2009年の春シーズン、テレビ朝日系列の水曜夜9時枠で全10話が放映された、横山秀夫原作による刑事ドラマ。好評につき2010年春に第2シリーズ全11話が放映され、2012年には劇場版も公開されました。
警視庁刑事部鑑識課のはみ出し検視官・倉石義夫(内野聖陽)が、初動捜査における現場検証、すなわち「臨場」で死者のメッセージを読み取り、その生きざまや事件の背景を浮き彫りにしていく、捜査ドラマというよりは検証ドラマ。
同僚の検視官に松下由樹、渡辺 大、捜査一課の管理官に高嶋政伸、事件記者に金子さやか、亡くなった倉石の妻に京野ことみが扮するほか、隆 大介、伊武雅刀、益岡 徹、松金よね子、伊藤裕子etc…といったレギュラーキャスト陣。
初回では、密室で発見された男の遺体に残るためらい傷から「自殺」と見立てる倉石と、壁に残ったダイイング・メッセージから「他殺」と断定する管理官が真っ向から対立。
密室で、死者本人が誰かを名指しするメッセージを残してたら、誰でも殺人事件と判断しちゃうけど、それを主人公が如何にしてひっくり返すのか? 興味深く、見応えある内容でした。
もう二度と喋れない死者の身体からメッセージを拾い上げる鑑識や監察のドラマと言えば『きらきらひかる』『科捜研の女』等の科学捜査物を連想しますが、それを初動捜査の段階で(現場における観察と洞察だけで)やっちゃうのが本作ならではの特長かと思います。
残念だったのは、自信家でちょっと横柄な倉石を嫌う(けどやがて心酔して行くであろう)若手検視官を演じる、渡辺大くんの演技があまりに凡庸でつまんないこと。
渡辺大って、一体どこの馬の骨やねん?って思って調べたら、あの渡辺 謙さんの息子(そして杏さんの弟)なんですね! 現在は成長されて立派な俳優さんになられてるかも知れないけど、この作品における演技には全く魅力が感じられず、残念ながら典型的な「親の七光り」と言わざるを得ません。
当人は「渡辺謙の息子」という眼で見られるのを嫌がってるそうだけど、謙さんの息子でなければこんなメジャー作品に、それも準主役でレギュラー出演なんて、絶対に有り得ないことをもっと真摯に自覚すべきじゃないかと私は思います。
基本的にはありがちなミステリー物なので、それくらいしか言いたい事はありません。
話は変わりますが、7月26日から多部未華子さん出演でNHKの金曜ドラマ10で「これは経費で落ちません」が始まります。これ結構面白そうなので視聴してみたいと思っています
ムーミン
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プレミアムバンダイに関しては、入会済みでメールが届きますので、お知らせ頂かなくても大丈夫ですよw
アニメカラーより超合金カラーの方が好きなので、これは買わなくて済みそうでホッとしてますw メタルビルドのグレートマジンガーは買ってしまいましたw