12月3日(土)
今年も山に咲く花の季節が終わり暇になったので登山の勉強に行って来ました。
カタクリで有名な鳩吹山(岐阜県可児市) 名前は知っていましたが初めて登ります。
今回は真禅寺登山口—鳩吹山—北廻りルートで西山—西山登山口に下りてくる左外廻りコースです。
山地図(A4)の等高線で尾根と谷、頂上、鞍部(コル)から山の形状を想像して山の中で自分の位置を確認。コンパスと地図上に書かれた
磁北線(青い線)を使い進むべき方向を知る。分岐点でどちらに進むか、登山道か脇道(獣道)かを地図とコンパスで確認しながら進む練習
(地図は上が北に決まっていますが実際は7度西に傾いているため地図上に線を引く。この線を磁北線と言います。) つまり磁北線がないと
とんでもない方向に行ってしまいます。
他に高度計があればもっと正確に確認できます。多くの登山者が持っている時計には方位、高度、気温、気圧が表示されます。
多くの登山者が使っており僕も持っている時計は " プロトレック " です。
スタートです。
山頂近くの東屋で昼食。左に御嶽山、真ん中は中央アルプス、右に恵那山と絶景です。
鳩吹山頂上
頂上からの景色。木曽川と御嶽山、すぐ左に白く見えるのが乗鞍岳です。
鳩吹山から西山に向かう途中の学習風景。講師は山岳ガイドの三宅真一さんです。分岐点で地図とコンパスを使い山座同定(さんざどうてい)で
目指す山の方角を確認して進みます。
目指している西山は右か左か 地図とコンパスで山座同定を行います。
歩きながら地図の等高線と実際の山の形状(尾根と谷と傾斜)を見ながら今の自分の位置を把握します。
鳩吹山と西山の途中にある岩の上。白山(写真)から恵那山まで視界は180度の絶景ポイントです。
今回の地図読み登山 西山から西山休憩舎を経由して西山登山口に下山して終了ですが、この分岐点はどちらも下り坂です。
もし標識がなかったら迷いますね。左(鳩吹山山頂方向)に行ってもすぐに道は上りになりますからミスコースと気づきます。でも低山だから
道を間違えても大きな問題にはなりませんが、今の時期15時過ぎると山はあっと言う間に日が沈み、暗くなったらもう歩かない方が正解です。
山でのミスコースは下山に多いと言われております。山地図が読めれば分岐点で自分の進むべき方向を知ることができ安全登山になります。
本は読んでいますが、僕の経験では机上理論と実登山とは全く別と考えたほうが良いと思います。講師に付いて実際に山で地図とコンパスを
使って歩き、その後で本を読んだ方が理解できると思います。
今回の地図読み登山は、名古屋発 お山のフリーペーパー " リトルマウンテン "主催。講師は" ムーントレック " と言う山岳ガイドグループの三宅真一さんでした。
リトルマウンテンは名古屋市内の好日山荘などの登山専門店に置いてあり、山登り初心者には東海地方の低山情報がいっぱい載っており、しかもタダです。