朝から連れだって男組2人と女組2人の孫が、別々に入ってきた。男組は、ゲームでもするのか居間に向かった。
女組は、入ってくるなり自分にまとわりついてきた。嬉しかったのは最初の数分だけ。何とか振りほどこうと、彼女等に「写真見る?」と聞くと「見たい・見たい」と。
自分の部屋のパソコンで、家族写真をスライドショーにして見せると、ワイワイしながら機嫌よく遊んでくれていた。これが良かった。
先日の庭遊び写真を見たのか、しばらくすると「庭でお絵描きをする」と言い出した。遊びを見つけたのか、機嫌よく外に飛び出た。
2人とも思い思いに描いていた
何を描いたんかな?
「おじいちゃん すき」の文字が・・・
いつもお茶目な5歳児:終わってからのドヤ顔?
ほどなくすると、車検が終わった軽トラを知人が届けてくれたので、彼女等から解放された。
・・・・・何を言い出すのかと思ったら・・・・・
車検費用の支払いから戻って一息ついてたら、今度は最年長の男組の1人が何を思い出したのか、突然言い出した。「おじいちゃん、この間のお菓子、美味しかったんで作ってよ」と。
「材料ないわ。もうすぐ、おばあちゃん買い物に行くから頼んどくわ」「そやから、昼からでないと作られへんで」
「その代わり、おじいちゃんも手伝うから自分で作るんやで」
「わかった。何時から作るん?」
「そうやなあ・・・おやつに食べるんやから、2時頃からや」
・・・・・おやつを孫たちと作った・・・・・
時間通りに彼らは入ってきた。ホットケーキ・小麦粉・卵・砂糖・ハチミツシロップ・塩を用意し、彼らに入れてもらった。
量は適当。彼らにゆっくりと材料を入れてもらい、そばから自分が適当なところで「ストップ」と声をかけた。
混ぜてもらい味見をしてもらった。「どう?」と聞いたら、「美味しい!」と。ホンマかいな・・・
油で揚げるのは、危ないので自分がすることに。
<サーター:砂糖、アンダ:油、アギ:揚げ>
サーターアンダギーができた。
・・・・・幸せなんや!・・・・・
ポカポカ陽気のエエ天気なので、残っている果樹の剪定には絶好の日和だったが、孫たちのお相手であきらめた。
そんなとき、ご近所さん達の言葉を思い出す。
「エエなあ・・・孫さんが寄ってきてくれて。ウチの孫は大きいので相手にしてくれへん」 「エエなあ・・・孫さんがそばにいて。ウチは遠いんで滅多に会われへん」etc.
気づかなアカン。かなわんなあ・しんどいなあと思ったらアカン。孫たちが戯れに来てくれている今が、おじいちゃんと声をかけてくれる今が、幸せやと思わなアカン!