古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

小鳥の巣箱を改良しました。

2022年08月28日 19時06分50秒 | 古希からの田舎暮らし
 野鳥を見るのがたのしみです。いまはスズメを見ています。バードフィーダーに粟粒を撒いて。どうも、スズメがあまり来なくなりました。粟粒を撒いて、3,4羽は飛んでくるのですが、いままでのように20羽超は見られません。
 ま、12月になれば、またアオジやシロハラが戻ってくるでしょう。それまでの辛抱です。
 2年前に、シジュウカラの巣箱を三つつくって裏山にすえました。道子さんが「シジュウカラがよく鳴いてるよ」というものですから。シジュウカラは「直径27ミリの穴をあけた巣箱にする」と本に書いてあります。スズメは30ミリの穴とか。
 でも全然寄りつかないようです。そこで、穴を大きくして、いろんな野鳥が利用できるようにしてみました。
 直径40ミリの穴をあけて、すえなおしました。

 この巣箱は、バードフィーダーの3メートル後ろの樹に取りつけました。むろん部屋の窓から見えます。

 この巣箱も40ミリの穴をあけて、部屋から見える樹にとりつけました。人間のほうの都合ばかりですんません。斜めに張ってるトラロープは、ミモザの樹を引っ張っています。ちょっと傾いているのを矯正しようと。効き目はわかりません。

 秋になるとあちこちで〈コキア祭り〉があり、人々が観賞します。あの紅葉は見事です。まえは「ひたちなか海浜公園」のコキア祭りを見に行きたいと思っていましたが、いまはどこに行かなくてもいい。
 我が家のコキアも大きく生長してきました。

 これが広がってると思えばいいんだ。このご時世に遠出することもない。これ、老人の弱気なのか。さとりなのか。
 
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思いあぐねます。

2022年08月28日 03時26分44秒 | 古希からの田舎暮らし
 『脱北者たち』から引用します。貧困/飢え/自由のない国/相互監視/自己批判と他人批判を強制される毎週の反省会/公開処刑/お題目は「社会主義国家」/などの中を生きてきた人たちのことを読んで、命がけで〈脱北〉を助けている韓国の牧師のことを読んで、思いあぐねます。引用します。


 色白で端正な顔立ちから優しそうな雰囲気が全身に漂うチョン・ギウォン牧師。温かいまなざしの裏に並外れたバイタリティーが隠れているような気がする。
 チョン氏が脱北者手助けの活動を始めてから18年になる。米国のウオール・ストリート・ジャーナル紙に「ノーベル平和賞に値する活動をしている人」として、コラムに彼のことが紹介されたこともある。
 2017年末までにおよそ1150名の北朝鮮人を中国経由で脱北させた。自らも中国の公安(警察)に逮捕され零下40度まで下がる極寒の刑務所に8か月間、投獄された経験を持つ。(ここまでは著者の解説文)

(チョン牧師自身のレポート)
 命懸けで韓国に連れてきた脱北者からは感謝されるどころか、むしろ悪口を言われることが多いのにも気が付いた。また韓国に着くやいなや、そのまま姿を消して連絡不通になる人も少なくなかった。
「脱北者の手助けをしながら最初5年間はずっと泣いてばかりでした。そんなある日、私はふと気付きました。社会主義国家の北朝鮮ではすべてを国家がバックアップしてくれます。 (中略)  しかし苦難の行軍(食糧難)が始まると社会の秩序が乱れ、生き残るためには人のモノでも平気で盗み食いするしかない。嘘をついても罪にはなりにくく、道徳や礼儀などは不要になってしまうのです。
 そういう環境で生活しているうちに北朝鮮の人々は人格が崩壊し、ますます相互不信がはびこる社会になってしまう。
「なぜチョン牧師は見知らぬ我々を助けてくれるのか」を怪しく思います。物を盗んだり盗み食いする状況下では、見知らぬ人を助けたり配慮したりする行為は想像することすらできず、なぜ私が命懸けで自分たちを助けているのか理解できなかったはずです。
「我々を助け食べ物や衣服などを与えてくれるのは、間違いなくチョン牧師が韓国政府から大金を受け取っているからに違いない。彼は自分の金儲けのためにむしろ我々を利用しているのだ」
 彼らはそういう結論から、感謝の気持ちを持つどころか、かえって私に対して横柄な態度を見せていたのかもしれない。
 でもそういう態度をされても仕方のないことですよ。私たちは、そういう環境の下で人間性を喪失した社会主義文化というものを理解するべきです」


 韓国の大学進学率は日本より高いです。若者の失業率も高い。競争社会です。脱北者はその中で生きていく。韓国の人たちは「上から目線」で脱北者を見るでしょう。〈脱北〉しても生きていくのは容易ではない。それに「人格の崩壊」がかぶさってくる。
 どうすればいいのか。思いあぐねます。 
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