ささやかな幸せ

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東山魁夷 わが愛しのコレクション展 ホドラー展

2015-03-20 17:08:32 | 美術鑑賞
昨日、歌舞伎の帰りに東山魁夷展に行ってきました。

東山魁夷 わが愛しのコレクション展 2015/2/28~3/29 美術館「えき」KYOTO
東山魁夷愛蔵の美術品や思い出の品、創作の源となる下絵やスケッチを選りすぐりの作品とともに展示しています。
何気に俵屋宗達伝とか弘入の茶碗とかあって、驚きます。岩絵の具のいっぱい入った引き出しや旅の思い出として買った小さな人形(かわいいコレクションです!)も展示してあります。ガレの小さな壷に象牙のふたを作って茶入れにしているものもありました。
私が気に入ったのは「スオミ」 北欧の針葉樹林と湖沼が描かれていて、フィンランド叙事詩「カレワラ」の舞台はこんなところなんだろうなと思いました。
それから、雪の積もった絵。展示に冷たさを感じないあたたかさを感じる雪というようなことを書いてありましたが、まさしくその通り。ピンとした冷たさや厳しさではなく、ただただ静寂を感じるような雪景色で不思議な感じでした。
「郷愁」も好きです。魁夷さん特有の青や緑を使い、霧が立ち込めたような田舎の風景を描いたもので印象的でした。
魁夷さんがホドラーと同じ構図で描いた絵やホドラーの模写などもありました。

ホドラーって誰?知らんなあ。ということでホドラー展に今日行ってきました。

ホドラー展 2015/1/24~4/5 兵庫県立美術館
スイスの国民的画家ホドラーの作品展。
私は、ホドラーを知りませんでしたが、行ってよかったです。静かな感動に包まれました。
私が気に入ったのは「ミューレンから見たユングフラウ山」東山魁夷さんが模写した絵です。山をぐりぐりと囲むような雲が印象的です。
東山魁夷さんの代表作「道」になんとなく似ている作品もありました。「夕べの休息」です。人物を除くと「道」の構図に似ています。やはり、魁夷さんはホドラーに影響を受けたのでしょうか?
「感動」という小品も私はいいなと思いました。

「木を伐る人」の一部。このデザインはスイスの紙幣になっているそうです。のびやかで力強いポーズが印象的です。この絵も好きです。

「感動ⅠⅠⅠ」の一部。ホドラーはリズムを大切にしたそうです
コメント (2)
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