映画『地獄の黙示録 特別完全版』を見ました。
地獄の黙示録 特別完全版 [DVD] 価格:¥ 4,935(税込) 発売日:2002-07-25 |
ベトナム戦争を扱った名作ですが、主人公が追うカーツ大佐の机の上に、フレイザーの「金枝篇」が乗っていると聞いたので、ただそれを見たくて(苦笑)
「金枝篇」好きなんですよね♪
特別版で新たに追加されたフランス人入植者たちのシーン(ベトナムはフランスの植民地でした)で、妖艶な未亡人と主人公が交わす会話。
「急がなくても、明日も戦争よ」
「……それもそうだ」
このセリフが今回とっても印象に残りました。
そうなんですよね、仕事で忙しくて、今日とあと何日か乗り切れば何とかなるような気がしているけれど、忙しい日に終りなんかなくて、明日も、明後日も、ずっと戦争は続く。
その中でいかに正気を保っていられるのか……
なぁ~んて、いまの自分につい照らし合わせてしまいました。
映画とはまったく関係ありません。
牛がいけにえにされるシーンはかわいそうだったな。
有名なワーグナーの曲を流しながらヘリの編隊が飛ぶシーンや、いつもジャングルにただよう不自然な赤い煙がまるでファンタジーのようでした。
残虐なシーンも多いのに、変に嫌悪感がわいてこないのはそのせいなのかな?
いい映画とはいえないけれど、印象に残る映画でした☆
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます