YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

どんぐりたちの春

2015-02-18 06:32:31 | 三ッ池公園の自然情報


秋にたくさん実ったどんぐりたち。
すっかり、干からび、ボロボロな姿に…

でもよく探してみると…



どんぐりの殻が割れ、中のピーナッツみたいなやつがむき出しになっています。

よくよく見ると、根っこも生えてるぅ~



左側のやつ、中身が割れてます。

でもよく見ると、ちゃ~んと根っこが生えています。どんぐりたちは地面に落ちた後、晩秋のうちに尖った頭の先から根を伸ばします。根が伸びなかったものは、大概冬の間に乾いてかさかさになったり、ボロボロになったりするようです(マテバシイのように殻の厚いものは別)。

そして、暖かくなって来ると、殻が割れて、子葉を展開させます。どんぐりの中にあるピーナッツのような部分は、子葉なんです。

栄養のある子葉は、小さな生き物たちの餌になることも…



誰の食べた跡かなぁ?

自然界は弱肉強食なんていいますが、実際には強いから生き残り、弱いから死ぬということでもないようです。

大きくて立派などんぐりでも、食べられたり、日陰に転がったり…。小さなどんぐりだから食べられずに生き残ったり…。
ほんの少しの差で運命が大きく左右されてしまうなんて…。そういう不思議で不確かなものが、自然なんだろうなぁ。

…なんて、ちょっとどんぐりから脱線しすぎですね(笑)


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久々にカワセミ

2015-02-17 06:12:12 | お出かけ情報


先週の土曜日は第二土曜日だったので、2月の土会(土曜日を有意義に過ごす会)を実施しました。午後からはチョコ作り体験だったので、9:00~11:00のショートバージョン!

今回の行き先は「東京港野鳥公園」













東京港野鳥公園は、東京湾の埋立地によみがえった自然を活かしてつくられました。大井埠頭の手前、大田市場に隣接した場所にあります。

この場所は、かつては遠浅の海でしたが、1960年代後半から埋め立てが始まり、埋め立て後、地面に雨水がたまって池や原っぱができ、いつしか野鳥が集まるようになったんだそうです。

公園HPによると、東京港に面した公園内には、河川の中流から下流までを想定した様々な環境が復元されており、毎年、シギ・チドリ類、カモ類といった水鳥や小鳥類、オオタカなどが公園を訪れ、年間120種類前後、開園以来226種類(2013年6月現在)の野鳥が観察されているんだとか…。

今回、シギやチドリ類が見たくて、ここを選んだのですが…
ちゃんと潮を調べて行かなかったので、満潮でした(T_T)



そんなわけで、シギチで見られたのは、アオアシシギらしいやつ1羽のみ。

でも、久々にカワセミを心ゆくまで眺めることができました。しかも暖房の効いた観察センターの中で、ぬくぬくと観察。





フィールドスコープも設置されているので、手軽に観察できます。双眼鏡の貸し出しもありますから、手ぶらでふらっと訪れても大丈夫です。

フィールドスコープで葦原をぐるっと、見回してみると…

カワセミ発見!!!







撮影成功です。
得意(?)のフィールドスコープにiPhoneをくっつけて撮るという手法。ちゃんと目も確認できる写真が撮れて満足(*^_^*)

こちらは、双眼鏡+iPhone ↓



ジョウビタキです^^;
両手で手持ちですからね、さすがにぶれちゃってます。



カワウです。

園内には散策路がひかれ、途中、途中に観察小屋もあります。



そして、そこにもフィールドスコープが設置されている親切さ。入園料は300円取られますが、悪くないです。

【この日出会った鳥】
スズメ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、トビ、ジョウビタキ、ツグミ、カワラヒワ、メジロ、ハクセキレイ、カワセミ、アオアシシギ、カワウ

数は少なめですが、のんびりまったり観察できたのは最高でした!カワセミのダイブを何度も見られたし…。うち3度は捕食成功。魚を飲み込む様子まで、じっくり観察できました。

東京港野鳥公園→HP

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早春賦

2015-02-16 06:14:12 | 三ッ池公園の自然情報


久しぶりの三ッ池公園。
梅の花は7~8分咲き。

日の光に水面が煌めく、穏やかな午後



「春は名のみの風の寒さよ」

確かに風はまだ冷たい。でも、木々の芽は膨らみ、早春を告げる植物たちの蕾が開き始めた!!









ロウバイやウメに続いて、マルバマンサクとサンシユの花も綻んできた。

マンサクのクルクルとカールしたリボンのような花弁。



いつの間にか春へのカウントダウンスタート!ちょうど「早春賦」にぴったりな季節。

「春と聞かねば 知らでありしを
聞けば急かるる 胸の思いを」









この間までブログのネタに困っていたのに、今朝は書きたいこと山積み。

そういえば、かれこれ四半世紀の付き合いになる友人に先日会ったとき、このブログを欠かさず読んでくれていると知らされた。ありがたいなぁ…。これからネタも増えてくると思うので、楽しくてほっこりできる記事をアップしていけるようがんばります(*^_^*)
これからもよろしく。




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大人の秘密基地

2015-02-15 06:52:41 | お出かけ情報


11日に訪れた油壺のお話。
マリンパークを見た後、昼食をはさんで向かった先は、カヤックの基地。

いつも西表でお世話になっている自然観察専門店「とんとんみー」つながりの、シーカヤックとシュノーケリングのお店「ちゅらねしあ」。その「ちゅらねしあ」さんが、三浦で新たなお店「たびねしあ」を立ち上げるという。

実はマリンパークのバックヤード見学を紹介してくれた友人というのは、とんとんみーのガイドさんのことで、彼女の帰省に合わせて「たびねしあ」さんが新たなカヤック基地のお披露目をするとのこと。

その基地がこちら↓



2階(テラス?)ではお披露目の宴席が開かれていて、沖縄の「ゆんたく」さながら盛り上がっていました。



勝手にイメージしていた「基地」は倉庫のようなものだったのですが、ここはまるで子どもたちが大好きな「秘密基地」のような空間です。言ってみれば大人の秘密基地!!







ハシゴで登る屋上(?)や海を眺めるカウンター、秘密基地にたてられた旗のようなオウムガイ。

大人たちが童心に帰り、遊びに夢中になれる場所。

そんな素敵な雰囲気が漂っていました。

「たびねしあ」さんはここでカヤックのツアーやスクール、イベントなどを展開していくようです。





目の前には富士山という素晴らしいロケーション。

ちなみに代表の八幡さんは、キラキラした目をしたまるで少年のような男性ですが、その実、WikipediaやTBS「情熱大陸」などでも取り上げられたすごい方です。

代表が個性的ならこの宴席に集まってきたお客さんたちも実に個性的!



宴会がお開きになり、カヤックで帰っていく参加者って…!?
また一つ知らない世界の扉が開かれました(笑)

暖かくなったら、スクールに参加してみようかなぁ…。

興味のある方は、こちらにアクセス
たびねしあHP

初級者から上級者まで「身の丈+10㎝」の経験とそれぞれの「冒険心」をサポートしてくれるそうです。

場所は
神奈川県三浦市三崎町小網代 荒井浜
レストランと民宿に挟まれた秘密基地です!!



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バレンタインの夜にちょこっとチョコの話

2015-02-14 22:11:06 | 日々のお話


Happy Valentine 再び!!

わたしが手に持っているのはチョコレートの原料となるカカオの実です。
ブラジルを旅したときに木になっているのを見つけて感激したやつです。



↑これです。これ。

今日はカカオ豆からチョコレートを作るという体験をしてきました。表題は「ちょこっとチョコの話」となっていますが、実際はかなり「壮大なチョコの話」です。よろしければ、お付き合いください(*^_^*)

カカオ豆ってのは、この実の中に入っているんですが、実をあけて出てくるのは白い綿状のもの。

写真は展示パネルより

これはカカオパルプと呼ばれていて、水分や糖分、クエン酸やアミノ酸、ビタミン類なとが含まれているそうです。

チョコレート作りにこの部分は不要なため、発酵させて、乾燥させることで、カカオパルプからカカオ豆(つまり種)を取り出します。カカオパルプってのは、種子を包む果肉のようなものなわけです。

発酵させる際、「カカオ酒」が生成されるそうなんですが、これは現地に行った人だけが飲める幻のお酒。そこでしか飲めないって、すごく魅力的!!味も美味しいとのことですから、いつか飲んでみたいなぁ…。

写真は展示パネルより

カカオ農家では、こんな風に豆を乾燥させるんだそうです。そして乾燥させた後、オーブンでローストした豆がこちら↓



我々のチョコ作りはここからスタートです。まずは、皮むき。これがけっこう手強い!!



硬い皮が爪の間を突き刺して、痛い、痛い
(>人<;)

それでも、我々のグループはなかなかいいスピードで皮むき終了。



むいた豆は一回り小さくなります。
重量を計り、カカオ豆7、砂糖3の割合でフードプロセッサーへ。





スイッチを入れるとチョコレートのいい香りが広がります。



驚いたのはチョコレートっていうのは、こうしてフードプロセッサーで砕いて攪拌することでできちゃうんです。
火とか、使わないんですよ
Σ(・□・;)

カカオ豆の40~50%は油脂でできているため、摩擦熱でこの油脂が溶け出し、ペースト状になっていきます。今日はドライヤーの熱を加えることで時間を短縮。







油脂が溶け出すことで、だんだんツヤも出てきます。思わず見入ってしまう参加者たち

↑ぴよよんです

10分以上は、攪拌していたと思います。カカオ豆は、すっかりチョコレート状になりました。

それを型に入れて、冷やしたら出来上がりです。









チョコレートってこんな風にしてできていたんですね!!

もっと詳しい作り方が知りたい方はこちらのサイトにあります→ここ
ちなみにカカオ豆はここで買えます→橘商店

チョコレートを冷蔵庫で冷やしている間は、トークセッション



そもそもこの会は、カカオの生産地であるガーナとブラジルで国際協力活動を立ち上げている2つのNPOによる共同企画で、「世界が広がるチョコレート作り体験会」と銘打ったイベント。

そんなわけで、カカオ農家の実情や流通の仕組み(?)なども学ぶことができました。

写真は展示パネルより 素敵な笑顔!

どちらの団体の代表も世界を旅する中でボランティア活動を経験したことが引き金となり、活動を立ち上げたようです。お一人はすでにブラジル滞在歴20年。JAICAの草の根プロジェクトに長年携わってきたとのこと。そして、もうひと方はまだ学生。

世界を旅するうち、そこに自分の生きがいを見つけることはままあると思いますが、そこに根をおろし、地道な活動を長年に渡って続けていくことは並大抵のことではありません。底知れぬ情熱とバイタリティを感じた熱い会でした。

アグロフォレストリーという言葉も初めて知りました。主催者曰く、熱帯の里山作りだそうです。

そんな話を聞いているうちに、チョコレート完成!!







ガーナとブラジル、それぞれのカカオ豆から手作りしたチョコの食べ比べもしました。

香りや味など、想像以上に違っていてびっくり。もちろん、国ごとの違いってのは乱暴なくくりで、産地の土壌や品種などにもよるのでしょうが、ワインと同じでなんとなく大まかな傾向みたいなのがあるようです。

ちなみに通常食べている舌触りの良いチョコと違い、この手作りチョコは豆の粒が残っていてざらつく感じがありました。それをなくすためには、コンチングという「練り」の工程が必要らしいのですが、その手法を確立したのが、スイスチョコ老舗の創立者、リンツさんだそうです。

そんな豆知識も教えていただきながら、3時間に渡る会は終了しました。
JICAに勤める先輩のFacebookからのつながりで見つけたイベントでしたが、参加して本当によかった。先輩、ありがとうございました!

今日のお土産↓


日頃お世話になっている皆様に愛を込めて!!香りだけでも届きますように…

Happy Valentine\(^o^)/


✳︎本日お世話になったのはこちらのNPO
HANDS
~アグロフォレストリー普及活動~

本当のガーナチョコレートを作る会
手作りチョコの会を毎月どこかで開催中

✳︎本日のイベント
世界が広がるチョコレート作り体験会

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