ホラー映画 『●REC/レック』 を借りて来ました。
TVレポーターが消防士への密着取材中にとあるアパートで体験する恐怖の一夜…
「何が起こっても撮り続ける―」
のキャッチコピー通り、全編一台の取材カメラが捉えた映像という形で進んでいくドキュメンタリータッチのパニックホラー映画。
監督はジャウマ・バラゲロ、パコ・プラサ。
2008年公開、R-15指定。
スペインの映画です。
登場人物が持つビデオカメラが映した映像…
という手法の映画は『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』が面白かったのでこれも見てみました。
同じ手法の映画『クローバーフィールド』も見ました。
『ブレア・ウィッチ』は自主映画の撮影、『クローバー』の方は友人のパーティーで回されていたビデオカメラがどんどん恐ろしい映像を録画していくのですが、この『レック』を見た後の感想は、
やっぱり『ブレア・ウィッチ』が一番怖い…
どんなに衝撃的な映像より、夜の闇に囲まれた心理的な恐怖…こういうのが本当に怖いんですよね。
ほとんど夏の心霊特集♪
でも、『●REC/レック』 も怖かったです。
こちらはゾンビもの…かな?
アパートに閉じ込められた住人と警察官。
そして駆けつけた消防士と女性レポーター&男性カメラマン。
状況もわからないまま、いきなりアパートが外から封鎖され、誰も外に出られなくなります。
そして始まる惨劇…
なぜ? どうして? 何が起こっているのか?
何もわからないまま、咬まれた仲間が次々とゾンビ化していく恐怖。
それでもテレビカメラは回り続け、そのアパートに隠された真実を映し出していく…
とにかく出演者が叫びまくるのでとってもうるさい。
アパートの住人には日本語をしゃべる日本人らしき人もいるのですが、生の魚を食べるとかスペインの人に苦情を言われてしまっています。
高校生の時、友達数人と順番でお金を出すという取り決めで、レンタルビデオの映画鑑賞会をしていたのですが、その時見たホラー映画の中に亀を食べた後の甲羅の吊るされたシーンがあってとっても怖かったのを憶えています…
ま、日本でもスッポンとか食べるから、冷静に見たらホラーとして成立していないかも知れませんが、音楽と映像の撮り方で怖かった。
ホラーてある意味心理的な物が大きいですね。
つっこみどころはたくさんありますが…
ガラス窓を破って外に出ろよ…とか、ウロウロしないで部屋の中でじっとしてたら? とか(笑)
さすがに暗い映画館の中で見たら怖いだろうなぁ~
この映画はスペインで大ヒットして、ハリウッドでリメイク版が制作され、本編のラストシーン直後から始まる第二弾、『●REC2/レック2』 も今年(2009年)公開されました。
こういうドキュメンタリータッチの映像手法はホラー映画にはうってつけかも。
お金をかけるだけが映画じゃないということがよくわかる映画です。
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