自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ヤマトシジミ,真夏の孵化

2018-08-02 | ヤマトシジミ

草引きをしているとき,昆虫の姿がないかどうか気になって目が向いてしまうことがよくあります。カタバミが生えていたら,ヤマトシジミの卵や幼虫がいないか,気になります。この日もそうでした。

すると,運のよいことにカタバミに幼虫がいて,卵がいくつかありました。卵を見ると,黒っぽい点が見えました。頭部ではないかと思い,ルーペで確認。すると,思ったとおり孵化が始まったばかりでした。こういう例はほんとうに数少ないのでしっかり観察することにしています。

真夏の孵化です。その様子を記事にしましょう。下写真は発見直後の様子。

 

 

どんどん蓋を開けていくので,目を離せません。

 

 

ほぼ蓋をくり抜きました。

 

 

くり抜き終わっても,やれやれといった雰囲気はなく,そのまま出て来ます。 

 

 

この場面を見逃すとたいへん。蓋が外に落ちています。「よいしょ」という掛け声が聞こえて来そう。

 

 

からだを起こすと,体毛も立ちます。いかにも「誕生!」といった感じ。 

 

 

からだをグッと起こして。 

 

出て来ました。 

 

ふつうはこんなふうにそのまま殻から去っていきます。 

 

いのちの誕生は何度見てもよいものです。