2022年のお正月に放映された、テレビ朝日&東映の制作によるオリジナル企画の単発スペシャルドラマ。
鋭い洞察力と回転の速い頭脳を誇りながら、横柄で協調性に欠けるためアウトローなポジションにいるハミダシ刑事、警視庁捜査一課の管理官「キング」こと王賀統一(沢村一樹)が殺人事件の謎を解きます。
沢村一樹さんはオファーを受けて「また刑事役!?」って思われたそうだけど、我々視聴者からもそっくり同じ言葉を返させて頂きますw
正直言って沢村さんの刑事役はもう見飽きたし、内容もこれと言った新味が見当たらないミステリーだからスルーしようかと思ったけど、私としては……と言うよりこのブログとしてはスルー出来ない要素が2つあったので、レビューする事にしました。
そのまず1つめが、捜査一課2係の若手刑事=美山千秋を演じるこの人、成海璃子さん! ルックス的に私のストライクど真ん中な女優さんで、たぶん初めての刑事役だから見過ごすワケにいきません。
正義感溢れる熱血刑事ってタイプじゃなく、出来れば早く仕事を終わらせてデートに行きたいマジョリティな「女子」の感覚を持ったキャラクター。
で、新米弁護士の瑛人(中村 蒼)と順調にチョメチョメな交際を進めてるんだけど、自分が警察官であることは秘密にしてる。
それを知ったとたん逃げてく男が多いからだけど、瑛人が嘘つきな父親との折り合いが悪く「嘘つくヤツが一番キライだ」なんて言うもんだから、余計に言い出せなくなっちゃう。
で、皆さんお察しかも知れないけど、その瑛人の嘘つき最低ファーザーがなんと、千秋の上司であるキング管理官だった!
まぁこれも既視感のある設定ではあるけど、いつ彼にバレるかバレないか?の軽いスリルが、退屈な謎解きの良いスパイスになってくれてます。
そしてもう1つ見過ごせなかったのが、千秋の先輩で2係の主任だけど、キングのパシリなもんでちっとも尊敬してもらえない、二瓶刑事に扮した大倉孝二さん。
別に大倉さんの大ファンってワケじゃないんだけど、沢村一樹さんと刑事役で共演となると『デカワンコ』を連想せずにいられない!
『デカワンコ』は2011年冬シーズンに放映されたコメディータッチの刑事ドラマで、主演の多部未華子さんを一気にメジャーへと押し上げたヒット番組。
多部ちゃんだけでなく、沢村さんに大倉さん、升毅さん、吹越満さん、石塚英彦さん、佐野史郎さん、田口トモロヲさん、そして渡辺直美さん等、レギュラー陣がみんな売れっ子になり過ぎて続編が不可能になっちゃったほど。
それより何より、私自身が多部未華子という女優さんの虜になり、タベリストという新たな仲間たちとも出逢い、懐かしドラマだけじゃなく現在進行形の連ドラにも眼を向け始める、そのキッカケとなった2010年代ベスト1のTV番組なんですよね。
しかも大倉孝二さん演じる二瓶主任は、鑑識係の七瀬さん(国仲涼子)と夫婦なんだけど愛想を尽かされ只今別居中、同じ職場にいながら半径2メートル以内に近づけない。
『デカワンコ』の大倉さんも確か、離婚調停中で息子に会えない設定でしたw 悲惨なんだけど大倉さんがやると笑えちゃうw これもまた絶妙なスパイスになってます。
さらに、亡くなったキングの妻として乙葉さん、殺された女子高生として川島鈴遥さん、千秋が通うBARのバーテンとして八木優希さんも出演されてます。
川島鈴遥さんも八木優希さんも、子役から活躍されてる若きベテラン女優。川島さんはオダギリジョー監督による初の長編映画『ある船頭の話』でヒロインに抜擢され、再び注目を浴びておられます。
そして八木優希さんは生後4ヶ月で出演された『仮面ライダーアギト』がデビュー作で、『デカワンコ』ゲスト出演も記憶に新しい……と言っても既に11年前! そりゃもう、すっかりオトナになっておられ……と言ってもまだ21歳! マジかっ!?
たぶんこれまで学業を優先されて来たと思われ、今回は久々のドラマ出演。これからますます活躍される事でしょう。なんか、眩しいですよね。若いって素晴らしい!
キャスティングの事ばかり書いたけど、ミステリー好きの方なら内容的にも満足出来たんじゃないかと思います。千秋が刑事である事はまだ瑛人にバレてないし、まぁテレ朝&東映作品の常套手段だけど続編や連ドラ化も視野に入ってそうです。
セクシーショットは成海璃子さん、国仲涼子さん、そして乙葉さんのボインぼよよん3連発! いやぁ、おっぱいって本当にいいもんですね。
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