11月になりました。
さすがに寒くなってきましたね。
そろそろコタツもだそうかな・・・
前から読みたかった本がやっと手に入りました。
吾妻ひでお 著
『失踪日記2 アル中病棟』(イースト・プレス)
前作「失踪日記」はマンガの締め切りから逃げてホームレスになり、配管工として働いたり、家に連れ戻されたり、アルコール依存症で強制入院させられたりという、”実話”をマンガにしたものでしたが(苦笑)、今回はアルコール依存症の部分に焦点をあてて描いた、その名も「アル中病棟」
マンガなので、すごく読みやすいのですが、アル中って悲惨。
幻覚だとか自殺願望だとか、文字にするとね、ほらやっぱり悲惨。
作者も耐えられないのか、看護師さんをやたら可愛く描いたり、猫や”のた魚”を描いたりと、あっちこっちで遊びを入れています。
う~ん、個人的にはホームレスの話のほうが面白かったかな(あくまでマンガ作品として)
家や収入は大切だけれど、それを失ったからって、すべての終わりじゃないんですよね。
前作にはそういうパワーがありました。
私は好きだったなぁ。
お金を持たずに十年以上生活してるドイツの女性もいましたね。
何を大切にし何を捨ててもいいのか。
すごく考えさせられました。
私はとりあえず働けるうちは働きますけどね♪
吾妻ひでおさんの次回作に期待です。
イースト・プレス
発売日 : 2013-10-06