自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

真夏のベニシジミ,蛹化へ(3)

2018-08-22 | ベニシジミ

ネットで蛹化したベニシジミのもう1個体について,前蛹から蛹への変化をしっかり記録しました。あらましをご紹介します。

前夜に前蛹になり,ほぼ20時間が経過した翌日の昼過ぎ。

前蛹になる直前です。

 

からだ全体が長くなりました。前蛹になる兆候です。

 

 

表皮の中央を白い帯が縦断しています。皮が寄せられているのです。 

 

頭部の皮が裂け,後方に送られて行きます。白い筋が複数になりました。ゆっくりゆっくりとした大変化です。

  

                                  (つづく)

 


アオムシコバチ,アゲハの蛹に産卵

2018-08-22 | アカタテハ

レモンの枝でアゲハが蛹化したのが前日。翌朝見ると,アオムシコバチがさっそく訪れていました。保護色で身を守っているのに,みごとに見つけたのです。

 

蛹には迷惑な話です。時折ピクンとからだを動かしました。

アオムシコバチはからだの表面を歩きました。

 

「ここにしよう!」。そう決めたようで,完全に静止して産卵行動に移りました。腹部の付け根辺りから出た針状の産卵管が,蛹に突き刺さります。特製の管! これはもう独特の産卵スタイルです。

 

さて,何個ぐらい産み付けたのでしょうか。これも自然の摂理,成り行きを見守り,事実を見届けるほかありません。