屯田物語

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ペリシテ人

2005年02月19日 | 映画
「サムソンとデリラ」と「ダビデとゴライアス」の史劇に登場するサムソンやダビデは、紅海を渡ったモーゼと同じく旧約聖書に描かれた古代のイスラエル人指導者です。
デリラとゴライアスはペリシテ人とありました。
ペリシテはパレスチナの名称の由来になったとのことです。
現代のイスラエルとパレスチナの中東紛争は旧約聖書の時代から続いていたということなのでしょうか。

「サムソンとデリラ」

イスラエル人はペリシテ人の奴隷であった。
しかし神の力を得たサムソンは、イスラエルの神を罵ったガザの大守アビメレクを殺してしまう。
ペリシテ人の巫女デリラは神の力の秘密をつかむためにサムソンを誘惑する。
サムソンはデリラの魅力に惹かれて、ついに神の力の秘密を教えてしまうのだ。
神の力とはサムソンの長髪にあった。
デリラはサムソンの髪を切り、サムソンから神の力を奪ってしまう。
サムソンは両眼をえぐられ、青銅の足かせをはかせられ、虐待される。
しかし、月日がたってサムソンの髪が再び伸びたことにペリシテ人は気がつかない。
神の力を取り戻したサムソンは柱をゆり動かしてダゴンの神殿を崩壊させ、その場にいた数千人のペリシテ人を道連れにして死んだのである。


神殿が破壊されるシーンは凄い迫力です。
この作品はアカデミー賞を受けています。

眠っているサムソンの髪を切るデリラ


「ダビデとゴライアス」

イスラエル人とペリシテ人との争いは段々激しくなっていた。
イスラエル王の命を受けて、ダビデはペリシテ人との講和に赴くことになる。
ダビデは罠にはまって、ペリシテ軍の中でも剛腕をもってきこえたゴライアスと両軍の勝敗をかけて戦うことになった。
しかし羊飼いのダビデは得意の石投げでゴライアスを倒し、ペリシテ軍との戦いを勝利に導いた。


ゴライアスの首をとるダビデ


イスラエル王の役はオーソン・ウエールズでした。
「第三の男」「市民ケーン」は有名ですね。