写真はクララの発芽テストです。秋にとったクララのサヤに米粒大のマメが入っており、コップ一杯ほど収穫できました。これが種になって、クララが生えてくる筈です。今年の種はちゃんと発芽するか。念のためテストしてみました。結果、10粒蒔いて8粒発芽しました。
クララの種(マメ)はとても固いです。土に蒔いただけでは発芽しません。一粒をラジオペンチなどではさみ、千枚通しかカッターで傷つけます。中の白い地肌が見える程度に。指でつまんで作業するのは危険です。
それを湿った土に蒔きます。でもなかなか芽が出ません。土が乾かないように水をやりながら観察します。寒さには弱いです。数年前、秋に蒔いたときは無事に発芽したのでよろこんでいました。ところが数センチになった苗が冬の間に消えてしまいました。「寒さに弱い」って後で知りました。5月になってから蒔けば大丈夫です。一度苗が育てばあとは毎年生えてきます。3年目くらいからサヤができて種をとれます。
むかしは便所の近くなどに蛆虫駆除のために植えられていたと聞きました。根はクラクラするほど苦いそうです。畑の防虫に利用できないか考えてみます。
蛾が卵を生みつける。かえった幼虫が葉やサヤを食べようとする。クララの煎じ薬がまいてあって、一口食べたら苦くてクラクラする。がっかりして死んでしまう。植物の味に影響がなければやってみたいな。
クララの種を所望される方に、コメントで連絡してくだされば送ります。植えてみませんか。
12月1日、オオスズメバチはまだ飛んでいました。ヨタヨタで、いまにも落ちそうでした。巣の入口に落ち葉があって、出入り不自由です。掃除もできていません。「あわれ」ただよう初冬です。
もうすぐ観察のたのしみもなくなるなー。