レンタル料金が安かったので、このところ映画三昧♪
今回は、ジョニー・デップ主演の映画、『ネバーランド』を観ました☆
「ピーターパン」の作者、劇作家のジェームス・バリーが「ピーターパン」を書くにいたった物語を、実話をもとに描いています。
監督はマーク・フォスター。日本での公開は2005年。
子役のフレディ・ハイモア君が、ピーターパンのモデルとなった少年役で、ジョニー・デップと初の共演を果たした作品♪
彼のお母さん役で、『タイタニック』のヒロイン役で有名なケイト・ウィンスレットが出演しています。
なかなかヒット作が書けない劇作家のバリーに、興行主がボヤくシーンが印象的でした。
…演劇を彼らは(批評家)真剣に考えすぎる。演劇とはもともと、プレイ=”遊び”なんだ。
公園で知り合った母子に興味を引かれるバリー(ジョニー・デップ)
ここでの子どもたちとジョニー・デップのふれ合いが楽しい♪
やがて、子ども達と仲良くなり、一緒に海賊ごっこや凧あげなどをして遊ぶようになるのですが、兄弟の中の一人、ピーター(フレディ・ハイモア)だけはなかなか心を開きません。
父親を失った悲しみが彼の心を深く傷つけ、すぐ良くなるからと言っていた大人たちを信じられなくなり、しいてはこの世界を、夢を見ることさえ信じられなくなっているのです。
「彼は早く大人になろとしている。大人になれば傷つかなくてすむと思って」
父親だけでなく、母親までも失うかもしれないという不安に、ついに感情を爆発させるピーターがせつない。
とても悲しい時、つらい時に、一人で笑うことは難しい。
でも、誰かがそばにいれば。その人のことを心配してくれる人がいてくれれば。いつか笑うことができるはず…
フレディ君~(泣)
「ピーターパン」のお話がしだいに出来上がっていく過程も興味深いのですが、それだけではなく、人間ドラマとしても見せてくれます。
演劇を愛し、人間関係に不器用なバリー役のジョニー・デップがハマリ役♪
しかし! それよりも何よりも、今回は子どもたちがすごくよかった☆
子どもたちの体が浮き上がって窓から外に飛び出していくシーンには見ているこっちもワクワク♪♪
映画、演劇、物語…
表現の形は様々だけれど、人の持つ”想像力”って力は素晴らしい♪ って見ていて素直に思いました☆
いい映画でした。