関東地方での竜巻や、三重県での痛ましい中学生が犠牲になった事件。または中東シリアでの紛争、いっこうに解決しない福島原子力発電所の汚染水被害。
本当に大変なことが起きていますが、そんな中で私はこのニュースが気になっていました。
文部科学省による「こども」の表記は「子ども」ではなく「子供」に統一します、表明。
新聞を読んだだけなので本当のところはわかりませんが、長らくどちらも使われてきた「子ども」「子供」という表記を、公文書では「子供」に統一するらしいです。
ですがその理由が私にはよくわからない。
曰く「子供の供は『お供え物』を連想させ差別的な印象を与えるという主張があったが、これは差別的ではない。従って『子供』に統一しても問題ない」
曰く「漢字とひらがなを交ぜて表記する『交ぜ書き』は問題がある」
「子ども」って交ぜ書きだっけ?
子供は漢字二文字の熟語であり、「こ供」と書かないように「子ども」という表記もおかしい、という説があるそうです。
「こども」って漢語だっけ? 和語だったら単なる当て字でしょ? 漢字とひらがなの言葉がダメってことは「ご飯」もダメ? 「漏えい」も「ごう音」も「あい路」もこれからは「漏洩」「轟音」「隘路」になるの? これは常用漢字じゃないからそのまま?
専門家ではないので的外れなことをいっているのかも知れませんが、すごい違和感。
文科省はそのうち公文書は昔のように「漢文」で書くように、とか言い出しかねない(苦笑)
う~ん、ひらがなのどこがいけないのか私にはやっぱりわからない。
ま、国営放送のアナウンサーが「リスク」とか「ケア」とか「システム」などの外来語を多用したからって訴えられてるご時勢だからね。「ほっとイブニング」て番組名は文科省的にはどうなの? そういえばこの「文科省」って略字はいいの?
いろいろとモヤモヤしてしまうニュースでした。
これ、もっと取り上げて欲しいなぁ。