古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

アライグマが檻にかかりました。

2014年12月03日 02時03分00秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から

 ずっと空振りがつづいたので「一応仕掛けるけど、今夜も駄目かな」と思いつつ就寝しました。朝起きると道子さんが「アライグマかかってるよ」といいます。お向かいでかかったアライグマより小さくて、若い感じです。穏やかな目をしています。それにこちらの動きに反応するように首を向けたり体を動かしたり。日が昇ってからはお腹を見せて寝転んだり。
 檻に掛かると、凶暴な、威圧するような、攻撃的な態度を、うちの村の「地域猫」でも、愛嬌のあるヌートリアでもとるのに、このアライグマは、好奇心と親愛のまじった目で見つめています。用心のために入口の網を開かないようにヒモでくくりましたが、噛みつこうとか引っ掻こうとか一切しないで、おとなしくなにかを待ってる感じです。
 9時をまわったので市役所に電話して、引き取りに来てもらうようお願いしました。ところが「今日の軽トラはもう出たので明日行きます」。
 ぼくは考えました。
 …… このまま明日までアライグマがいると、気になるから何度も見るだろう。そのうちちょっとエサをやってみよう、とか、寒いだろうから覆いをしてやろう、とか、なに思っているだろう、とか、情が移って放してやりたくなる。 ……
 軽トラに積んで、役所に持って行ってしまったほうがよさそうだ。
 檻を持ち上げても、車に積んでも、疑うことを知らない子どものような目で、見ています。でもなー。
 炭酸ガスで安楽死させるのでしょうが、きのうは気持ちを引きずってすごしました。
 
 
コメント
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