今年のNHK大河ドラマ『光る君へ』は面白くなりそう。格差社会の理不尽&不条理を描いた初回のクライマックスはまさに“衝撃”でした。
傑作と呼ばれる物語はいつも残酷だし、創られた時代(平安時代じゃなくて2024年)を反映してる。これは甘いラブストーリーなんかじゃなく、現代社会の闇を描いた作品だと思います。
同じNHKで昨年放映された、織田裕二主演の刑事ドラマ『ガラパゴス』も同じテーマで、やはり見応えありました。そりゃそうです。そこに描かれてるのは私たち自身の姿なんだから。
ところで、宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』がアメリカのゴールデングローブ賞「アニメ映画賞」を獲りましたね。
作品自体には興味がないけど、製作の舞台裏を密着取材した(これまたNHKの)『プロフェッショナル/仕事の流儀』はとても面白かった。
天才と呼ばれる人はみんなクレイジーだし、ずば抜けて嫉妬深い。そういう変人=出る杭は打たれるのが日本って国だったけど、近年やっと“同調圧力”の呪縛から解放され、大谷翔平くんとかYOASOBIとかが海外で旋風を巻き起こすようになった。
アジアに対する欧米人の差別意識が劇的に変わったようには見えなかったから(今後は変わるだろうけど)、これまでは日本人が日本人の足を引っ張ってたとしか思えない。
そこに関してだけは「いい時代になった」と言えますよね。
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