ばせてもらったような気がするんだけど。

 

 

・・・スープコーナー、ないがな。 というか、お客さん、ほとんどおらんがな。

春節だからかな?

とりあえずメニューにあるのを注文したけど、しばらくして店員が戻ってきたかと思ったら

 

「このスープ、今日はありません」

 

先に言うてよ。

 

とりあえず。

 

 

まあ、ハズレがない『回鍋肉(ホイコーロー)』。 味はgood! でも辛い!

横に添えてあるのは、北京ダックを包むようなもの。 これで包んでようやく辛さがマシになりました。

 

 

 

普通の2種類の野菜。 体にやさしそ~。(やさしすぎる感、あり)

 

そしていよいよ、この店の売り。

 

スープだ!

この壺がかわいい。

 

中には鶏肉とか、体にいい漢方系とか色々入っているけど。

 

 

レストランのスタッフが入れてくれるのはスープのみ。

中に入っている具は既に出涸らしなので食べず、そのエキスが存分にしみこんだスープだけを飲めということ。

 

・・・だけど、やっちゃん。 どうも固形が食べたいらしく、自分で勝手に壺を開けてお肉やら具やらを取ろうとするんだけど、スタッフは鋭い目つきでそれを見逃さず、すたすたと歩み寄ってきて、「私がやりますから!」とばかりに液体だけよそってくれた。

 

具は食べたらあかんらしい。

 

 

いっぽう、家の近所には日本食屋さんも多くて、焼き鳥とか焼肉とかリーズナブルにいただけます。

ある日の午後、『GEBA GEBA』というお店に行きました。

かなり前から北京でお店を展開されている方のお店とのことですが。

 

おしぼり、水分過剰やった。

もう一絞りできそうな、ぽたぽた感。

 

・・・でも。 
他のお店で仮におしぼりが出たとしても、ものすご~く強烈で人工的な香りがついてる物が出てくることを思えば、良しとするべきなのかな。
(なぜか北京のウェットティッシュは濃厚な香りだ)

 

さて、店内はちょっとレトロな日本風、カウンターの向こうでは日本人料理人さんが作業する姿が見えてなかなかいい感じ・・・。

お昼だったので、定食を注文してみました。

待つこと20分。 遅いな。 でも、私たちより後に入った人もまだ待ってるしな・・・と思っていたら。

 

「すみません、注文が漏れていました」

 

 

・・・日本料理店でもこの展開!?(中国料理店では慣れた)

 

で、店に入って30分後くらいにようやく来ました。

 

 

やっちゃんの注文した定食。 おでんもお魚も美味しかったそうです。

 

で、こちらは。

 

私の注文した鯖寿司&お蕎麦。

鯖寿司は身も厚く、満足感たっぷり。

・・・なんだけど、分厚い鯖のその2倍、酢飯がもれなくついてくるのはお腹いっぱいになってしまうぞ。
(このお店はボリュームたっぷりとは聞いていました)

ところで、鯖寿司の美味しさとひきかえ、このお蕎麦ときたら・・・。
むしろ、鯖寿司単品の方が満足感が高かった。

 

さて、注文が漏れて残念だった私たち。
普通のお店だったら、「あら、よくあることね」みたいな感じで普通に追い出されるのだけど、さすがにここは長年北京でやっておられる方のお店。

 

「お待たせしてしまって・・・」

 

と、サービス。
コーヒーはもちろん、デザートもめっちゃ美味しかった!

清算を済ませて店を出る時も、日本人料理人がわざわざ「お待たせしてしまい・・・」と見送ってくださいました。

こういうきめ細かさは、なかなか中華系のお店には浸透しないんだろうな。

 

とまあ、2人の休日はこんな感じなのですが、一番困るのが平日の晩御飯。

 


船便が届かないということは、ご飯を作るための調理器具やあれやこれやが届かないということです。

今のマンションはサービスアパートメントなので、もともとある程度の食器や調理器具は備えてあるんだけど、欧米系のマンションなのでどれも欧米人向けというか、デカくて重くて使いにくくて、しかもご飯を炊く気にもならない鍋ばかり。(←イイワケ ふたたび)


毎日外食というわけにもいかないので、この日は。

 

日本でもおなじみ、Coco壱番屋だ~! 

 

テイクアウトできるかと聞くとOKとのこと。(外食とどう違うねんという素朴な疑問は、この際却下)

できるまでぼ~っと待ってます。

 

 

お店は、ウェスティンホテルが入る建物の地下1階。 
日本人が多く住む地域、日本人ビジネスマンも多いとあって、一人でもふらりと立ち寄れるカウンターあり。

 

今回は、ご飯も普通盛り、カレーの辛さも量も普通で様子を見てみました。

 

こんな感じ。

でも、普通盛りでご飯300gって多くない?

 

なので、一部冷凍して。

 

 

後日、お茶漬けにしました。

お茶漬け海苔は手荷物で持ってきたものだけど、やっぱりお茶碗で食べたいな・・・。

 

 

・・・とまあ、晩御飯も結構荒れがちな我が家ですが、ひとりランチは更にてきと~。 

 

昼時に家にいるときは。

 

冷凍のワンタン!

 

このメーカーは以前もよく水餃子をランチ代わりに食べていました。

ワンタンは初めてだけど、どうかな?

 

 

スープからは干しえびの香ばしいかおりがぷんぷん! 海老もぷりっぷり。

ちょっとしょっぱかったけど、冷凍でこのレベルなら、私の中では十分OKです。
勝手に麺をゆでて加えてもいいかも。

 

たまには買い食いも。

 

デパ地下で日本でも時々見る「もちクリーム」のお店で

 

買い食いしようと思ったけど、買いたてはカッチカチに凍ってた。
氷点下の北京でこれは拷問ですよっ!!!

 

(家に帰って食べたら、日本で食べる味と変わりなし。 美味しかったです)

 

 

 

買い食いと言えば、こちらでもちょこちょこ見かけるセブンイレブンで。

 

 

お茶とおにぎり。

お茶は英語表記だと『Oi Ocha』となって、頑固父さんが「母さん、おい、お茶!」風のちょっと昔の日本を想像してしまうけど、味は至って今の日本のお~い、お茶。

おにぎりはというと、ちょうどその店にはこのシーチキンマヨネーズと、こってりチキンおにぎりと、韓国風の何やらわからないお肉系のおにぎり、そしてその他何やらわからないお肉系のおにぎりしかなかったので、仕方なくこれを買って帰りました。(お肉ばっかりかっ!)

 

ちなみにこのセブンイレブンでもおでんを売っていて、お客さんは

 

買ってその場で立ち食いしていた。

 

・・・セブンのおでんって、そういう物やったっけ?

 

それでは最後に、先日のひとりランチを。 

 

『杭州小籠包』

 

こういう道端の杭州小籠包はうまい! とどこかで読んだので、入ってみたんだけど。

 

 

 

 

これが・・・入り口だよね?

そ~っと開けようとしたら、後ろにいたにーちゃんが扉を開けてくれて、さらに私に向かってにっこり。

何と北京にほほえみ王子が!

 

  

・・・と思ったら、この店の店員のにーちゃんやった。

初めての、そして超ローカルなお店でこの優しい対応。 一気に好感度アップ!

 

 

この店の看板にもなっている『小籠包』を注文すると。

 

 

外で蒸しているほっかほかの小籠包を持ってきてくれます。

 

おぉ~! ほっかほか!

水餃子のようなもちもちの皮。

 

 

中はじゅ~すぃ~なひき肉。 これ全部で5元(70円くらい)。

 

「小籠包は小さいよ。 スープも一緒にどう?」

 

と聞かれたので、どんなスープがあるかと聞き、その中でワンタンスープをお願いすると。

 

ほっかほか! これ、2.5元(30円くらい)。

ちょっとしょっぱかったけど、トータル100円くらいでこの美味しさ。
おっちゃん、に~ちゃんを中心に、地元の女の子も1人で入ってくるこのお店。
繁盛してるのがわかるな~。

 

ただ。

 

 

衛生状態に関しては???なので、通う頻度は考えた方がいいのかな。

 

それでもやっぱり、地元の人で賑わうこういうディープ中華はハズレがないのでした。


帽子を買いに服飾市場へ行こう!

2012-02-07 17:09:01 | 北京暮らし おでかけ編

昨日は『元宵節』(旧暦の1月15日)。

この日は家族円満の願いをこめて“湯圓”を食べる風習があります。

ん? 湯圓(たんゆえん)って何??

 

こんなの。 白くてつるつるで、実に可愛らしきものなのです。

 

私は手抜きで。

 

冷凍のものを買ってきたけど。

 

 

黒ゴマ餡が甘すぎず、つるんと食べてしまいました。 うまうま~!

 

それにしても昨日、今日と風が強くて、歩いてたら吹っ飛ばされそう、体感温度もぐぐっと低くなりますが、相変わらずテクテクあちこち出歩いています。

さて氷点下の北京で、必需品は帽子!
うっかり忘れると、後頭部が凍ります。

手荷物で3つほど持ってきているのだけど、帽子好きとしてはもっと暖かいものが欲しいところ。
船便にもいくつか入っているけど、どうやら船便到着は2月末とか。(勘弁してくれ・・・)

 

というわけで、帽子探しの旅にでかけました。
向かうは前回の滞在時もちょこちょこ通った服飾市場。

 

 

まずはこちら。 『雅秀服飾市場』。

以前はここに来るたびに「SK-2、えすけ~つぅ~」とぼそぼそつぶやきながら、そっと紙袋に入ったお化粧品を見せる怪しい人によくつかまったけど、この日は全くいなかった。
春節中やったからか?
・・・そもそも、そんな怪しいお化粧品、誰が買うんだ?

 

 

 

さて、この市場には普通の服からチャイナ服までずらりとお店が並びます。

 

違う階では中国小物とか。

 

 

パールを使ったアクセサリーも。
(でも、パールに関しては他の市場の方が圧倒的に店数も多いので、そちらに行った方がいいかな?)

 

そして。

 

このへんになってくると、よくわからない。

 

 

最上階はフードコートになっているので。

 

 

いつか、ここで食べてみよう。

 

さて、地下へ降りていくと。

 

 

靴とバッグのお店がずらり。

ま、この階だけに限ったことじゃないけど。

 

 

みんなやる気なし。 客が通り過ぎても無視。
商品を見ていたらようやく重い腰を上げて。

「気に入ったん、あるん?」

とけだるそうに聞いてきた。

あまりの気だるさに、買う気も失せた。

 

 

ところで、ほとんどの靴屋に並んでいたのが、これデス。

 

 

UGGの・・・UGGの?・・・ブーツ。

どうりで、街中でUGGを履いてる子が多かったわけですわ。

 

 

ブーツ自体は暖かそうなので、すぐに靴が汚れちゃう北京においてワンシーズン履きつぶしにはもってこいなんだけど、むしろそのUGGのタグを取り外してくれと言いたい。

 

で、肝心の帽子は見つからず。
というか、『地下 帽子売り場』と案内があるくせに、たったの2店舗しかなかった。

 

そんなわけで、引き続き帽子探しの旅、次に向かったのは。

 

『佳億市場』

 

 

 

ここはほとんどが服飾関係。 ずらりと長~い通路沿いに、小さな店舗が並んでいます。

帽子屋さんもちょこちょこあったんだけど、どうしてもこちらの言い値まで下がらなかったので今回は却下。

 

ちなみにこちらの皆さんの勤務態度もなかなかで。

 

 

テレビドラマ、鑑賞中。 (みんな、真剣・・・)

 

そしてお昼時だったので。

 

 

みんなでランチ。

っていうか、思いっきり鍋囲んでるがな。 (これがまた、めっちゃいいにおいで・・・)

 

そんなこんなで私の帽子探しの旅はまだまだ続くのでした。(船便の到着の方が早かったりして)


自由すぎるぞ! 凍った川で遊ぶ人々

2012-02-06 15:56:27 | 北京暮らし 中国のひとびと

先日は、以前住んでいたあたりを散歩してみました。

まず目に留まったのはこの建物。

 

これは、以前住んでいたマンションのすぐ隣にある建物。

実は私が住み始めた2003年以前から工事が始まっては止まり、また少し動き出しては止まり・・・と、もはやこのまま完成しないのではないかと思われた、永遠の工事現場、北京のサグラダファミリア。

 

当時はショッピングモールができるのではないかとの噂もあったけど、どうやら。

 

 

フォーシーズンズができるらしい。

 

10年近くもの間雨ざらしにされた配管とか、大丈夫なんやろか?
建築再開に伴って交換していると思いたい。

 

このそばには川が流れていて。

 

 

川辺はお散歩コースにぴったり。

(なのは、凍っている今だけか? 綺麗な川じゃないので、場所によってはもれなくなかなかのニオイがついてきます)

 

 

川に落ちたりしないよう、ちゃんと注意書きがあるのだけど。

 

 

地球に紛れ込んだ宇宙人のような警官がとても怖い。

 

さて、この日もバリバリ氷点下だったけど。

 

 

お天気もよく。

 

 

凍った川は光を反射してぴっかぴか。

 

 

そうそう、以前の日記であの赤いのはなんじゃ?と書きましたが、近くまで来て見てみたけど、結局よくわからなかった。

氷が溶けたら正体がわかるんかな?

 

 

さて、このとても綺麗とは言えない川で、まさかの。

 

 

 

 

釣り人。

 

 

 

氷に穴をあけて、釣り糸をたらり。

 

・・・て、ワカサギ釣りかっ。

 

 

もちろん、『釣り禁止』の看板はすぐそばにたっている。

 

 

こちらのおっちゃんは。

 

 

自分の釣竿をガンガン氷に突き刺してから、そっと砕けた氷を網ですくって釣りの穴を開けてたけど、
その振動で氷がボコッと割れてもしらんぞ。

 

それにしても、このきちゃない川で魚は釣れるんやろうか?

仮に釣れたとして、その魚、どうするんやろ?
まさか、まさか・・・  食べるんじゃないやろな??

 

 

そんな釣りを楽しむおっちゃんから少し離れたところでは。

 

 

氷上ボーリングに夢中の若者達。
なんかに向かって、氷の塊を投げては遊んでいた。

 

ふっ・・・。若いな・・・。

 

 

が、この日一番のごきげんさんは、彼をおいて他にいないと思う。

 

 

 

?????

 

 

!!!!!

 

自前のそり(なのか?)に座って、す~いす~いと滑っていくにーちゃんがっ!  自由すぎるぞ。

ストックのようなものでこいで、かなりのスピードを出しているけど。

 

 

どんどんどんどん遠ざかって行って、お~い、橋にぶつかるぞ~!

と思ったら。

 

 

 

しれっとUターンして戻ってきた。

 

 

尋常ではないモミアゲを持つにーちゃんだったのでガイコクジンに見えなくもなかったが、それはこの際どうでもいいとして、その後にーちゃんは反対側へと向かってどんどんどんどん滑って行ったのでした。

 

何をするわけでもなく、時々氷上の物体を転がして楽しんではまた滑っていき、そのうち姿が見えなくなったにーちゃん。

 

そんなにーちゃんの様子を動画でどうぞ。

 

 お~い、戻ってこ~い!

 

 

これだけ楽しそうな光景を目にし、さらに。

 

 

下りなさいと言わんばかりの階段があると、さすがに。

 

 

私も氷上の人に。

これがまた靴のせいかもしらんけど、つるっつるで滑りやすい!

なので、氷上散歩はちょっと歩いて静かに終了。

 

 

なんとも平和な北京なのでした。 


ビビンバに文句たれる中国人ファミリーのおはなし

2012-02-05 17:44:54 | 北京暮らし 中国のひとびと

日曜日なので、サクッと軽めの更新で。(写真少な目、文字多めです)

 

先日、ご飯を食べていた時に出会った中国人ファミリーの話を少々。

 

この日は遅めのひとりランチでした。 かなり歩いた後だったので、どこかで軽く食べて帰ろうと地下鉄に隣接したショッピングモール内をうろうろしていたら、気軽に入れそうな石焼ビビンバ屋さんを発見。

 

 

この店名って、北京でよく見る韓国焼肉のお店では?

 

ならば石焼ビビンバも美味しかろうと期待して入ったのだけど、まず店員の態度にノックアウト。

応対した女店員は、笑ったら損とばかりに無愛想な昔ながらの(?)中国店員。 ビビンバと飲み物スモールサイズを注文したら、

 

「スモールはない。 飲みもん欲しけりゃセットにしろ」

 

とぬかしおる。

疲れてたしどうでもいいです。 セットでいいからお願いしますよ。

 

すぐにセットが来ました。

 

ところで、私と同じタイミングで店に入ってきたのが、隣の席の5人ファミリー。

見たところ、父、母(恐妻風)、小1くらいのボンボン、他男女各1名という親戚一同という感じ。

その接客にあたった男店員がまた残念君で・・・。

 




歩き方からして、オランウータンばりの前かがみ、ダルダルの両手、やる気のかけらも感じられず、何度注文を聞いても

男店員 「え~っと、ビビンバが3つで、ジュースが・・・」

客(恐妻) 「ちゃうがなっ! セットが3つや! それにドリンク追加でうんぬんかんぬん・・・」

男店員「あ、セットが3つだから、合計金額は・・・〇〇元?」

客(恐妻)「はぁ? だから~。セットが3つで、うんぬんかんぬん・・・。計算したら〇〇元やろ?」

 

 

みたいなやり取りが続き、同じタイミングで入ってきた私はもう食べ始めているというのに、残念な男店員と恐妻はまだセットがどうのこうのでもめている。

そして恐妻の息子、つまりワガママなボンは「ぼくのマンゴージュースまだ~?」とわめきおる。

ボンよ、残念ながらマンゴージュースが出てくるのはまだまだ先だ。

 

 

こんなやり取りを横目で見ながら

愛想が最悪でも担当してくれたのが女店員でよかった

・・・と、ひそかに思いました。

 

で、肝心の味ですが、石焼ビビンバはまあ、普通。(というか、正直普通以下)

 

セットでついてきたポテトサラダは。

 

一見ポテトサラダのふりしてるけど、実はバニラアイスやろ?と突っ込みたくなるような甘さだった。

 

更に。

 

スープ、ぬるいっちゅ~ねん。

 

が、辛いビビンバにはそれが意外とちょうど良かったのでそのまますすっていたら、例の隣の席の恐妻が。

 

「このスープ、めっちゃぬるいやんっ!!」

 

とわめいた。

 

そうかそうか、私のスープだけじゃなかったんやな・・・と安心してこちらはすすり続けたんだけど、恐妻は納得いかないらしく「熱いスープに変えろ!」と文句をたれ、結局あつあつ、ほかほかのスープをゲットしていた。

よかったな、恐妻。

 

 

・・・と思ったら、今度は恐妻、自分のビビンバを食べながら旦那に向かって一言。

 

「なあ。 私のビビンバ、牛肉めっちゃ少なくない?」

 

よくわからんが、自分の頼んだビビンバの牛肉の割合に納得がいかないらしい。

で、次に恐妻が取った行動はというと。

 

 

女店員を呼んで文句垂れてた。

 

「ちょっとこのビビンバ、メニューの写真より牛肉少ないねん。 足してくれる?」

 

 

・・・っていうか、恐妻。
あんたもう既に食べかけてるやん。
食べかけのビビンバ出して牛肉少ないって、そりゃ無茶ブリもいいとこちゃうん?

 

 

と思ったけど、意外や意外、店員は超無愛想な態度で牛肉を足してきたのでした。
言えば何とかなるんか??

 

その間、例のマンゴーボンボンは何をしていたかというと、ろくにご飯も食べずに石焼ビビンバの熱~い石鍋部分にプラスチックでできた箸袋を押し付けて、「溶けてる!溶けてる!」と喜んどった。 

異臭がするがな。 やめてくれ。

 

そして、例の残念な男店員はというと、口の中いっぱいに何かをもぐもぐしながら、ダラダラうろうろしておった。 

 

 

・・・二度と来ないな、この店。

 

で、ショッピングモールを出ようとしたら。

 

 

自動回転ドアなのに、手押しじゃないと動かなかった。

「手で押さないでください」という注意書きは「手で押してください」に書きかえた方が良さそうだ。

 

 

以上、イケてないビルのイケてないビビンバ店でのお話でした。

 

 

おまけ。

春節の時に凄かった花火も、使用が許されるのは元旦から数えて15日目の明日まで。

そのせいか昨晩は再びマンションの目の前でどか~んと花火が上がりました。

 

ズーム一切なし、目の前でこの状況。

様子を見にマンションの外に出てみると、どうやら同じマンションに住む欧米人が30人ほど集まって、みんなで盛り上がっていたようでした。

花火使用期限に向けて、今夜もあちこちで花火が上がりそうです。

 


南鑼鼓巷、目指すは食堂!

2012-02-04 13:12:01 | 北京暮らし おでかけ編

昨日の続きです。

帽児胡同から『南鑼鼓巷』というストリートに出ると。

 

中央戯劇学院。 コン・リーやチャン・ツィイーを輩出した学校です。

 

通りをはさんで反対側には。

 

たこやき?

 

どうやらたこ焼きが人気みたいで。

 

 

こちらなんか、北海道たこ焼き。

少し前の映画をきっかけに中国では北海道ブームが起こったらしいんだけど、だからと言って北海道とたこ焼きをくっつけるのは安易すぎないか?

 

ちなみに最初の店では3個15元(180円くらい)。 高いぞっ!

 

他にも、いつも行列ができているヨーグルトやさんとか。

 

 

ビアードパパのシュークリーム。

なんで『の』だけ平仮名なんかがようわからん。

 

さてこの南鑼鼓巷、雑貨好きなら飽きずにぶらぶらできる場所でもあって。

 

単なる地球儀かな・・・と思ったら、実はジグゾーパズルのお店。

 

伝統的な切り絵のお店。

 

よく見かけたのがマッチのお店。

小さいマッチの上にレトロな絵とか、風景画とか、いいのかそれは?のドラえもんとか、挙句はスティーブ・ジョブズ氏の写真つきマッチまで、いやいや、えらいこっちゃ。

 

 

明日、今頃、どないやねんと、一体何の店かもわからない所もあれば。

 

 

3本の木があることからつけられたレトロなカフェ 『三[木果]樹』。

 

レトロと言えば。

 

『本土意識』。 すごいネーミングやな。

 

ちょっと前の中国をモチーフにした雑貨がずらり。
こういうのが受けるんやろか?

 

・・・と、どちらかというと素敵系のお店を並べてみましたが、やはりここは中国。

 

 

ど~ん! (だからデカいって)

 

べろ~ん・・・(誰か洗濯してあげて)

 

 

どこでも目にする彼。

 

 

 

唯一撮った店内の写真。

なぜ撮れたかというと、私がこの店に入ったら。

 

 

店主が出て行ってしばらく帰ってこなかった。

 

 

いいんデスカ? それで? 

 

で、この店で買ったのは。

 

ペーパーナプキン。 1個10元(120円くらい)。 
これだけのために、店主が戻ってくるまでひたすら待った。

 

 

さて、お腹もすいてきたので、いよいよ今日最大の目的地へ。

中華も美味しいけど、ごくごく普通の日本食が食べたかったので。

 

 

あった~! 鈴木食堂!

安心して食べられる家庭料理のお店と聞いていたので、この日はここでランチにするぞと決めていたのでした。

 

 

・・・が。

 

 

 

春節休暇中~????? (この日は2月1日、一般的な春節休暇はとっくに終わってるのに・・・)

 

 

あかん・・・。

これだけを目的に寒い中歩いてきたのに、緊張の糸が切れてワタシ、ふにゃふにゃ。

とにかくどこでもいいから、あったかい店の中に入らないと行き倒れてしまいまふ・・・。

 

と駆け込んだのが。 

 

こちらの雑貨やさん。

で、これが大当たりだったんですよ。 

 

 

こんなに可愛いパンダ雑貨をゲット!

左上からメモ、その下がポストカード、真ん中がクリアファイル、右上はミニカード。

そしてその下の3枚は何かというと。

 

 

そう。この日ゲットしたばかりのICカードの上にぺたりと貼って、オリジナルICカードができちゃうよ!というもの。

早速貼ってみたらめちゃめちゃかわいい! 嬉しい!
(バスの車掌さんには「なんじゃそりゃ?」って感じでガン見されたけど)

 

 

それにしてもこのかわいさは、私のストライクゾーンど真ん中。

こんな雑貨が北京でも買えるようになったんだな~と調べてみたら、なんと、上海でお店を展開している日本人デザイナーの作品でした。

 

やっぱりな・・・。 お洒落な雑貨は上海に有り。 いいな、上海。

 

 

と、雑貨ゲットで一瞬テンションが上がったけど、やっぱり寒いもんは寒い! そしてお腹減った!

 

というわけで。

 

こんな魅力的なお店も素通りし、向かった先は。

 

困ったときの頼れる味方、マクドナルド。

完全に日本食腹で歩いていたので、ローカルな中華を食べる気にはならず、ならばハズレのないマクドにしようと駆け込みました。

 

 

日本でもよくあるセット。

・・・だけど、なんか一個余分だぞ?

 

 

うっかりハッピーセットを頼んでしまったらしい。

店員、なんでこれを私に勧める?

 

 

キティさんはいらないので、「これ、いらないから返します」と渡したら。

 

「うん、別にかまわないよ」

 

と許されてしまった。 許されないといけないことだったんだろうか?

 

 

ところで気になったのは。

 

みんな食べたものを片づけていかないの?

 

家族連れも、女の子2人連れも、そのまんま食べ散らかしたまま。 唯一大学生くらいの男の子だけが片づけて去っていきました。 ようわからん。

 

ま、そんなわけで3回にわたってお届けしました鐘楼・鼓楼・胡同めぐりはこれにておしまい。

再び『鼓楼大街』駅から地下鉄に乗って帰りましょう。

ちなみに駅の前には。

 

昔の胡同をイメージしたと思われるオブジェが。

寒空の下、散歩で疲れ切った私に、尻割れパンツ全開はキツかったです。


煙袋斜街で日本の天気に詳しいおっちゃんに出会った~

2012-02-03 17:08:51 | 北京暮らし おでかけ編

昔あった旅番組風にタイトルをつけてみました。(特に意味なし)

昨日の続きです。

 

 

『煙袋斜街』。

 

 

 

昔、ここにタバコ屋さんがたくさん並んでいたこと、あるいはこの街並みがキセルの形に似ていることなどから『煙袋(キセル)斜街』と呼ばれるようになったとか。

古き良き北京らしい胡同(フートン:昔ながらの家が並ぶ細い路地)だったこの通りは、数年前からどんどんその様子を変え。

 

今ではすっかり観光地。

その変化を嘆く人も多いそうだけど、ガイコクジンの私は、こんな風に古い建物を活かして新しいものが入るのもいいんじゃないかな・・・って思ってしまいます。

 

で、新しいものがどんなものかと言いますと。

 

 

?????

 

 

!!!!!

 

店に入るのも躊躇してしまうような飾りもん。

 

 

こちらに至っては、むしろ入るなと言われているような。

 

おっちゃんがそっと中を覗いて様子をうかがっていたので、よし、このおっちゃんが入ったら私も入るぞ!と思っていたのだが、おっちゃんはそのままするすると後ずさりしてどこかへ行ってしまった。

一体中に何があったんだろう?

 

ま、そんなプチ不思議な店もあるけれど。

 

 

こちらは雑貨好きなら楽しめそうな、ちょっとレトロなデザインのノートとかメモを扱っているお店。
(ただし、紙質は使ってみないとわからない)

 

私が気になったのはこのお店。

 

店内どこを見ても、パンダ!パンダ!パンダ!

 

服やぬいぐるみだけでなく、パンダが付いた指輪やピアス、髪留めがびっしり並んでいる様はめちゃめちゃかわいいの一言。

(かといって、それを買って身に着けるかというと、その辺はちびっこにお任せしたいと思います)

ちなみに商品はこんなに可愛いのに、店のおばちゃんは怖かった。

 

 

平日、しかもこの寒さとあって人もまばらだったけど、休みの日などはかなり賑わいそう。

さて、この通りをまっすぐ行って小さな路地を曲がると。

 

 

前海と後海の境に出ました。

相変わらず凍ってんな~とぼんやり見てたら、人力三輪車のおっちゃんが「胡同めぐり、人力車でどう?」と聞いてきた。 「今日はいいわ」と断ったんだけど、おっちゃんどうやら暇らしく、そこからガンガン質問攻め。

 

旅行? 旅行何日目? (いや、ここに住んでるんです)

住んでるの? どの辺? (〇〇〇らへん←アバウト)

ナニ人? 韓国人? (違うって)

日本人なの。 へぇ~。 日本と言えばあれだよね。

 

雪が2~3メートル積もるとこだよね。

 

・・・ホットな気象情報を提供してくれた。
どうやら日本全国雪まみれになっていると思ってたみたいだけど、こちらの国際ニュースでも日本の大雪を報道していたので、それも仕方ないかも。

 

 

その後話は韓国の雪事情へと続き、さらにアメリカの雪事情にも発展しそうになり、このままいくと世界各国の雪事情についておっちゃんと語ることになりそうだったが、寒い! じっとしてたら寒い!

というわけで、おっちゃんとさよなら。

やっぱりガツガツ歩かないとすぐに体が冷えるな~と思ってふと見たら。

 

 

 

太極拳!?

 

この寒さ、ちょっと手袋外して電話しただけですぐに指の感覚がなくなってしまうというのに、このおっちゃんときたらその薄着!しかも超超スローな動き!
恐るべし、太極拳。

 

 

さて、湖沿いを離れて胡同をてくてく歩いていると。 

 

 

中国将棋の途中で、昼ご飯休憩なのかな?

 

以前はこういう風景を見ても特に何も感じなかったのだけど、最近はノスタルジックな風景とか、仏像とか、庭園とかに心惹かれてしまうとは、私も実に大きく成長したものだと思う。

単に年をとっただけだろうという一般的意見はここでは無視することにします。

 

 

さて、胡同にはそれぞれ名前がついているのだけど、その名前がかわいくて、これは直訳すれば『帽子フートン』。

 

 

こちらは『黒ゴマフートン』。

 

 

それでは、こちらも今や観光スポットとなった『南鑼鼓巷』を歩いてみようと思います。

長くなりそうなので、続きはまた今度・・・なのだけど、北京のマスク事情についてちょろっと。

 

 

以前、『北京って面白マスクが流行っているの?』というコメントをいただきました。

その時は全然気づかなかったんだけど、この日よ~く観察してみると。

 

この店の入り口に並んでいるそれは、もしやっ!?

 

 

おぉ~! ウワサの面白マスクではないですか!

 

 

そしてさらに、あるお店の外観を撮ってたら、偶然出てきた2人の口には。 

 

 

おそろいのパンダマスク!!! かわいい!

 

パンダ柄のマスクは、この後もあちこちで結構見かけました。流行ってんのかな?

 

 

で、これは・・・?

マスクじゃないね。 アイマスクやね。

 

こちらのマスクは見たところ普通の物よりもぶ厚めで、衛生というよりは防寒の役割の方が大きいかも。

 

 

マスクはしてないけど大判マフラーぐるぐる巻いて、胡同散策続けます。


地下鉄に乗ってGO!の前にやたら時間がかかった話

2012-02-02 17:55:54 | 北京暮らし おでかけ編

昨日のブログにも書きましたが、激寒の日々が続いております。

 

昼間でもこの気温か・・・とひるんだけど、昨日から吹き続いた風の影響か。

 

 

なんだか空気もきれいな感じ。

 

というわけで、ヒートテック2枚重ね、カイロ2枚貼り、耳付帽子(といっても猫耳のようなものがついている萌え系ではなく、耳の部分までカバーできる帽子の意)、大判マフラーぐるぐる巻き・・・という完全装備ででかけました。

 

これだけ寒いと。

 

 

道のあちこちに出ている売店の食べ物が。 

 

 

無性に美味しそうに見えてきます。 

ほっかほかのとうもろこし、小吃・・・。 食べた~い!

 

さて、実は今まで歩きかタクシーばかりだったので、今日こそ地下鉄のカードを買うぞ!と決めていました。

ここ北京にも、日本のSuicaとかPASMO、ICOCAみたいなカードがあって、地下鉄・バスはもちろんいくつかの店舗でも使え、さらにバスの場合はかなり割引してくれるというとっても魅力的なカード。

なのでまずはそれを買うぞと地下鉄の駅へ向かう途中のこと。

 

 

不思議な建物発見。

こちらから見ると単なる使用していない地下へ続く入り口なんだけど、反対側にまわると。

 

 

屋根の上が階段になっていた。

一体いつ誰が何のために使うんだ?

 

 

地下鉄の駅に着いたのでICカードを買おうとしたのだけど、見たところ販売してる窓口がなく、あるのは切符の券売機と自動改札だけ。

この駅では販売していないのかな?と思い、仕方なく普通の切符を買うことに。

 

 

タッチパネル式の券売機で買います。

画面にタッチして目的地、枚数を指定。 2元ですね。 はいはい。 紙幣を入れますよ。
1元札を券売機に挿入すると。

 

 

うぃ~ん(機械の音)。

 

 

おやぁ~? 紙幣が戻ってきたぞ。 

もう一度入れ直す。

 

 

うぃ~ん。

 

 

また戻ってきた。

 

この1元札があかんのかな?と他の1元札で試してみたところ。

 

 

 

試した4枚、全部戻ってきやがった。

 

 

仕方ないので5元札を入れてお釣りをもらう形にしようとお札を入れたところ、何とまたまたうぃ~んの音とともに5元札が戻ってきて、一言メッセージが。

 

 

 

コノ機械ハ釣銭切レデス。

 

 

ふざけてんのか?

 

 

他の券売機を試してみるも同じ。 中にはコインしか受け付けない物もあるが、あいにくその時コインの持ち合わせはなし。

みんなICカードを持っているのが当たり前なのか、私以外券売機で買おうとしている中国人もいないので、周りに聞くこともできない。

 

仕方なく改札近くの係員に「券売機がお金を受け付けない」と訴えると、その女性係員は

 

 

やれやれ、しょうがないわね、といった風の困った笑みを浮かべて、目的地までの切符を発行してくれた。

 

 

 

・・・いやいや。
やれやれ、しょうがないのは私でも私の1元札でもなく、あんたらの券売機やろ。

 

 

で、無事駅構内に入れたんだけど、そこからホームまでがまた距離があり、てくてく歩いているうちに、もう一つの大きな改札口に到着。

そこで何気なく改札の外を見ると。

 

ICカードを売ってる窓口、あるやんっ!

 

どうしても今日ほしかったので、なんとか改札の外に出てカードを買いたい。

ダメもとでたった今駅構内に入ったばかりのカードを改札の機械にかざしてみると。

 

 

ピコンピコンピコン!

 

・・・やっぱり同じ駅から入って同じ駅から出るとエラーになるよね。

というわけで、係員がやってきました。

 

「当日の切符で入ったけど、ICカードを買いたいから一旦外に出してくださいな」

と訴えたら、その男性係員は。

 

 

やれやれ、しょうがないね、といった風の困った笑みを浮かべて、自分のカードを使って私を外に出してくれた。

 

 

とまあ、そんなわけで、やれやれしょうがない私は無事に。

  

カードを買うことができました。 わ~いわ~い!

 

 

・・・って、まだ地下鉄にも乗ってへんやん。

スタート時点でずいぶん手こずってしまったけど、ようやく今日の目的地『鼓楼・鐘楼・胡同界隈』へ出発!

 

 

地下鉄の駅構内にはこんな案内もあって、すこぶる便利になっていました。

 

地下鉄『鼓楼大街』で下車、鼓楼方面へ歩いていくと、道沿いにはお店や建物が並び、 

 

 

ユースホステルもいかにもチャイナ!って感じ。 

 

  

麦当労、つまりマクドナルドも

 

 

チャイナ風。

このマクドには後でお世話になるのだけど、それはまた後述するとして。

 

 

メイン通りを左折すると、鐘楼が見えてきました。

細い路地の向こうに鐘楼。 趣きあるなあ・・・。

 

 

 

強風にゴミが舞っていても気にしない。

 

 

この辺りには人力三輪車がいっぱい。

これに乗っていくのもいいけど、それは少なくとも気温が0度以上になってからの話だ。

 

 

ど~んと鐘楼。

 

その反対側には。

 

 

鼓楼。

 

 

中国遺産の前を歩く、外国人とセーター着た犬。 時間も文化もいっしょくたな感じが面白いな。

 

・・・で、鼓楼にも鐘楼を素通りして(上らんのか!?)

 

 

『煙袋斜街』へ入ってみたいと思います。

すっかり観光地化されちゃった感のある煙袋斜街だけど、ぶらぶら散歩してみるとなかなか面白い。

この続きはまた今度。 


イケてるのかイケてないのかわからないショッピングモール

2012-02-01 17:29:26 | 北京暮らし いろいろ

今日は寒かった~!

朝8時に天気をチェックすると。

・・・マジデスカ?

 

2時間ほど外でうろうろしてたけど、凍えました。

その話はまた今度。

 

 

さて、6年ぶりの北京で驚いたことのひとつは、大型ショッピングモールがどかどかできていたこと。

以前住んでいたマンション近くにも。

 

こんな(一見)素敵スポットができていた。

名前は『SOLANA』。

数年前にできたらしい大型ショッピングモール。

 

 

入り口には大きな噴水、そしてその向こうに大きな時計。

 

・・・ん? その時計、時間ずれてるがな。 今は1時だ。

 

 

と思ったら、後日再び行ったところ、やっぱり同じ時間だった。 つまり止まっているのだった。 

わざとか怠慢かは今の所不明。

 

 

ちなみにこの日の気温も氷点下。 なのでもちろん。

 

 

噴水の水は凍っていた。

 

さて、時計はともかくとして見た目素敵スポットのにおいをプンプンさせてるこのショッピングモール。

期待感120%で中に入ると・・・。

 

 

 

 

いきなり現実に叩きのめされた。

 

気を取り直して、先へ進みましょう。

 

 

ここには映画館もど~んとあって、老若男女、楽しめそうですね。

 

 

真ん中の広場も、なんとなく日本のアウトレット風。

紅葉もこんなに美しく。

 

 

・・・って、紅葉!?  1月に?

 

 

 

ニセモノでした。

 

 

枝という枝に作りもんの葉っぱがくくりつけられていて、そもそもなんでそんなことする必要があるのか、そのエネルギーを他に活かしてはどうなのか? 

春が来たら、ピンクの花びらとかがくくりつけられるのかもしれないので、要チェックである。

 

さて、紅葉のことはさっさと忘れて中に入ると。 

 

 

・・・ツリー? 

自分の中で季節感がぐっちゃぐちゃになりそう・・・。

 

と、よく見てみたら。

 

 

おめでた~い飾り物だった。 

そうか、これは春節の飾りものだったのか。(クリスマスかと思ったよ)

 

 

肝心のショップですが、どんなのが入っているかといいますと、有名なブランドショップから雑貨のお店、ファッション関係だと日本でも店舗急増中(?)のH&MやZARAなど幅広く入っています。

 

 

家でもよく使ってるヤンキーキャンドルのお店があったのは嬉しい。

(が、日本より価格が高い・・・)

 

 

そして。 

 

無印良品!

日本より若干お値段が高いが、店内の雰囲気も商品も日本と同じ。  

・・・ただし。

 

 

ソファーで本気寝している人がいるのを除けば、ですが。

 

 

他にもアロマ系のお店などもあり、見ていて楽しいのだけれど。

 

  

まだテナントが入っていない場所もあり、これからどうなっていくんだろ?

(中国ではとりあえずど~んとオープンして、テナントが徐々に入っていくというのはよくあること。このショッピングモールもオープン当初はテナントがかなりまばらだったらしい)

 

 そんな中で

 

サイゼリアは結構にぎわっていた。

 

モール内をぶらぶらしていると、何やら外からにぎやかな音楽が聞こえてきたので出てみたら。

 

 

それは間違いなくあちらのキノコ方面から聞こえてきて

 

 

「ハイホ~! ハイホ~!」と歌っているのでした。

 

そして、そこにはなんだか見覚えがあるんだかないんだかよくわからない 

 

 

ブタとか

 

見たことあるけど私の知っている彼ではないわと断言できる

 

 

イキモノが、ハイホ~ハイホ~楽しそうだった。

 

そんなわけで。

 

この怪しい目に見送られてモールを去ったわけだけど、品ぞろえが豊富なスーパーもあるので、これからも時々来ては木の葉っぱがどうなっているかチェックしたいと思います。