最近の子はクルミ(胡桃)を拾ったりしないんですかね?
山で遭難したらどう生き残るかって話の流れで、山で採れる食べ物の話になりました。
私の実家は岐阜県の田舎(岐阜県がそもそも田舎 笑)の山の中なので、小さい頃から山で食べ物を確保していました。
キノコやタラの芽、ヨモギやふきのとう、わらびやゼンマイ、蜂の子にキジなどの山鳥(父親が猟銃の保有者でした)、イノシシや熊(駆除の依頼があった時のみ)、鮎やイワナ、自然薯に竹林はもう庭みたいなものですがそこからタケノコなども。
小学校の行き帰りにもその辺に口にできる食べ物がけっこうありました。
まぁ、レンゲの蜜を吸うだとか、木苺(きいちご)をつまむだとか、子どもにもできる手間のかからないもの。
ヘビイチゴは食べないように上級生に注意されたり、個人的にアケビは苦手でしたね。
その中で、クルミも普通に食べていたのですが、話してみたら周りに驚かれてしまって・・・
クルミって腹の足しにはなりませんが、くさった果肉は簡単に取れるし、アスファルトの地面に堅い実を置いて石で叩き割るって作業がけっこう子どもには面白いので、みんなでやっていました。
地元に「五平餅」というつぶしたご飯を平たい竹串にくっつけて焼くという郷土料理があるのですが、それに塗る味噌ダレにクルミを入れて焼くと美味しいんですよね!
「クルミって日本で採れるの?」
「クルミはお店で買うものだと思ってた」
・・・これだから最近の日本人は(苦笑)
まぁ、私も山菜よりスナック菓子が好きな子どもだったのであまりエラそうなことは言えませんけど(笑)
今でも冷凍食品大好きですしね。
田舎で育ったので、自分の家で作った味噌や漬け物の田舎臭いニオイが嫌でしょうがなかったんです。
お風呂場の脱衣所に使っている場所に麹(こうじ)が広げられていて、気を使って服を脱がなきゃいけないとか。
拾ってきた栗に虫食いの穴がないか選別している途中で虫が出てきたり、蜂の子の幼虫をピンセットで抜く作業をやらされたり、撃ってきた山鳥の毛をむしらされたりと、いい思い出がありゃしない(笑)
たくましくはなるでしょうけどね。
今はクルミを拾って食べたりしたら所有権だとか衛生面で問題になるのかな?