古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

新春から悩ましいことになったなー

2010年01月13日 06時27分17秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 きのうの朝、買物と散髪に車で出掛けようとしたら池の岸でヌートリアを見ました。成猫の大きさでガマの枯葉を食べています。横の道子さんが「シャシンシャシン!」と叫び、ぼくが車を道の真ん中に止めてカバンからデジカメを出そうとしたら、ヌートリアは水面を向う岸のほうに泳いでいきました。
 この写真は去年の二月に撮ったもので、きのうは撮れませんでした。去年の3月にブログを立ち上げて最初に話題にしたのがヌートリアでした。2009年3月9日のブログに大根を食べられた被害の写真、3月10日には親玉を檻(おり)で捕まえた写真を載せています。
 さーて、これから我が家の畑に被害が予想されるのに、このワクワク感はどうしたことか。道子さんなんか「しっかりカバーすれば大丈夫だから捕まえないでおこうね」と声まで弾んでいます。たしかにヌートリアは水辺に住むネズミですから、前足は水かきになっていてシートや網がかけてあると困ります。でも猫より大きい体です。腹が減ってるし目の前に野菜があればビニールシートや網くらいなんとかするでしょう。
 去年はまず一匹を見かけ、蒸発してさすらう中年男ヌートリア ⇒ 仲睦ましい中年夫婦 ⇒ モルモット大の子ども二匹との仲良し四匹家族 ⇒ さらに五匹のネズミ大の子どもがいる肝っ玉かあさん中心のほほえましい家族 と見方が日に日に変わっていきました。村ではかわいいヌートリア一家がすぐ目の前で見られると評判になり、子どもは学校から帰ると見に来るし、村人やおばあさんは散歩で坂道を上がってくるし。檻を借りて八匹を捕まえてしまったぼくはヌートリア名人みたいに思われるし。
 去年一匹捕まえそこねたあの親ヌートリアが、我が家のおいしい大根の味が忘れられずまた戻ってきたのでしょうか。どうするかなー。悩ましいなー。
 なおきのうの夕方池にヌートリアを見に行ったらまだ巣から出ていませんでした。いまは草むらはなくて見通しがよく、いればすぐわかります。我が家の畑の溝に見なれぬ車がはまっています。よその若者の車です。家に帰ってジャッキとツーバイフォーの角材を持ってきて、通りかかった老人会長と二人で救出しました。
 閻魔大王は見ててくれたかなー。あの世貯金にちゃんと積み立ててくれたかなー。
 
 
 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする