古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

中山七里『おわかれはモーツアルト』

2023年02月13日 23時14分21秒 | 古希からの田舎暮らし
 図書館で本を物色していたら、モーツアルトの名前が。「どんな小説なんだろう」。 
 中山七里の『おわかれはモーツアルト』という本を借りました。読みはじめてみると「全盲のピアニスト」が出てきます。二人の全盲のピアニストの演奏会に行ったことがあります。二人とも世界的なピアニストです。

〇 梯 剛之 さん …… 外国に暮らすこのピアニストの演奏会に、たまたま行くことができました。彼のモーツアルト曲のCDを好んで聴いていたのですが、偶然にも彼の日本での演奏会に行くことができたのです。場所は小野市のエクラホールの広場。いまの音楽ホールはまだできていなくて、あの広場だったと思います。どうして梯さんが日本の田舎のホールで演奏会をしたか。
 ピアノを購入するにあたって、小野市が梯剛之さんに顧問というか助言というか、お願いしたみたいです。そのピアノを披露するので梯さんが日本に来て、『オール・ベートーベン・プログラム』の演奏会を小野市でやった。
 そのチラシを演奏会の前日に〈三木道の駅〉で見かけて、すぐに申し込み座席が二つあった。奇跡みたいに聴くことができました。くわしくは2009年5月4日のブログに書いています。CDをよく聴いてたし、彼の自伝の本を愛読していました。憧れていたピアニストの演奏を、生で聴くことができたのは、ぼくの人生の奇跡のひとつです。

〇 辻井 伸行 さん  …… 辻井さんのコンサートはチケットがとれません。〈sold out〉が社会現象になっています。その彼が兵庫芸文センターでラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を演奏しました。そのチケットをゲットして聴きました。オーケストラはBBC交響楽団でした。チケットがとれたのは、芸文センターの会員で、先行予約ができたからです。すぐに売り切れることがわかっていたので、パソコンをあけて、午前10時からずっと入力しつづけて、一時間ほどでやっととれました。

 その二人のピアニストが頭にあって、読んでいくと推理小説でした。そうか。中山七里という作家は推理小説を書くのか。チェックしてみると、岬洋介というピアニストが探偵みたいに活躍します。ドビュッシー/ラフマニノフ/ショパン/ベートーヴェン/などでも岬洋介は活躍するようです。読んでみようかな。
 
コメント
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