『全領域異常解決室』や『虎に翼』も面白かったけど、私にとって2024年度ナンバー1ドラマはダントツで『VRおじさんの初恋』。春シーズンに放映されたNHKの“夜ドラ”です。
3回に分けて詳細なレビューを書くなんて久しぶりだったし、日記カテゴリーにおいても『有難う、VRおじさん!』と『VRおじさんはセラピードラマ。』っていう記事で総論じみたことを書きました。
ただ、それから半年経ってるもんで記事の内容はほとんど忘れてました。今日、ひょんなキッカケで読み返してみたら、あのドラマで描かれたのってまさに私がいま取り組んでる“自己改革”そのものやん!って気づきました。
VRおじさん(野間口 徹)のキャラクターといい、終末期を迎えた老人(坂東彌十郎)が図らずも彼の内面を変えていく展開といい、まるでここ数ヶ月のハリソン君を予言したようなドラマ。
そもそも主人公の内面的な成長を描くのが「ドラマ」ってもんだけど、『全領域異常解決室』や『虎に翼』に私自身とリンクする要素はほとんど無く、『VRおじさんの初恋』はやっぱり特別でした。
母が急激に食欲を無くし始めたのは8月頃で、まさに『VRおじさん〜』の放映が終わってから。そこに何となく繋がりを感じてしまうのはスピリチュアルに傾倒しすぎ? いや、それで自分が救われるなら別に何も悪くない。
思い返せばずっと前から「泣けるドラマ=セラピー」だと私は書いて来たし、例えば私の主演作『インディ・ジョーンズ』シリーズにしろ、’80年代の3作品に比べて第4作と第5作がいまいち不人気なのは(テーマをSFにシフトさせた結果)神秘的な要素が薄れたから=実はみんなスピリチュアルが大好きなんだ!と解釈できなくもない。
宗教なんかバカにしてそうな若い人でも、例えばアニメ番組でダントツに面白かったエピソードを「神回」って呼んだりするし、きっと誰もが無意識にそういう存在を求めてるんですよね。
そう考えると「神」って「愛」とよく似てる。信じれば心が満たされるし、見失うと心を病んでしまう。どっちか1つあれば人はたぶん生きていける。
それを「金」で得たところで虚しい点もよく似てます。心底から信じなければ無いのと同じ。一体なにを語ってるのか自分でも解らなくなって来ました。
「おっぱい」と「おしり」しか無かったブログが、いよいよこんな事になって来ましたよ! (お陰でアクセス数はガタ落ちですw)