古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

「行ってみたい」憧れの地をおもう。

2024年03月24日 20時28分25秒 | 古希からの田舎暮らし
「夜空に舞う〈オーロラ〉を見ると人生観が変わりますよ」。旅行社の人に言われたことがあります。1997年と1998年の冬、2年つづいてカナダのイエローナイフに行きました。オーロラを何日も見ました。すばらしかった。
 で、人生観は変わったか。いいえ。「人生観が変わる」なんて軽々しく言うものではありません。
 さて、行きたいところはまだあります。もう少し若かったら、ペルーの〈マチュピチュ〉にも行ってみたい。国内では、埼玉県の巾着田は500万本の曼殊沙華が咲き乱れるらしい。茨城県のひたちなか海浜公園のネモフィラ祭りやコキア祭りにも行ってみたい。満耕開拓青少年義勇軍が出発前に訓練をした茨城県の内原にも行ってみたい。島根県の足立美術館にももう一度行ってみたい。四国・九州にも、越後にも、東北にも、まだキリがないほどあちこち行ってみたいところがあります。
 コロナがあけた新聞には、旅行の広告がいっぱい載っています。「ああ、ここも行ってみたいなあ」と思います。実際行ったら「思いを果たしたことになるか」。
「ああ、ここは行った。これも行った。今度はあれに行こう」とおもっても行く先は無限にある。憧れの地をこころにもっているうちが華ではないでしょうか。行ってしまって、だれかに「どうだった?」ときかれたら「よかった」と言います。そこでおしまい。
 行くまでの思い、想像、思い描くイメージ。行かなくていい。そんな〈あこがれ〉のこころを持って生きればいい。

 いまNHKのBS放送では以前の朝ドラ「まんぷく」を再放送しています。安藤百福が苦労して〈チキンラーメン〉をつくり、〈カップ・ヌードル〉をつくるドラマです。たのしみに見ています。

 そういえば「カップ・ヌードルを食べたことがあるかなあ」(古い話ですが)と思って、買ってきました。
 そうだ。池田にあるチキン・ラーメン記念館にも行ってみたい。
「遠出」をすることがほんとになくなりました。「ここは行った」「そこにも行った」という場所はそんなにありません。しかし憧れの地をこころにもっている。それでいい。
 そんな気がします。
コメント
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