自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

探検活動 ~マイギリ式発火法をマスターしよう~

2015-02-01 | 日記

1月31日(土)。この日の探検活動にメンバー全員が揃わないことがわかっていたので,特別(予備)プログラムを組んでいました。それはマイギリ式発火法をマスターしようというもの。

参加できた子どもは3人。3年生と5年生です。

今回も,わたしの役割は見守り中心。発火の手順を教えた後は,火切り棒の取り替え及び火切り板の切り込みを入れ,コツとポイントを一言二言伝えただけ。要するに,直接手を貸すことなく,子どもが自力で炎を得るまで応援するのに徹するのです。

北風が強く吹く日だったので,種火をつくるのは玄関の内側で。炎にするのは外側,ということにしました。はじめに麻の紐をほぐして繊維のかたまりを準備。そのあと,さっそく火起こし開始。


子どもたちは大したもので,短時間で,滑らかに火切り棒を回転できるようになりました。それでも,回転部分が摩擦で止まりかけます。それに打ち勝つのはたいへん。子どもたちに声かけをしているうちに,なんとかうまくいきかけました。

すこしして,5年生のKさんが成功。火種ができると,もぐさに移します。そしてそれを麻繊維でくるみ,空気を送り込みます。すると,一瞬にして炎になりました。続いて,3年生の2人も成功!


終了時刻が来るまで,試みていました。

「キリモミと比べたら,とっても簡単! たのしかった!」。3人ともそんなふうな感想を述べました。たった1時間で,こんな火体験ができるなんて,じつにハッピーな過ごし方だと思います。次回の特別プログラムでは「ヒモギリ式発火法にチャレンジ!」を予定しています。

そうそう,おもしろい感想を言った子がいました。「木を擦って火を起こす方法のほかに,水でもできるってテレビで見たことがある。太陽の光が水に当たって,レンズになって光が集まるって。やってみたいな」。それを聞いた子たちは「やりたい!」と反応。夏にやってみることにしました。子どもがプログラムをつくるって,すてきです。

 


クロヒラタアブの顔

2015-02-01 | ヒラタアブ

我が家のサザンカは,開花時期を過ぎ,ほとんどが枯れてしまいました。

その中に,わずかに残った花があります。それを見ていると,クロヒラタアブ(メス)が花弁でじっとしていました。「それなら,前から撮ってみよう」と思い,レンズを向けたのが下の写真です。 


よく見ると,あちこちに水滴が付いています。脚に花粉らしいものが付着しているのが見えます。 

 
さらに拡大してみると,顔つきがよくわかります。収納された口吻のなんと大きなこと! 頭じゅう,どこも毛だらけ! それに,頭の後部にはヒゲ状の毛がなんと行儀よく並んでいることでしょう!

 

 
小さないのちに整然と細かなしくみが備わっていることは,スゴイこと。何度見ても,驚いてばかりです。