畑の入口に3年前に植えた「クララ」は宿根草なので毎年生えてきます。今年も背丈を越す高さになり、花が咲き、サヤができました(マメ科の植物です)。中に米粒ほどの黒い固い豆ができています。去年の秋、その豆にカッターナイフで切り込みを入れて水にかしました。ふやけたのをポットの土に入れたら、芽が出てきました。
「よーし、これでクララの苗がつくれる。これを植えてクララの群生をつくろう。クララを食草とする『オオルリシジミ』が飛来することはないけど、うじ虫がわかないだけでもいい」
でも芽を出したクララは、冬の間に消滅してしまいました。今年は春にポット植えして苗をつくります。昔はクララを便所のそばに植えたそうです。うじ虫予防のために。クララという名前は、「根が苦くて、食べると頭がクラクラする」からつけたそうです。
雨の一日でしたから、小屋の片付けをしました。大工道具や材木やネジ釘やペンチや車のワックスや家具のキャスター……。いろんなものが出てきて、そのたびにそれを磨いたり油を差したり、古釘を仕分けたり、ま、子どもが昔のおもちゃ箱を引っくり返したようなものです。
小屋に置いたステレオで、モーツアルトの音楽/「クラシック・ヒーリング」/ナナ・ムスクーリの歌/ジブリの「妖精たちのオルゴール」などを聞きながら、片付けるのか散らかすのかわからんようなことを、一日やって過ごしました。
こんな一日って、好きです。