前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

韓国ドラマ『シグナル』(Netflix)

2019-11-09 23:37:03 | 舞台・映画など
「愛の迷宮 -トンネル-」に続き、
Netflixで、韓国ドラマ『シグナル』(全16話)を観ました。




出演:
イ・ジェフン(未解決事件専門チームプロファイラー/パク・ヘヨン)
チョ・ジヌン(強力係刑事/イ・ジェハン)
キム・ヘス(未解決事件専門チーム刑事/チャ・スヒョン)
チャン・ヒョンソン(警察庁捜査局長/キム・ボムジュ)
製作:2016年・韓国


「トンネル」同様、
今観ている方、これから観る方もいらっしゃるかもしれませんので、
あまりネタバレしないように書きます。

こちらは「タイムスリップ」ではなく「過去との交信物?」です。

面白かった!!


ただ「トンネル」に比べてかなり重い内容ですね。
全て解決、ハッピーエンドというより、まだまだ戦いは続く・・・
という感じで。


警察庁捜査局長のキム・ボムジュを演じた、チャン・ヒョンソンが、
まあ、憎たらしいというか、ムカつくというか。
それだけ素晴らしい演技だったということですが。


(右がキム・ボムジュ役のチャン・ヒョンソンさん。左がイ・ジェハン役のチョ・ジヌンさん)


続編があるのでは?という噂もあるようですが、
この余韻を残した終わり方もいいと思います。


韓国映画の質の高さは知っていましたが、
映画はバイオレンス描写が結構エグいので敬遠していました。

ドラマはテレビ放送をするためか、エグい描写はほとんどなく、
その意味では見易かったです。
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韓国ドラマ『愛の迷宮 -トンネル-』(Netflix)

2019-10-21 23:22:32 | 舞台・映画など
Netflixで、韓国ドラマ『愛の迷宮 -トンネル-』(全16話)を観ました。




出演:
チェ・ジニョク(強力班刑事/パク・グァンホ)
ユン・ヒョンミン(強力1チーム刑事/キム・ソンジェ)
イ・ユヨン(心理学教授/シン・ジェイ)
チョ・ヒボン(強力1チーム長/チョン・ソンシク)
製作:2017年・韓国


韓国映画・ドラマはあまり観ないのですが「面白い!!」という妻の勧めで。

今観ている方、これから観る方もいらっしゃるかもしれませんので、
あまりネタバレしないように書きますが「刑事物+タイムスリップ物」です。


面白かった!!!

韓国の俳優さんはあまり存じ上げないのですが、
主役のパク・グァンホを演じた、チェ・ジニョクさんがとにかくカッコいい。


(左からユン・ヒョンミン、イ・ユヨン、チェ・ジニョク)


刑事物ですから、最終的に事件は解決するだろうと思ってましたが、
途中から(そんなことよりも)「パク・グァンホは幸せになってほしい」
と思いながら観ていました。


舞台は1986年と30年後の2016年ですが、
オープニングの音楽の使い方とか、なかなかグッときますね。
ちょっと古い(懐かしい)感じが。

軸になる事件の合間に、別の(単発の)事件も起こりますが、
その捜査過程で、それぞれの過去が徐々に明らかになり、
お互いを理解していく展開は「うまいなあ」と思います。


基本、シリアスな重い物語ですが、時折コミカルな掛合いもあって、
ホッとさせられます。

強力1チーム長のチョン・ソンシクを演じたチョ・ヒボンさんは
周りの人たちに翻弄される役回りですが、素晴らしい演技でしたね。
(一番難しい役柄じゃないでしょうか)



ところで1986年の韓国(ファヤン)の町並みや人々の生活の様子は、
日本でいうともう少し前、1970年代くらいに感じます。
この30年で韓国がいかに発展したかがわかります。


あと毎度?のことですが、タイトルの「愛の迷宮」は日本で付けられたものです。
物語は「親子愛」が中心ですので、これはどうかと…。



『愛の迷宮 -トンネル-』の前に作られた、やはりタイムスリップ物の
『シグナル』というドラマも面白いそうですが、
こちらもNetflixに入ってますので、引き続き視聴しようと思います。
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映画 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』

2019-06-23 17:43:40 | 舞台・映画など
映画 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』を観てきました。



(以下、若干ネタバレ含みます)

監督:マイケル・ドハティ
脚本:マイケル・ドハティ
   ザック・シールズ
出演者:カイル・チャンドラー
    ヴェラ・ファーミガ
    ミリー・ボビー・ブラウン
    サリー・ホーキンス
    渡辺謙
    チャン・ツィイー
怪獣:ゴジラ
   キングギドラ
   モスラ
   ラドン 他


2014年のハリウッド版ゴジラ『GODZILLA ゴジラ』の続編です。


ゴジラを始めとする巨大生物達は、かつて人間と共存?していた、
古代神話に出てくる"神々"のような存在
(地球の環境を管理、維持する存在)として描かれています。

それらの頂点に君臨していた「ゴジラ」と、
宇宙から飛来した存在「キングギドラ」(自然の摂理から逸脱した存在)との
"覇権争い"にモスラ、ラドンが加わります。


観た方々、皆さん異口同音に言っておられる通り、
ドラマパート(人間パート)は、正直行き当たりばったりの
"ツッコミ"展開ですが、巨大怪獣同士の戦いは見ごたえ十分。


日本版ゴジラを始めとする怪獣映画に詳しい方なら、
そこかしこに散りばめられた"オマージュ"探しも楽しいようですが、
残念ながら、そこら辺は全く疎いもので・・・。

後から指摘されて「なるほど」と分かったのは、
一人二役(双子役)のチャン・ツィイーが、
オリジナル「モスラ」の小美人に相当するというのと、
怪獣を倒すために使う兵器「オキシジェン・デストロイヤー」が
「ゴジラ」第一作で使われる兵器と(名前・性能が)同じという点くらい。


ただ、劇中で伊福部昭の、あの「ゴジラのテーマ」が流れたときは
私のような"初心者?"でも興奮しました。
エンドロールでは「モスラのテーマ」もでてきて、ちょっとびっくり。
(ザ・ピーナッツの「モスラ~や、モスラ~」のメロディね)


ラストの「"怪獣の王・ゴジラ"に傅くほかの怪獣たち」というシーンは
グッときました。

それから、前作ではほとんど役に立たなかった
芹沢(ケン・ワタナベ)博士は、今回、見せ場があります!


終始気になったのは、怪獣たちと人間の距離ですね。
そんな近くで、ウロウロ、ああだこうだしてたら危ないって。
ちょっと尻尾を動かしただけで、大惨事になるんだから!


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映画『アトラクション 制圧』

2019-06-03 22:54:57 | 舞台・映画など
Amazon primeでロシア映画『アトラクション 制圧』を観ました。
(以下、ネタバレを含みます)




監督:フョードル・ボンダルチューク
キャスト:
イリーナ・ストラシェンバウム
アレクサンドル・ペトロフ
オレグ・メンシコフ

製作年:2017年
製作国:ロシア
上映時間:117分


あらすじはというと

 ロシアの首都モスクワに巨大な宇宙船が墜落。
 モスクワの街をなぎ倒し多くの死傷者を出しながら着陸した。
 初めて遭遇する地球外生命体に戸惑う人々。
 ロシア政府は即座に戒厳令を敷き事態の鎮圧を図ろうとする。
 軍の司令官の娘ユリアは、宇宙船とともにやってきた異星人の一人で、
 科学技術者であるヘイコンと知り合い仲を深めるが、
 一方で、異星人に対する排斥の機運が高まっていく・・・
 (Filmarks映画情報より)


まあ、ロシアのSF映画ということで、正直それほど期待せずに観始めました。
(難しいことを考えずに、気楽に観られればいいや、程度)


冒頭、宇宙船が墜落するシーンなどの映像はかなり迫力があり、
見ごたえがあります(ここがクライマックスか?)。

異星人はパワードスーツのようなものを着ていますが、
"中身"は人間そっくりです(赤い血を流します)。
物語中盤の異星人と人間が協力しての"脱走劇"は、
SFというより普通のバディ物ですね(見た目"人"ですから)。


凄く大雑把にいうと、「E.T.」や「第9地区」と同様、
地球外生命体(エイリアン)が、図らずも(侵略の意図ではなく)地球に飛来し、
地球人の協力を得ながら、故郷に帰っていく・・・ものの一つです。

ジャンル映画にしては117分はちょっと長いですし、
余計なラブシーンとかをカットして、90分くらいにすれば、
そこそこ面白いB級映画になったのでは・・・・・・などと思いました。

観てすぐの間は・・・


ですが、ふと、全く別の解釈ができるのでは?と思い始めました。


"彼ら"(地球外生命体)にとって「水」がとても重要な役割を果たします。
「水」を自由に操り、「水」によって身体の傷などを治し、
宇宙船の修理も行います。

映画の後半で一瞬出てくる"彼ら"の惑星の映像(記憶?)は、
噴水みたいに水が宙を自在に流れ、緑が生い茂る"天国"のようです。
(SF的な説明は特になし。"生命の根源"を象徴するもの?)

また"彼ら"は永遠の命を得ており、死の恐怖がないことから
感情を持っていない(希薄?)ようですが、
異星人「ヘイコン」は、主人公の女性「ユリア」と出会い、
彼女に助けられたことから、徐々に感情を表し始めます。

地球離脱のため、宇宙船に戻る間際で、ユリアは命を落としますが、
ヘイコンは、自らの永遠の命を彼女に与え、自分は死んでいきます。
そしてユリアは「水」によって細胞が再生され、一命を取り留めます。


【「水」による癒しや生まれ変わり・・・永遠の命・・・】


非常に「キリスト教」的なモチーフではないでしょうか。


そう思ってみると、随所にキリスト教と響き合うような箇所が
あったことに気付かされます。


「水」を自在に操るというのは、海を割ったモーセを思い出させますし、
自らの命を犠牲にしてユリア(人類)を救う姿は、イエスと重なります。
「水」による"生まれ変わり"は、キリスト教の"洗礼"そのものですし。

軍から逃れるためにユリアの家に行き、そこで老犬の目を治すシーンがあります。
盲人を癒すエピソードは、イエスの起こした"奇跡"として聖書に何度も出てきます。

また、唯一でてくる食事のシーンで、ユリアとヘイコンが一緒にパンを食べたり、
ユリア(恐らくは、まだそのような行為を経験していない)が、
軍の司令官である父親と面会するために「妊娠した」と嘘をついたり。
(イエスと弟子たちがパンを分け合う最後の晩餐や、聖母マリアの受胎の隠喩?)

ユリアとヘイコン、そしてユリアの父(軍の司令官)が収容された
宇宙船内に響く(マザー・コンピュータ?の)声は、「全能の父」でしょうか。

そして最後。
自らの命を犠牲にした(死んだ)ヘイコンの身体が微かに動きます。
死からの「復活」を暗示しているようです。



"深読み"のし過ぎかもしれませんし、監督や脚本家も意図していない
勝手な"解釈"かもしれません。
無意識のうちに「キリスト教」的な価値観が反映されている
だけかもしれません。


でも、単なる「ロシアB級SF映画」だと思っていた作品が、
思わぬ「名作」に「生まれ変わった」気がします。

改めてじっくりと鑑賞してみたいです。
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映画『カメラを止めるな!』を観てきました

2018-08-19 00:40:13 | 舞台・映画など
今、大評判となっている映画『カメラを止めるな!』を観てきました。


予備知識なしで観に行きましたが、最高に面白かった!!

絶対おすすめ!(予備知識なしで観るように)


ネタバレになるので、感想はかけません。


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