中国映画『初恋のきた道』のDVDを借りて来ました☆
監督はチャン・イーモウ。
出演は女優のチャン・ツィイー。
中国の農村を舞台にしたラブ・ストーリー♪
父親の死の知らせを受けて実家に帰って来た青年が、父親と母親の若き日の出会いについて語り出します。
現実の描写を白黒の映像で。両親の若かりし頃を鮮やかな色彩で描き出す演出で、農村を包み込む美しい紅葉の黄色、厳しい冬の雪の白さが印象的。
人を好きになるってことに国籍も人種も宗教も思想の違いもありませんね!
すごく共感できて、中国の人が好きになります☆
村にたった一人の教師としてやって来た父親に恋した若かりし頃の母親。
字も読めない彼女ですが、子供たちに朗読するその声を聞きたくて、学校の近くの井戸に水をくみに行くという理由をつけて、毎日毎日通いつめます。
道で偶然出会うために待ち伏せしたり♪
全然偶然じゃないけど(笑)
でも、やがて二人は離れ離れになってしまうのです。
男の戻ってくるという約束を信じて、村から町へとつながる道でひたすら、ひたすら待ち続ける…
あぁ~、自分の両親のなれそめっていつ頃聞いたかな?
別に聞きたくはなかったけれど、一度聞くと絶対忘れない。
映画では、夫の遺体を病院から村へ運ぶのに、昔の習慣通り、亡くなった人が故郷への道を忘れないために、村人で担いで行きたいと母親が言い張ります。
しかし、今は車やトラクターもあり、人手もお金も足りないのでそれは無理だと村長が言います。
でも、母親は諦めません!
お金は息子である青年が用意し、人手も隣村から雇うことにし、なんとか形だけでも整えた時。
父親の教え子だという人が、何人も、何人もやって来て…
先生って職業はこうでなくっちゃ!!
レンタルでその日のうちにDVDを返さなくっちゃいけなくて、真っ赤な目をしたまま返しに行きました☆
中国の農村を舞台にした初恋の物語♪
泣ける映画でした。