古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

「下の畑にいます」を郵便受けに貼ってます。

2014年06月03日 02時44分50秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 花巻の農業高校の庭には、移築された「羅須地人協会」の建物がいまも建っており、玄関横に黒板が掛けてあります。黒板には、

            下ノ畑ニ居リマス   賢治
 
 と白墨で書いてあります。文字がうすれると農業高校の生徒が上書きして、あたかも宮沢賢治がいまも畑にいるようです。
 それを真似したくて、でもあまりそっくりにするのは気が引けて、写真のように郵便受けにラミネートしたカードを貼っています。   
                     
 このカード、実際に役に立ってるからうれしいです。きのうはエプソンに注文したプリンターのインクが郵便で届きましたが、畑仕事をしていて不在でした。(母はいますが、呼び鈴は聞こえないし、出ることはありません)郵便屋さんは、不在カードを入れて山を下りてきて、畑の入口で声を掛けてくださいました。
 クロネコヤマトの宅急便ではこの方法で受け取ったことが何度もありますし、郵便局の荷物もうまく受け取れます。あのカードが役に立ってうれしいです。
 ほんとうは、ぼくの友だちのやり方を真似したいと思うのですが。 …… 彼の受け取り方はこうです。 …… 家の玄関に鍵は掛かっていません。藁屋根の家の重い玄関戸を開けて中に入ると、上がり框(かまち)に印鑑が置いてあり、配送屋さんが「勝手に荷物を置いて押印して帰る」よう紙に書いてあります。ちなみに彼の家は、鳥取県の中国山脈の分水嶺付近にあり、海辺の町から上ってくると車で1時間かかるでしょうか。おそらく彼の集落あたりではどの家もそうしてるでしょう。
 
 雨が降りません。畑も山も庭もカラカラです。水やりに時間をとられます。
 それとコイモに卵を生みつけるセスジスズメですが、きのう数えてみたら32株中17株の葉っぱが幼虫にかじられています。卵はちょっと触れたらコロコロと地面に転がり落ち、卵はそれでおしまいですが、見落とした卵が幼虫になって葉っぱをかじるのです。まだ数センチの小さい葉っぱですからコイモが生長できなくなります。で、水をやりながら葉っぱの裏を見て、1センチほどの幼虫をつぶしています。毎日点検しないとコイモは全滅しそうです。
コメント
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