久しぶりに読んだ本の紹介です。
高楼方子さんは好きな作家さん。
ちょっと古い作品ですが、手軽に読める感じだったので手に取ったのですが、面白くてすぐに読み終わってしまいました♪
高楼方子 著
『いたずらおばあさん』 (フレーベル館)
題名の通り、主人公は二人の「おばあさん」
80歳をこえたおばあさんが、8歳の女の子になって大活躍!
「若返り」って、誰もが一度は考えますよね?(苦笑)
違うかな?
体は8歳だけれど、頭の中はしっかり80歳で、「おばあさん」が時々しゃべる言葉にあらわれたりして楽しい☆
子供の時の気持ちがいきいきと描写してあって、思わず「そうそう!」とうなずいてしまいました。
大人になっていつの間にか忘れてしまっていたんですよね。
少し荒削りなストーリーですが、この頃から子供の内面を描くことがうまくて、のちの作品につながっていったことがうかがえます。
よく「子供は未熟で大人になるための準備期間」みたいなことをいう人がいますが、私はそうは思っていません。
まったく未知の世界に放り出され、ひとつひとつ学びおぼえ、他人を認識し、自己を形成していく。子供の悩みや葛藤は、大人なんて比べ物にならないくらい広く大きいと思っています。
だいたい、大人になっても未熟な人はいっぱいいますから(苦笑)
コタツも出したし、昨日は初ストーブもつけました♪
週末くらいは鍋でもやろうかな?
冬は夜が長くて好きです。
楽しい本が読めました☆
いたずらおばあさん
価格:¥ 1,155(税込)
発売日:1995-09