~自己流~ 畑の日記

見よう見まねで、畑を作っている主婦です。
無農薬・有機栽培を目指して、がんばっています。

じょうずな椎茸の作り方

2006年12月07日 07時42分26秒 | その他(畑の事)
以前、椎茸の記事を書きましたが、森林組合さんの
詳しいプリントを貰っていたので、ご紹介します。

伐採
  ●紅葉が5分~7分の頃か成長の止まった休眠期に伐採
  ●伐採後20日~30日程枝葉を付けたまま干す(葉干し)
  ●落葉の過ぎたものは枝を付けたまま40~50日程干す(枝干し)
   原木 なら・くぬぎ・しで・かし・しい・くり・かえで・くるみ
       はんのき・かしわ・やしゃぶし
       (なら・くぬぎ類が最も良い)

玉切り
  ●切り口に細かいひび割れが入った頃90cm位に玉切りする
  ●玉切り後1~2週間井桁に組んで更に乾燥させる
   ※日光の当たる所では遮光ネットをかける
  ●枝打ちは幹に対して直角方向に切り口をできるだけ小さく切断

植 菌
  ●ヨシノザクラが満開になるまで
   <植菌数の計算法>
  ●穴数  直径×2以上
  ●列数  直径÷2以上
   ※枝打ちした付根や傷口にも1駒
   (例)木口10cmの場合
     穴数10×2 … 20以上
     列数10÷2 …  5以上

仮伏せ
  植菌した原木を充分活着させる
  ●薪積み
    高さ50センチ位迄
    コモ、ムシロで被いをする
  ●井桁積み
    通風をよくする
  ●直射日光の当たらない所
  ●風通しの良い所
  ●雨水の当たる所
  ●排水の良い所
  ●暗くない所
  ●東・南向きの所
   (木口に白い模様が出るのは菌糸の生育が良好な木)

本伏せ
 茸の発生を促す
  ●よろい伏せ・ムカデ伏せ
  ●梅雨前に本伏せする
  ●雨の多い年や少ない年、乾地・湿地によって伏せる角度を調節する
   雨の少ない年(乾地)  伏せる角度 30度~40度
   雨の多い年 (湿地)  伏せる角度 40度~50度
  ●秋口まで月1回、上部と下部を反転(天地返し)させる
   それ以降は3ヶ月ごとに行う
  ●30℃を越すような日は日中をさけて散水する
  ●2週間位雨がなければ散水
   ※発生時期は充分散水する

発 生
  ●本格的な発生は翌年の秋口から(春と秋)
  ●発生してから2~3年目が多く発生する
  ●強い風が当たる所では乾いて生長しないので
   散水後保湿・保温の為にビニールをかける 
  ●秋口、春先から、ほだ木は動かさない

<管 理>
   発生時期以外は本伏せと同じ管理をする

 ここで損するしいたけ栽培
 * 夏の高温に対応できず失敗
 * 原木の水分調整不充分で菌のまわりが悪く失敗
 * 太陽光線の直射を軽視して失敗

こうやって、改めて読んでみると、仮伏せ以降は、
ほったらかしていた原木に、椎茸が発生したのは、
“奇跡以外のなにものでもない”
そんな気がしてきました。
できた椎茸は、全部食べてしまいました。
今後、椎茸にお目にかかれるかどうかは…
難しいかもしれませんね。