本州最南端の地がある我が県。北国の人達からすれば「冬の厳しさ・寒さなんて、そんなもんじゃない」と一笑されるのはわかっている。2~3年に1回、小さな雪だるまが作れるかどうかの地だけに。
そんな当地でも、例年、耳や鼻が冷たくなるほどの寒い日もある。この冬は、そんな日すらもなかった。
昔から、3月中旬の「奈良・東大寺のお水取りが終わるまでは、寒さ、辛抱せなアカン」が挨拶言葉みたいになっている。今年は、そんな会話もなかった。
今日12日は、クライマックスの「大きなお松明」が見られる日。そのお水取りも14日に終わる。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言い伝えもある。その春彼岸も、入りが17日。
自然界はバランスで保たれている。この冬の異常な温暖さは、何らかの歪となって出てくる気がする。
・・・・・梅に異変・・・・・
ぼつぼつ幼果が表れ始めた。小梅が少ないのは確実となった。隔年結果なのか暖冬の影響なのかは、わからない。南高梅、昔ながらの梅の幼果が、どれだけ顔を出してくれるのかが心配。
(小梅の幼果:この枝は、少しマシかも)
今までは早くても4月下旬にしかみかけなかった「毛虫」が、一部の梅の枝に発生していた。
写真で公開すべきでないほど、気持ち悪かった。すぐに、その枝だけ農薬散布した。
・・・・・冬に備えて買った裏起毛ズボン・・・・・
今季、ますますの老いに備え、シーズン初めに裏起毛のズボンを初めて買ってみた。暖かかった。
冷え込みがすすめば、さらにズボン下の「タイツ」も穿くつもりだった。
まさか、こんなに暖冬が続くとは思わなかった。今季、「タイツ」を穿くこともなく、奈良の「お水取り」も間もなく終わる。
暖冬と言っても、自分自身の話題は取るに足らない話題だけだったが、野菜農家や冬のレジャー産業や観光業界などは大打撃を被った。
これに、新型コロナウイルスが加わった。
病院でのコロナ感染がマスコミに報じられると、地域の晩柑が風評被害にあった。感染者が出入りした店舗は休業を余儀なくされた。
国内での感染は当分は収まりそうにもなく、先行きが見通せない。
家庭園芸、できるだけ自給できるように多種少量栽培で備えるべきかもと思ったりして。
気ままな性分に喝を入れなきゃ、思うだけで終わる。そんな気もする・・・