今日、チャップリンの「独裁者」を見た。
この映画は、若い時に見た記憶がある。
ヒットラーを揶揄した映画として有名でした。
今日、気づいたのは、この映画が作成されたのが、1940年。
戦争が始まった初期。
1940年は、アメリカは参戦しておりません。
そういう時代のハリウッド映画です。
映画公開の前年(1939年)にドイツは、ポーランドに侵攻し、ユダヤ人狩りをしていました。
日本は、ドイツ、イタリアと三国同盟(1940年)を結んでいます。
有名な話ですが、チャップリンが、ドイツ語風には話していたのは、でたらめなドイツ語風に演説している演技です。
タモリが、中国風に話す形態模写と同じです。
オーストリアに侵攻する話を中心に、ムッソリーニと会談しますが、ムッソリーニの形態を良く真似し、雰囲気が良く出ておりました。
最後の演説が、チャップリンの言いたいことでした。
第二次世界大戦前とは言え、映画の力を見せつける、良い映画でした。
80年前の作品とは思えない内容です。
又、見直したい映画となりました。