「地域農業の将来(人と農地の問題)に関するアンケート」が、町より郵送されてきた。
農林業センサスの調査は記憶にあるが、町独自の調査は初めてだった。しかも、「至急、ご返送ください」と朱書きされていた。
なぜ?
先日、2020年農林業センサスの調査を委託された知人が、「調査、どうする?」と聞いたので、「家庭園芸やから、かまへん」と軽く返事したことを思い出した。
推測だが、調査漏れと判断した町が、調査に代えてこのアンケートを送付してきたのだと解釈した。
我が家は、農水省が所管する農林業センサスの農家分類では、「農家」に該当する。
専業農家、第1・2種兼業農家ではなく、家庭園芸レベルなので「自給的農家」となる。
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町がわざわざ文書を送ってきた理由もわかった。
農林業センサスの調査が高い割合で回答を得ないと、国からの各種補助金が対象外になるらしいと知った。我が家のミカン山は山林になったが、周辺のミカン山は「中山間地域」として補助対象地域になっている。
雑草や伸びてくる枝を除去したりの山道の管理や、皆の段々畑をパイプで張り巡らし共同灌水・共同防除による効率化を維持したり、耕作放棄しないように維持したりが、困難になってくる。
彼らには、「我が家の山林の枝が道の邪魔になったら、思い切って切っといて」と頼んでいる。とても、山林を見回っての管理は出来っこない。山道を作るとき、土地を協力してきたことを皆が知ってくれているおかげ。
我が家も農家の端くれ。今まで通り、素直にセンサスに調査協力しとけばよかったと思った。
彼らは、自分のミカン山だけでなく、山道や山全体を保全してくれている。
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たまにみかける溜池に糸を垂れてる見知らぬ釣り人さん達。車で山道を登ってカメラで写真を撮っている見知らぬ人達。
地元の人が整備・管理してくれているから、山を楽しんでもらえるんです!