わが家の畑にて。
イチゴが育って花をたくさんつけています。5月,赤く熟したイチゴを食べることがたのしみです。
さて,このイチゴの花は昆虫が花粉を運んでくれないと結実には至りません。イチゴを出荷している近くの温室ではミツバチを放っています。一匹が600円もすると聞いたときは目がぱちくりしました。では,露地栽培の場合はどんな昆虫が訪れるのでしょう。とても興味があります。実際に観察を続けていても,おかしなことに目立つほどには昆虫を見かけないのです。ふしぎです。
それでもと思いつつ,近頃気にしながら観察を続けています。するとある日,コバチがいるのを目撃。この瞬間はうれしかったですね。ハチが来ることは確かなのですから。しかし,この日はコバチを二回見ただけでした。
花から飛び上がったコバチを見ていると,すぐに葉にとまりました。からだに花粉が付いています。
同じ時間帯,モンシロチョウがやって来ました。見ると吻を伸ばしています。
大慌てで近づいたために露出オーバーの写真しか撮れませんでしたが,証拠写真にはなるでしょう。吻がくっきり。
モンシロチョウの吸蜜行動は数回見かけました。しかし,たくさん飛んでいる割にはごく限られた事例としか思えない感じです。それほど魅力ある蜜源ではなさそうなのです。
引き続き,イチゴの花と昆虫との関係を見守っていこうと思います。