古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

防草シートを敷きます。

2014年06月08日 02時49分03秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 土の中には草の種がいっぱいある。だから草が生える。生えることによって土をこまかく耕し、作物に適した土にしてくれる。不耕起栽培の自然農法だってある。
 うちの畑は不耕起の自然農法ではありませんが、「草は生えればいい」「生えたら刈ればいい」という気持ちで畑を作ってきました。だから土手の草は刈り、畑の畦とか通路には防草シートを敷きませんでした。しかしアライグマやイノシシの被害にあい、電気柵という効果的な防御法を知ってから、考えが次第に変わってきました。
 電気柵の下草はすぐ伸びて電線にふれ、電流が地面に流れてしまいます。週に一度、三日に一度見まわったのではダメで、毎日160メートルの柵の下を見まわり、伸びた草を切らなければなりません。かなわないので、一番草のよく伸びる北の土手の電気柵下に、50センチ幅の防草シートを敷きました。防草シートは1メートル幅以上のものが多く、50センチのシートは店にも置いてないので通販で取り寄せました。
 なぜ50センチにしたか。
 草は生えるものだ。命ある種よ。生えなさい。だから防草シートは最小限にしたい。 …… と思ったのです。
 で、50センチのシートを敷いて見まわるうちに、草の実力をあなどっていた自分の甘さに気づかされました。いまは「1メートル幅のシートがいい。柵の電線の下だけでなく通路や隅っこにも敷くのもいい」と思うようになりました。
                      
 写真はきのうのブログで紹介した『神出ファーム・ヴィレッジ』の市民農園です。中央通路の途中まで除草シートが敷いてあります。その向こうの通路は草が繁っています。ここも通路の草刈りが大変だったからシートにしたのでしょう。蛇でも潜んでいたのかもしれません。
 ぼくも、これからはなるべく高齢になるまで野菜づくりができるように防草シートを敷くつもりです。草たちは防草シートくらいではへこたれませんから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする