中国人民軍に敗れた蒋介石の国民政府軍が、
900万人の人口の台湾に100万という規模で移住してきて軍事警察国家を作り上げた。
蒋介石の統治を万全にするため暴力事件を口実に、
高砂人などもともとの台湾人の有力者を根こそぎ逮捕して裁判もなしに殺害したという。
死者は数万に及んだということである。
”忠烈祀”は功績のあった国民党の将兵たちの武勲を称揚する場となっている。
日本の靖国神社のようであるが、
国民党によって殺された高砂族の慰霊はどこに祀られているのだろうか。
ガイドの羅さんは”忠烈祀”にともに祀られているというが、
ほんとうにそうだろうか。
定時に行われる閲兵の儀式は見応えがあった。
身長175センチ以上の若きエリートの兵隊さんから選抜されているらしい。
みなさん、スリムでなかなか格好がよい。
ただし、瞬きもなしで長時間微動だにしないなんて、
とうてい現代の日本人の若者は耐えることはできないだろう。