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☆第218話『殿下とスコッチ』
(1976.9.17.OA/脚本=長野 洋/監督=小澤啓一)
カンフル剤=スコッチ(沖 雅也)投入の効果はバツグンで、全く未知のキャラクターを目の当たりにした七曲署メンバー達のリアクションが、個々のキャラクターをより鮮明に浮かび上がらせ、番組を見事に活性化してくれました。
中でもスコッチとは対極にいる人物と思われた、我らが優男=殿下(小野寺 昭)が、実は彼と似た側面があることを示した本作は、スコッチが本来は殿下みたいに優しい男だった事を暗示する、実に秀逸なエピソードでした。
今回、殿下と組めというボス(石原裕次郎)の命令をスコッチが無視した為に、単独行動を余儀なくされた殿下が、凶悪犯を取り逃がす失態を冒しちゃいます。
自分が命令無視して単独行動したのが原因なのに、どうして勝手に動いたのかと先輩=殿下を責め立てる、いくらなんでも理不尽なスコッチ野郎w
そんな彼のシャープな捜査に憧れさえ抱いてたボン(宮内 淳)が、いよいよ怒りを爆発させます。
「ちょ待てよ、このスコッチ野郎!」
殿下はボスに一言も言い訳せず、全ての責任を自分で被ろうとしてるのに、一体あんたは仲間を何だと思ってるんだ?と、熱く『太陽』イズムを説くボンに、スコッチは顔色1つ変えず、愛銃コルト・ローマンMk-lllを抜いて見せます。
「俺たちはいざとなったらコイツで身を守るしかない。仲間なんかアテに出来るほど、この商売甘くないんだ!」
その言葉は、かつてのスコッチ自身に対して言ってるようにも聞こえます。彼が自分のことを棚に上げて殿下を責めるのは、もし単独で動いた殿下が犯人に殺されでもしたら、もう自分は二度と立ち直れない……そう思ったからかも知れません。
「俺の味方はコイツだけだ。甘っちょろい仲間意識なんか俺には通用しない」
1年前の悲劇を思えば、そうして心を閉ざしちゃうスコッチの気持ちも解らなくはないんだけど、一緒に働く同僚はたまったもんじゃありませんw
ゴリさん(竜 雷太)は今回も粘り強く、チームワークの重要性をスコッチに説きます。
「今のお前から見りゃ、俺たちは仲間どうしベタベタ甘え合ってるように映るかも知れん。だがな、甘えることと、信頼し合うことは違う。絶対に違うんだ!」
そして山さん(露口 茂)は山さんらしく、ズバリ核心を突いて来ます。
「お前、人と組むのが怖いんじゃないのか?」
さすがのスコッチも動揺します。
「俺たちはな、どうやったって所詮1人じゃやって行けないんだ。デカとしても、人間としてもな」
他の警察署では、恐らく誰もがスコッチを忌み嫌い、厄介者として扱い、遠巻きに見てるだけで、その心を開かせようとはしなかった事でしょう。
でも、それじゃあ、いつか彼は自滅してしまう。だからボスは、あえてテキサスの後釜に彼を選んだ。もう絶対に仲間を失いたくない部下たちが、決して彼を放ってはおかないと確信出来るから。ボスだけが無責任に笑ってられるのはw、部下たちを100%信頼してるから。多分、そういう事でしょう。
にしても、かなり危険な賭けではあります。下手をすれば、ボス自身が職を失う羽目にもなりかねません。大丈夫なのか、藤堂チーム?
不躾にすみません。以前テキサス殉職の時、本当に死んだと思い込んだとコメさせていただいた人間です。
そんな子供だったので、本放送時はスコッチは嫌いでした。
でも、大人になって鮮烈な印象として残っているのは、彼なんですね…
仮面ライダーV3️⃣のヒロインのお姉さんがゲスト出演されてましたね。
美人なのに幸薄なイメージはV3️⃣の時とダブってしまいました