スーパーの男子トイレに入っていると(尾篭な話でスミマセン)、小さな男の子が一人でトイレに入って来ました。
その子はどうしたらいいのかわからないといった感じで、さかんに外にいるらしい母親に話しかけています。
男子トイレデビュー?
そんな言葉があるのかどうか知りませんが、何度か「嫌だ」「怖い」(?)と母親に告げた後、とうとう「お母さん来てよ~」と泣き出してしまいました。
…いやいや、お母さんは来れないから(苦笑)
こういう場合、大人の男が話しかけたら余計に男の子を怖がらせてしまいそうで難しいんですよね。それにみんな手が離せないし(笑)
男の子は3回くらいはそれでも母親を呼んだのかな?
結局母親がなぜ入ってこないのか理解できないまま、我慢できずに自分から母親のところにかけ戻っていきました。
まだそこんところの事情はわからないか。
本人は悲しい思いをしたのでしょうが、なんだかその子の成長の過程を見ているようで面白かったです。(ゴメン少年)
トイレは間に合ったのかな?
最近読んでおもしろいかったのは、越谷オサムさんの、
『陽だまりの彼女』 (新潮文庫)
陽だまりの彼女 (新潮文庫)
価格:¥ 540(税込)
発売日:2011-05-28
十年ぶりに再会した幼なじみは、かわいくて仕事もできる社会人になっていた!
イジメられっ子だった彼女の変身ぶりに驚きながらも、引かれていく男性。
二人には、忘れられない中学時代の思い出があった。
そして、プツンと切られた糸みたいになっていた二人の時間が再び動き出す…
最初はベタベタの極甘恋愛小説かと思いました。
公園でキスだとか、ハダカにエプロンだとか、バカップル丸出し(苦笑)
それでも彼女の性格がとってもいいので、あぁ、恋愛ってこういうところあるよね~、と読み進めることができます。
同級生からのイジメ。飛び交うウワサ。校内で孤立してしまっていた二人。
里親に育てられたという境遇。
彼女につきまとう過去の影と秘密。
二人が出会ったのは、果たして偶然だったのか?
最後まで読んで、「陽だまりの彼女」というタイトルに納得しました。
まさかこんなラストがこんな、のほほ~んとした小説に待っていようとは!!
さまざまな意見や反論を覚悟で書きますが、この小説はSF小説です!
日差しのあたる畳に寝そべり、友人を呼んでは酔いつぶれ、鼻歌を歌いながら朝食を作る♪
♪僕たちが結婚したらきっと幸せになれるはずさ
♪素敵じゃないか
(作詞 トニー・アッシャー 作曲 ブライアン・ウィルソン 邦訳 越谷オサム)
ベタ甘の恋愛小説でもあり、ミステリーでもあり、時にアクションでサスペンスでもあり、おまけに怪談でもありますが、この作品はSF小説です!!
私はそう思いました。
電車の中で読んでいたのですが、ニヤニヤ笑いが止まらなくて、不審者に思われたかも。
マスクをしていたけど大丈夫だったかな?
とってもいい時間を過ごすことができました。
あー、面白かった☆