紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

紅はるか・安納芋で「おやつ」

2020年11月08日 | 我が家の食&漬物作り

4人の孫たち(長男・次男・長女・次女)、さつま芋の調理方法で好みが異なる。どれも好きと言ってくれる優等生は長女だけ。

孫たちに気に入られようと3種類の調理をした。さつま芋の品種までは指定されていないが、芋の特性を配慮して調理した。

「大学芋」は、ホクホク系の粉質がギッシリの「紅はるか」を使った。

「フライド芋」と「ミニ焼き芋」は、ネットリ系の甘さが生きる「安納芋」を使った。

 

大学芋は、油で素揚げし、フライパンで煮詰めた「お酒・みりん・砂糖・塩・ハチミツ・水」に絡ませた。(長男指定品)

フライド芋:油で素揚げし、塩をパラパラとふりかけた。(次男指定品)

ミニ焼き芋:オーブントースターで45分、じっくり焼いた。(次女指定品)

自分は・・・好き嫌いはないが、ネットリで甘い「安納芋」が最高。

一度にたくさんはいらないので、「ミニ焼き芋」がいい。

チョット一口、つまむのがいい。

歳行けば、上品な食べ方が身についてくるのかも・・・???


日本最古の甘柿:禅寺丸

2020年11月07日 | 家庭園芸&直売所

甘柿として日本最古ともいわれる禅寺丸は、正確には不完全甘柿に分類される。

・・・不完全甘柿・・・

不完全甘柿なので、「種ができて茶色いゴマがたくさん入れば甘柿」、「種がなくゴマが入らなければタンニンが水溶性のまま残り渋柿」となる。

切ってみなければ、甘いのか渋いのかがわからない。

 

・・・丁半バクチは嫌い・・・

甘柿の時は、物凄く甘い。でも切ってみて渋柿だったことが何回もある。

食べようと思っても、その都度、丁半バクチの勝負をしなきゃならないので、そのうち食べる気がしなくなった。

干し柿にすれば問題はないが、我が家では需要がない。脱渋するのも面倒だし。

今は、野鳥に食べてもらっている。

 

・・・引退近し・・・

もともと、この禅寺丸は富有柿がたくさん実をつけるようにと、受粉樹として植えたもの。

食べるつもりで植えた柿ではなかったので、柿に不満はない。

ただ2本の富有柿が大きく成長し、大秋柿も成長しつつある今、受粉樹としての役割は必要ないかもと感じ始めている。

この鈴なり、最後の見納めになるかもと、持っていたスマホに記録した。

摘雷も摘果もしていないので鈴なり・・・


いつもの朝食づくり

2020年11月06日 | 我が家の食&漬物作り

いつものとおり朝食を作った。

今朝は、食パンを四つ切し、4種類のバターやジャムをつけようと思った。

「待てよ」と思った。

普通に4つに切るのは面白くない。

斜めに切ってみた。初めてだった。印象が変わった。

「ええやんか!」

焼いてからバターなどを塗った。

「塗りにくい!」

狭くなった三角帽子のところが、塗りにくかった。

「でも、細かい作業したら、少しはボケ防止になるやん! エエやん!」

何でも、プラス思考で考えないと気が滅入る。

いいように考えれば、気分ウキウキとなる。

歳行けば、そんな知恵が増してくる。

でも、これからは食パンを斜め切りすることはない!

 


インフルエンザ予防接種の無料券

2020年11月05日 | 田舎暮らし&家族

先日、町からインフルエンザ予防接種の無料券が送られてきた。

今までインフルエンザの予防接種をした記憶がない。

今までインフルエンザにかかった記憶もない。

この案内が来なかったら、気にもしなかったのに・・・

 

・・・案内文書・・・

文書には、「新型コロナ感染症対策事業として、高齢者を対象に今季限りで助成する」とあった。

目的は、「インフルエンザの発病と重症化を減少させ、発熱者を減少させることで、新型コロナ感染症の疑いのあるものが早急に受診できる体制を整え、感染拡大を予防するため」となっていた。

 

・・・さて どうする・・・

さて、どうしよう・・・

家内は対象外なので無料券はない。予防接種するつもりもないと言う。

でも無料券が送られ、こういう文書を読めば気にせずにはいられなかった。

「さて、どうする?」

定期的な診察の際に、院長に尋ねてみた。

「町から、インフルエンザの無料券が送られてきた。自分は今まで予防接種したことも罹患したことも記憶にない。どうするか迷っている」

「病院関係者は予防接種するんですか?」と聞いた。

『その筋から、予防接種するようにとお達しがある』

その言葉に後押しされ、注射大嫌いな自分だが、「腹が決まった」。

 

・・・お願いします・・・

「先生、予防接種をお願いしたいんですが、予約しとけばいいですか?」

『今、町からの無料券や問診票などの書類は持っていますか?』

「一応、用意してきました」

院長が看護師さんに準備具合を尋ねた後、『これから、できます』となった。

「エッ!」 心の準備ができていないとは言えなかった・・・

いつも採血したりの注射は看護師さんだったが、予防接種は院長自らがしてくれた。

一瞬で終わった。痛みも感じなかった。

院長が上手だったのか、予防接種の特長なのかはわからない。

帰宅後、家内に言った。

「診察ついでに予防接種もしてきたでー!!! 痛くないし、一瞬で終わった。行ってきたら・・・」

注射嫌いの家内は、無言だった・・・


初物の白菜で寄せ鍋

2020年11月04日 | 我が家の食&漬物作り

初物の白菜を収穫した。白菜と言えば「鍋」。

「鍋」料理となれば、昔から自分が「鍋奉行」と決まっている。腕前は三流だが年季だけは入っている。近年の「賄いコック」とは格が違う。

どの鍋にするかは、家族の意向で決まる。

今回は「寄せ鍋」になった。

 

・・・我が家の鍋・・・

我が家の鍋は、「家内が買ってきた材料を使う」 「自家製の白菜をたっぷり使う」のが特徴。

買ってくる具材が質素で少ないから、どうしても白菜の量が多くなる。どちらかと言えば、白菜が主役で他は脇役の鍋となる。

今回の具材も、家内が用意してくれた「鶏肉」「人参」「しめじ」「讃岐うどん」を使い、「白菜」は自分が畑から収穫してきた。

初物の白菜だけに、カニとかエビとかで出迎えてあげたかったが・・・

 

・・・寄せ鍋はダシが難しい・・・

寄せ鍋は、スープとしても飲めるような薄味のまろやかな「ダシ」作りがポイントだと思っている。それが難しい。

鍋の大きさと大量の白菜から出る水分を考え、分量を決めた。

『水:800L、本だし:1袋、酒:大さじ2、みりん:大さじ2、醤油:大さじ2、塩:小さじ0.5、砂糖:小さじ0.5』

我が家の鍋料理に欠かせない電気鍋:マルチーナで煮た。

一応、できた。味見した。

上品でまろやかな味だとは思ったが、やや薄味な気もした。

白菜の水分量が予想以上に多かったのかも知れない。

ここで「鍋奉行」、どの調味料をどれだけ足すかを考えた。

「エイヤッ」と「お味噌」を大さじ1杯、投入してみた。

味見した。

good! 出来た!


雨雲と競争 競り勝った!

2020年11月02日 | 家庭園芸&直売所

昨日の天気予報では、今日は午後から雨予報だった。

丁度いい。

お昼まで雨が降らなければ、管理機で耕耘し・畝づくりし・施肥し・マルチして穴を開け、200本の「玉ねぎ苗」なら何とか植え終わる。

しかも、午後に雨が降ってくれれば散水もしなくていい。万々歳や。

昨夜は、そう思っていた。

 

・・・朝になって慌てた・・・

今朝、七時前のJA有線電話放送から流れてくる天気予報を聞いて、慌てた。

雨が早まっている!

雨雲レーダーを調べた。エッ、もう四国まで雨雲が来ている。

これから植えるかどうか、一瞬、躊躇した。

雨が降った後は乾くまで管理機が使えないから、数日は畝づくりができない。これ以上、苗を放置しとけない。

 

・・・向かってくる雨雲と競争した・・・

念のため、防水のヤッケを着た。7時過ぎに作業を開始した。

途中、アクエリアスで給水したり、ふくらはぎが悲鳴を上げ始めたのでエアーサロンパスを吹き付けに家に戻ったりしたが、休憩はしなかった。

いつもの作業時間と休憩時間が「どっこい・どっこい」のペースと違って、走り続けた。

珍しく必死に頑張った。

もし雨が強ければ、植えたばかりの苗がたたかれるかもと、防虫ネットまで張った。

 

・・・競り勝った!・・・

雨で作業が中断されるか、苗植えが早く終わるかの競争だった。

10時前、後片付けをしていた時だった。本降りの強い目の雨がやってきた。防虫ネットしたかいがあった!

こちらは、すでに作業が終わり、「ゴール」した後だった。

勝った!

体は疲れていたが、気分はすがすがしかった。

昨日の全日本大学駅伝の最終区で、ずーっと並走し最後で競り勝って優勝した駒澤大学の田澤廉選手がダブってみえた。

<サポートしてくれたスプレー>


大秋柿よ さようなら

2020年11月02日 | 家庭園芸&直売所

今日の朝食で「大秋柿」がなくなった。

大秋柿よ さようなら ありがとう・・・

富有柿が食べ頃になるまで、柿はしばらく辛抱せなあかん・・・

 

・・・大秋柿・・・

若木で摘雷・摘果もしたので、収穫量は多くはなかった。

ただ、10月に食べられる甘柿を作っているのは近隣で自分だけなので珍しく、味見にと2~3個ずつアチコチ10軒ほどに配った。

そんなこともあって早く食べ終わることになってしまったが、多くの人に喜んでもらい、来年も頑張って栽培管理しようというパワーをもらえたことの方が大きかった。

つくづく思う。

自分1人で満足するよりも、多くの人と楽しみや喜びや感動を共有する方が何倍もの余韻に浸れると。

田舎暮らしは、それを実感させてくれることが日常茶飯事。

あー ありがたや ありがたや ※自分はお坊さんではありません!


上野 もろてくれへん・・・

2020年11月01日 | 田舎暮らし&家族

早朝、近所のみかん農家から電話がかかってきた。

極早生みかんの「上野」、もろてくれへん。今日が出荷最終日なんやけど、2S以下の選別が間に合わんのよ。

「ゆら早生」みたいな味ではないけど・・・と。

我が倉庫には、食べきれないほどの「ゆら早生みかん」が残っている。他の「極早生みかん」は食べたくない。

でも、ご近所さんはいつも気にかけてくれているし、行き場のないみかんも可哀そうだし、「いらん」とは言えなかった。

・・・・・・

家内は軽トラで行ったらと言ってくれたが、体を動かすために手押し車でもらいに行った。

「ゆら早生」は11/4が出荷最終日やけど、この「上野」は今日までなんや。

「ゆら早生」やったら2S以上が規格品やけど、この「上野」はS以上が規格品や。

ここにあるのは出荷規格外の2Sばかりやけど、選別すれば加工品で出荷できる。でも選別が間に合わん。選別しても、コンテナ1杯、数百円やけど。

『選別していないから、色合いが悪かったり生傷や腐敗果が入っているかもわからん。変なん入っていたら畑へ棄ててもらわなあかんけど・・・

「ゆら早生」に比べたら味も薄いし・・・食べてみて・・・』と。

味見した。

予想通り、味が薄くさっぱり味だった。

「もらっていく。おおきに」

積まれた何十ものコンテナから、手押し車に2杯を載せた。軽トラで行かなくて良かった・・・

でも、この「上野」。「ゆら早生」が生まれなかったら扱いは変わっていただろうに・・・ 可哀そうやなあ・・・

我が家には、倉庫に余るほど「ゆら早生みかん」がある。

倉庫でもらった「上野」を選別しながら、頭の中で「貰い手探し検索」が始まった。

「このさっぱり味で喜んでくれそうな人は、誰やろか・・・」

産地ならではの贅沢をさせてもらっている。