『ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2019』に行ってきました。
聴いたのは、3日と4日で計3公演。
◆平和~パス・サローム・シャローム(公演№122)
カンティクム・ノーヴム(地中海沿岸の伝統楽器アンサンブル)
エマニュエル・バルドン(歌、音楽監督)
"パス"はスペイン語、"サラーム"はアラビア語、"シャローム"はヘブライ語で
いずれも「平和」を意味するそうです。
キリスト教世界と東洋世界が出会う地中海地方の音楽と、
西欧の音楽を自在に融合させる器楽・声楽アンサンブル。
あまり目にする機会のない楽器ばかりでした。
ニッケルハルパ。
鍵盤で弦を押さえて弓で弾く楽器です。
ハーディ・ガーディに似ています。
カヌーン(カーヌーン)。
琴のように指で爪弾いて弾きます。
そのほか、ヴィオラ・ダ・ガンバやリュート、リコーダーの
親戚みたいな楽器と打楽器など。
聖母マリアへの賛歌などが中心でしたが、旋律は中近東の音楽のよう。
◆慈愛-中世ヨーロッパの愛の旅(公演№124)
ヴォックス・クラマンティス(合唱)
ヤーン=エイク・トゥルヴェ(指揮)
グレゴリオ聖歌、中世の多声声楽曲、現代音楽を得意とする合唱団で、
作曲家ペルトから多くの作品を献呈され初演しています。
グレゴリオ聖歌:アレルヤ
マショー:キリエ(ノートルダム・ミサから)
ダンスタブル:あなたはなんと美しいことか
ペロティヌス:祝福されたる子よ
ダンスタブル:われ、わが園にくだりゆけり
グレゴリオ聖歌:あなたはまったく美しい、マリアさま
バンショワ:愛の神への感謝
マショー:アニュス・デイ(ノートルダム・ミサから)
オケゲム:死よ、そなたは矢で傷つけてしまった
アレルヤを歌いながら、会場後方から入場。
そして、ギョーム・ド・マショーのキリエに。
何という美しい歌声。神聖さ、荘厳さ。
◆ペルト作品(公演№233)
ヴォックス・クラマンティス(合唱)
ヴォックス・トリオ(弦楽三重奏)
ヤーン=エイク・トゥルヴェ(指揮)
ペルト:何年も前のことだった
ペルト:7つのマニフィカト・アンティフォナ
ペルト:スターバト・マーテル
ペルトの音楽に出会ったのは、第一作品集「タブラ・ラサ」が
出た頃なので、もう27~8年前になるでしょうか。
ライヒと共に、もっとも支持を集めている現代作曲家になりました。
もともと宗教色が強く、静謐な作品が多いので、
無伴奏合唱曲などは、前出の中世の宗教曲などと並べても
違和感がありません。
『7つのマニフィカト・アンティフォナ』は初めて聴く曲でしたが、
男声低音、パートごとの移り変わりと重なりがしびれます。
『スターバト・マーテル』は冒頭、弦楽三重奏で始まりますが、
ペルトらしい下降していく旋律で、そこに合唱が加わると、もう限界。
「Stabat mater dolorosa」のところで思わず落涙。
ヴォックス・クラマンティスは、これまでもラ・フォル・ジュルネに
出演していたようですが、今まで知りませんでした。
機会があればまた聴きたいです。
CDを購入しました。
グレゴリオ聖歌とペルトの作品集。
聴いたのは、3日と4日で計3公演。
◆平和~パス・サローム・シャローム(公演№122)
カンティクム・ノーヴム(地中海沿岸の伝統楽器アンサンブル)
エマニュエル・バルドン(歌、音楽監督)
"パス"はスペイン語、"サラーム"はアラビア語、"シャローム"はヘブライ語で
いずれも「平和」を意味するそうです。
キリスト教世界と東洋世界が出会う地中海地方の音楽と、
西欧の音楽を自在に融合させる器楽・声楽アンサンブル。
あまり目にする機会のない楽器ばかりでした。
ニッケルハルパ。
鍵盤で弦を押さえて弓で弾く楽器です。
ハーディ・ガーディに似ています。
カヌーン(カーヌーン)。
琴のように指で爪弾いて弾きます。
そのほか、ヴィオラ・ダ・ガンバやリュート、リコーダーの
親戚みたいな楽器と打楽器など。
聖母マリアへの賛歌などが中心でしたが、旋律は中近東の音楽のよう。
◆慈愛-中世ヨーロッパの愛の旅(公演№124)
ヴォックス・クラマンティス(合唱)
ヤーン=エイク・トゥルヴェ(指揮)
グレゴリオ聖歌、中世の多声声楽曲、現代音楽を得意とする合唱団で、
作曲家ペルトから多くの作品を献呈され初演しています。
グレゴリオ聖歌:アレルヤ
マショー:キリエ(ノートルダム・ミサから)
ダンスタブル:あなたはなんと美しいことか
ペロティヌス:祝福されたる子よ
ダンスタブル:われ、わが園にくだりゆけり
グレゴリオ聖歌:あなたはまったく美しい、マリアさま
バンショワ:愛の神への感謝
マショー:アニュス・デイ(ノートルダム・ミサから)
オケゲム:死よ、そなたは矢で傷つけてしまった
アレルヤを歌いながら、会場後方から入場。
そして、ギョーム・ド・マショーのキリエに。
何という美しい歌声。神聖さ、荘厳さ。
◆ペルト作品(公演№233)
ヴォックス・クラマンティス(合唱)
ヴォックス・トリオ(弦楽三重奏)
ヤーン=エイク・トゥルヴェ(指揮)
ペルト:何年も前のことだった
ペルト:7つのマニフィカト・アンティフォナ
ペルト:スターバト・マーテル
ペルトの音楽に出会ったのは、第一作品集「タブラ・ラサ」が
出た頃なので、もう27~8年前になるでしょうか。
ライヒと共に、もっとも支持を集めている現代作曲家になりました。
もともと宗教色が強く、静謐な作品が多いので、
無伴奏合唱曲などは、前出の中世の宗教曲などと並べても
違和感がありません。
『7つのマニフィカト・アンティフォナ』は初めて聴く曲でしたが、
男声低音、パートごとの移り変わりと重なりがしびれます。
『スターバト・マーテル』は冒頭、弦楽三重奏で始まりますが、
ペルトらしい下降していく旋律で、そこに合唱が加わると、もう限界。
「Stabat mater dolorosa」のところで思わず落涙。
ヴォックス・クラマンティスは、これまでもラ・フォル・ジュルネに
出演していたようですが、今まで知りませんでした。
機会があればまた聴きたいです。
CDを購入しました。
グレゴリオ聖歌とペルトの作品集。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます