我が家の台所の床には、50センチ四方の床下収納枠が切ってあり、プラスチックのボックスがはめてあります。そのボックスを撤去して、もっと沢山収納できるように枠を広げました。それがこの写真です。苦心して撮りましたが、わかりにくいですね。
まず床下のコンクリートの上に桟を置き、フローリングの板で床をつくりました。150センチ四方の床にしたかったのですが、床を支える支柱があったり排水用パイプが走ってたりして、〈145センチ×100センチ〉の床になりました。
その床からサイドの壁を立ち上げるのですが、ステンレスの金網を4枚つかって壁にしました。この金網は〈100センチ×45センチ〉で、ロール状に巻いて売ってあります。(どこのホームセンターにもなくて、名谷のコーナンで見つけました。)床下の高さは40センチしかありませんから上端は床下の構造合板にビス止めしました。
金網は思ったより強く、細工するのに苦労しました。床下という狭いところに50センチ四方の入口から入り、横に這いつくばったり仰向けになったりして作業します。
こんな仕事はもう二度としたくない。それが完成しての感想です。
なぜこんなものをつくったか。
我が家では、味噌、野草酵素飲料などをつくっており、これから暑くなると醗酵が活発になります。容器からあふれ、こぼれます。だから「冷暗所」に置きたい。我が家の一番の冷暗所がこの床下です。味噌はいくつもの容器に分けて入れます。野草酵素飲料もいくつかの瓶に入れます。それらを収納し、しかもムシやネズミをシャットアウトする。で、風通しのある冷暗所をつくったというわけです。
7年前、田舎暮らしの小さな家を建てたとき、満蒙開拓青少年義勇軍として渡満した人にアドバイスされたことがあります。
「家を建てるんだったら、半地下でもいい、地下室をつくるといいですよ」