古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

特定外来生物をなんとかしたい!

2024年03月12日 16時51分40秒 | 古希からの田舎暮らし
 大型テレビになって、〈ユー・チューブ〉が大型場面で見られるようになりました。迫力があります。毎晩見ています。よく見るのが/廃墟/限界集落/限界ニュータウン/特定外来生物/イノシシの捕獲/大工仕事(「大工の正ちゃん」など)/古家のリフォーム/廃村/などです。
 特に腹立たしく思っているのが「特定外来生物」です。
 珍しい動物を見ると、うれしくなることがあります。1995年篠山のアパートに暮らすことにしました。そして見たのが「ヌートリア」でした。車塚古墳という立派な古墳の濠に夕方泳いでいる見知らぬ動物を見て、感動しました。人にきいて「ヌートリア」ということを知りました。南米の大きなネズミ=ヌートリアがなぜ日本にいるのか。
 戦時中に軍隊用の皮として輸入した/食料として輸入した/などと聞きましたが、この巨大なネズミに心がおどりました。その後特定外来生物として、害獣であることを知り、また三木に暮らすようになってから「畑の大根が50本」食われ、檻を仕掛けて、8匹の親子を市役所に突き出しました。
 アライグマも害獣です。甘い物が好きで、イチゴやスイカを食べてしまいます。うちもひどい目にあいました。檻で捕まえて、市役所に何度も突き出しました。いまも夜やってくるようですが、イチゴは完璧にネットを張り、アライグマに〈悔し涙〉を流させています。日本には/台湾リス/キョン/などの害獣もいるようです。
 その中でぼくが「にくいヤツだ!」と思っているのが「キョン」です。植物を食ってしまい、夜にひどい大声で鳴く。どうして日本に入ってきたか。元凶は『行川(なめかわ)アイランド』というレジャー施設から脱出したキョンが増えたのです。
 むかし、小学校や中学校の先生たちは、月給から積立てをして、夏休みに『職員旅行』というのに行っていました。ぼくが就職した西宮の中学では、職員旅行は「白浜」をのぞいて国内の名所に行っていました。なぜ「白浜をはずすのか」。白浜は職員が結婚したときに「新婚旅行」に行くから。そのうち新婚旅行は飛行機で「宮崎」に行くようになり、やがてハワイや外国に行くようになりましたが、むかしそんな時代がありました。
 ぼくが行川アイランドに行ったときは「フラミンゴのダンス」や「クジャクの飛行」を見た記憶があります。この施設から脱出したキョンがいまでは6万頭以上になり、千葉県全体に生息するようになったそうです。肉は美味だそうで、台湾ではよく食されるようです。しかし、千葉県の住民は植物の被害や夜の鳴き声に悩まされる。脱出させた施設にも、逃げたキョンにも腹が立ちます。
『ハメルンの笛吹き男』みたいに笛を吹いて、全部のキョンを海に沈めてしまいたい。
 そんなことを思っても解決になりませんが、キョン、アライグマ、ヌートリア、ブラックバス、ブルーギル、ウシガエル、ハクビシン、など特定外来生物はなんとかならんかなー。
 おもしろい話を一つ。アライグマ捕獲用の檻を作っていた会社がありました。その会社は檻に名前をつけて売り出しました。なんという商品名にしたか。「タスカル!」  
コメント
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