この日は寒い日でした。それでも,風がほとんど感じられず,花に日の光が当たっていると,ツマグロキンバエがいました。はじめ,枯れ葉にとまっているので,どうするか見ていると,歩いて花に移動しました。そうして,そこで餌を舐めていました。 でも,ほんのしばらくだけ。
間もなく萼の上に移りました。静止した姿は堂々としたもの。からだには花粉がほとんど見られません。この時点では,餌には恵まれていないということでしょうか。
しばらくすると,また元の位置に戻ってきました。
気温が低いので,まだまだ動きが鈍そう。マンサクの開花は長期間に及びます。このツマグロキンバエもたくさんの餌を口にできるでしょう。そのうちに,キンバエのなかまも増えてきます。こうして春が確実に近づいています。