前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
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(一服ざる)

ゴルトベルク変奏曲(木管四重奏版):アルンド四重奏団

2021-10-02 12:05:31 | ゴルトベルク変奏曲
ゴルトベルク変奏曲の木管四重奏版を聴きました。

演奏はアルンド四重奏団(Arundo Quartet)です。


カッコいいジャケット
四人の男達が見つめる先にあるものは・・・

ヤン・ソーチェク(オーボエ)
ヤン・マフ(クラリネット)
カレル・ドーナル(バセットホルン)
ヴァーツラフ・ヴォナーシェク(ファゴット)

ファゴットの方が編曲しています。ファゴットが目立つような気がするのはそのせい?
でも「低音主題」が変奏されるのですから、そこが強調されるのは当然なのかな。


繰り返しなしで、軽やかに、爽やかに全曲を駆け抜けていきます!
(約38分。グールドのデビュー盤のよう)

なんという心地よさ。
これは愉しい!!


普段、木管合奏曲を聴くことはあまりないのですが、ゴルトベルク変奏曲の様々な曲調のおかげで、
木管楽器の魅力、その柔らかで優しい音色と表現力が存分に味わえます。

これは素晴らしい!!


第27変奏の9度のカノン。
前半はシングルリードコンビ、クラリネットとバセットホルンで
後半はダブルリードコンビ、オーボエとファゴットで追いかけっこ。

全曲中唯一の純粋な2声カノンを、こんな"粋"な編曲で奏でるなんて。


シトコヴェツキーの弦楽三重奏版と並ぶ、名編曲版だと思います。


なお、おまけ?として、同じくバッハ大先生の管弦楽組曲第1番(木管四重奏版)も入っています。

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