ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

ボルネオ紀行 コタキナバル その3/ハシブトゴイ シキチョウ ナンヨウショウビン

2023-12-03 | ボルネオ
ハシブトゴイ 2023年9月6日 ボルネオ コタキナバル

9月6日夕刻コタキナバル市内;さていよいよこのボルネオ遠征も最終章となり、都市公園の後にハシブトゴイ(Rufous Night-heron)の繁殖地へと向かいました。川沿いの町の中の木立に案内されるとハシブトゴイが木の上にたたずんでいます。ゴイサギも混じっていましたが、模様が少し違うだけ。かつては小笠原に生息していた様ですが、日本では絶滅種。なんか貴重な感じがします。
同じ場所にナンヨウショウビン(Collard Kingfisher)もいましたが、頭の上!さっきよりは色は出ました。
川端に佇んで首を伸ばすとまた違った鳥に見えなくもないです。
ということで、バスに戻る途中の緑地に声を出しているツグミ大の鳥がいました。普通種ですが、最後の最後に出てくれたシキチョウ(Oriental Magpie-robin)でした。同じ枝に止まっているのでそっと位置を変えてみました。
ありふれた種の様ですが、初めての身としてはやっぱり貴重。しっかり撮りたいですが、「もうバスが出るよ〜」の声に押される様にシキチョウに別れを告げて、ボルネオの鳥達は終了です。旅の最後は深夜便なので、市内のレストランで最後の晩餐。道すがらコタキナバル市は50万の都市ですが、やはり貧富の差はある様で、水上のバラックが見えましたが、人々は明るく手を振ってくれてました。なんかほっとします。
さて、連れて行かれたのは海に張り出した巨大な水上レストラン。ショーもある様で、民族舞踊と思しき踊りを堪能しつつ料理を楽しみました。お客さんがステージに連れ出されるので、ヒヤヒヤしましたが、何事もなく終了。
以上でボルネオ紀行は終了ですが、熱帯の鳥達には圧倒されました。カラフルな色合いとユニークな造形がこれでもかと出現して、本当に楽しめました。なんか禁断の果実をかじった気がします。

次回から地元の鳥達ですが、季節柄あまり写真がありません、でも何とかアップしたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。

ボルネオ紀行 コタキナバルの都市公園 その2/ナンヨウショウビン オナガダルマインコ マダラナキサンショウクイ等

2023-11-30 | ボルネオ
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ナンヨウショウビン 2023年9月6日 ボルネオ コタキナバル

9月6日夕刻コタキナバル市の都市公園にて(続き);やっと雨は上がりましたが、鳥たちはずぶ濡れで、光の条件も悪く、写真は今一つですが、鳥達はたくさんいます。どこにでもいる様なミドリカラスモドキ(Asian Glossy Staring)は綺麗な様で、やっぱりムクドリの仲間、目が赤くてちょっと不気味な感じです。
もう一種類のインコのオナガダルマインコ(Long-tailed Parakeet)でしたが、あまりいい条件で撮らせてくれません。
遥か遠くにいるナンヨウショウビン(Collard Kingfisher)をガイドの中野さんが見つけました。さすが。
動かなかったので、近づいて撮らせてもらいましたが、もうちょっと綺麗に撮りたいですね。
どこにでも居そうですが、中々撮れなかったカノコバト(Spotted Dove)キジバトによく似て首に同じ様な模様が出ますね。
森では出会えなかったマレーコゲラ(Sunda Pygmy Woodpecker)開けたところが好きなんでしょうか。コゲラに雰囲気がよく似ています。
遠くにまた違うのがいました。マダラナキサンショウクイ(Pied Triller)です。白黒の模様は確かにサンショウクイですが、小さくて丸くて可愛いですね。
ゆっくり見せてくれませんでしたが、チャノドコバシタイヨウチョウ♀(Brown-throated Sunbird)です。
ナンヨウウショウビンは南洋では普通種なんですね。それにしても種類と数が多いです。

次回はボルネオシリーズの最終回で、ハシブトゴイの繁殖地に移動しました。他にシキチョウと再びナンヨウショウビンなどをアップしたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。

ボルネオ紀行 コタキナバルの都市公園 その1/コオオハナインコモドキ モリツバメ コアオバト チョウショウバト等

2023-11-27 | ボルネオ
コオオハナインコモドキ 2023年9月6日 ボルネオ コタキナバル市の公園

9月6日夕刻、コタキナバルの都市公園にて;キナバル公園からコタキナバル市に戻ってきましたが、到着時は結構な雨。空港側の都市公園で探鳥ですが、しばし雨宿り、小降りになったところで、空を見上げると木の上にインコが数羽止まっています。さすが、熱帯の都市公園で、いたのはコオオハナインコモドキ(Blue-naped Parrot)中型のちゃんとしたインコですが、どうしてモドキ何でしょうね。木の上でゆったりとしています。
森でもよく見かけたミカドバト(Green Imperial Pigeon)が公園のあちこちにいます。
高い枯れ木の上にモリツバメ(White-breasted Woodswallows)燕に確かに似ていますが、ずんぐりして、どちらかというとサンショウクイなどに近い様。
再び雨が結構降ってきました。すると羽を広げて、風上に向かって、こんなポーズ。まるで、雨で水浴びをしている様な感じです。
ハトは何種類かいる様で、遠かったですが、コアオバト(Pink-necked Green-pigeon)です。
森より市街地の様な開けた場所によく居るチョウショウバト(Zebra Dove)です。嘲笑ではなく超小の漢字の様で、ムクドリ大の小型のハトです。
人口は50万もあるコタキナバル市ですが、都市公園は鳥の密度が濃いですね。森とは違った鳥たちがたくさんいます。

次回はこの続きで、オナガダルマインコ、ナンヨウショウビンなどをアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

ボルネオ紀行 キナバル公園 その10/ノドグロキヌバネドリ

2023-11-22 | ボルネオ
ノドグロキヌバネドリ♂ 2023年9月6日 ボルネオ キナバル公園

9月6日午前キナバル公園にて(続き);今日も出てくれたボルネオ固有種のノドグロキヌバネドリ(Whitehead's Trogon)♂。その華麗な姿をたっぷり見せてくれました。キナバル公園シリーズの最後は山ほど撮ったこの子で締め括ります。
周りがスッキリ抜けて良い感じなんですが、尾羽が枝に隠れてしまいました。もう10cm手前に止まってくれ!
ちょっと移動、でもまだまだよく見えます。
更にちょっと移動、今度は背中からよく見えます。背中の模様も素敵で、どこから見ても派手です。
またまたちょっと移動、正面からよく見えます。
瞬膜を下ろしているところでしょうか。
この位置を最後にして、時間切れ。飛んでいってしまわないうちに終わりにするのは残念ですが、仕方ない。
まだまだ見たかったのですが、もう帰る時間になって、「もう帰るよ!!」のガイドさんの声に後ろ髪を引かれながらカメラを納めて公園を後にしました。ホテルに戻って昼食を摂り、バスでコタキナバルに移動し、空港近くの公園に到着。移動途中のバスから道路脇にいる鳥たちを眺めていました。車中からという制約があっても結構色々な種類が判別できました。

次回は地元に戻って、季節の鳥たちや地元の観光名所、天体写真などをアップして、またボルネオシリーズに戻りたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。

ボルネオ紀行 キナバル公園 その9/アカバネモズチメドリ チャガシラモリムシクイ ノドジロオウギヒタキ ノドグロキヌバネドリ等を

2023-11-19 | ボルネオ

ノドジロオウギヒタキ 2023年9月6日 ボルネオ キナバル公園

9月6日午前キナバル公園にて(続き);色々出てくれますが、小鳥は動きが早く捕らえるのが大変。ちょっとだけ出てくれたアカバネモズチメドリ(White-browed Shrike-babbler)♀、ちょっと派手な♂も見たかったですね。
チャガシラモリムシクイ(Yellow-breasted Warbler)も再登場。やっぱり可愛いです。
嘴を開けて鳴いているのでしょうが、撮るの夢中だと鳴き声は全く記憶に残ってないです。更にノドジロオウギヒタキ(White-throated Fantail)も新たに姿を見せてくれました。尾羽をもうちょっと見せて欲しかったです。

こちらも再登場のハイノドモリチメドリ(Grey-throated Babler)。正面からだと名前のハイノド(灰喉)がよく見えます。

そして、ボルネオモズヒタキ(Bornean Wistler)も再登場。今度は2羽以上いて、しばらく楽しませてくれました。
デッキの東屋からロッジ近くに戻って、登場していないオオミドリヒロハシを探したのですが、見つからず。しかし、その場所で、何とノドグロキヌバネドリ(Whitehead's Trogon)♂が今日も出てくれました。やっぱり美しい!最後の最後で魅せてくれます。
これほどじっくりと見れるとは思いませんでした。

次回でキナバル公園は最後で、最後の最後のノドグロキヌバネドリ♂をアップしたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。

ボルネオ紀行 キナバル公園 その8/ヒムネスミゴロモ ミナミムシクイ アイイロヒタキ ボルネオモズヒタキ等

2023-11-13 | ボルネオ
アイイロヒタキ 2023年9月6日 ボルネオ キナバル公園

9月6日午前キナバル公園(続き);キナバル公園の少し高所の東屋デッキ、色々な種類が出現します。少し遠くの方に鳥影が見えたので、探して見るとまた新たな種類でした。ヒムネスミゴロモ(Black-and-Crimson Oriole)と言って、コウライウグイス科です。赤と黒のツートンカラーが渋いです。漢字は墨衣(スミゴロモ)かな?ちょっと典雅な感じで良い和名です。霧が出て来て少し霞んだのが残念。
デッキ近くの木にキエリゴシキドリ(Golden-naped Barbet)が木の実を採餌中。
そろそろデッキをお終いにして戻ることに。ワゴン車に乗る場所に行く間にも次々出てくれます。あちこちに出てくるので、ツアー一行はバラバラになって追っかけます。遠くにオウチュウっぽいのが見えるなとカメラを向けましたが、遠くて暗くてちょっとピンあま。でもガイドさんに見てもらうとカンムリオウチュウ(Hair-crested Drongo)とのこと。頭央が葉っぱに隠れて冠が見えないのが残念。胸の金属光沢が辛うじて写ってました。
ボルネオモズヒタキ(Bornean Whistler)も再び出現。近くでしっかり撮れました。良い子です。
そして日本で見るムシクイの様なミナミムシクイ(Mountain Leaf-wabler)がチョロチョロと動き回っています。側頭線と過眼線が濃くて凛々しい!
ロッジ周りで少ししか見れなかったアイイロヒタキ(Indigo Flycatcher)が目の前の枝に。
小首を傾げると何とも可愛い!ところで、アイイロヒタキは青いヒタキにしては、珍しく雌雄同型で、性的二型が進化しなかったのか雌雄とも藍色に進化したのか不思議です。野鳥の美しい色の進化は本当に神秘です。
今日はハイイロオウチュウがよく出ます。ここでもまた姿を見せてくれました。

次回は地元に戻って、県南の河川敷の野鳥達をアップしたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。

ボルネオ紀行 キナバル公園 その7/ミヤマタイヨウチョウ ボルネオモズヒタキ ボルネオルリチョウ メグロメジロ 等

2023-11-10 | ボルネオ
ミヤマタイヨウチョウ 2023年9月6日 ボルネオ キナバル公園

9月6日午前キナバル公園(続き);ベニサンショウクイ♂はどこかに行ってしまいましたが、ミヤマタイヨウチョウ♂(Temminck's Sunbird)はしばらくいてくれましたが、より近いけれども空抜けです。見える角度によっては、顎線と頭上の紫色の金属光沢がよく見えます。
この東屋のデッキに居ると次々に新しい種類が増えます。ボルネオ固有種のボルネオモズヒタキ(Bornean Whistler)です。クリッとした眼が可愛いですが、ヒタキ科ではなく日本にはいない科でサンショウクイとかヤイロチョウに近い様です。
更にボルネオ固有種のボルネオルリチョウ(Bornean Whistling-thrush)も出現。スッキリとは見えませんでしたが、日本鳥類目録第8版で独立したツグミ科の様です。
またまた新種のメグロメジロ(Mountain Blackeye)。目の黒いメジロ(目白)というのもなんか変な和名ですね。メグロなのかメジロなのか、メジロが後なので、目白なんでしょうけどね。
更に更にボルネオ固有種のヒヨドリであるボルネオカオジロヒヨドリ(Pale-faced Bulbul)も。空抜けでちょっと残念ですが、何とか特徴の顔白と腰の黄色は見えました。
このデッキに半日でもいれば、もっと会えたかもしれません。

次回は、まだデッキの続きと東屋前で、ヒムネスミゴロモ、ボルネオモズヒタキ、ミナミムシクイ、アイイロヒタキ等をアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

ボルネオ紀行 キナバル公園 その6/ベニサンショウクイ ミヤマタイヨウチョウ ズグロメジロ

2023-11-07 | ボルネオ
ベニサンショウクイ♂ 2023年9月6日 ボルネオ キナバル公園

9月6日午前キナバル公園にて;ワゴン車に乗り込んで、少し山を登って行くと、写真のような東屋がある場所に降り立ちました。
展望デッキがありキナバル山麓を見る事が出来ますが、展望に浸っている間もなく、目の前にベニサンショウクイ(Grey-chinned Minivet)♂が出現。
何と木々の間ではなく、目の前の見通しの良い枝に飛んで来ました!!目線の高さで、その距離10mは無かったかも。
全身が綺麗に見えて、まるでモデルになって撮ってくれと言わんばかりです。
写真で見ると口を開けて、鳴いているように見えますが、撮るのに夢中で、全く声の記憶がありません。それにしても日本で見るサンショウクイに比して派手な色合いですね。たまりません。
かなり長い間いてくれたのですが、同じ紅色のミヤマタイヨウチョウ(Temminck's Sunbird)♂もベニサンショウクイのすぐ上にやって来ました。こちらも枝被りなく、絶好の位置に止まってくれて、嬉しい限り。撮りまくってしまいました。
2羽の位置関係はこんな感じです。
流石にベニサンショウクイは枝を移って、何処かに飛んで行ってしまいました。
更にズグロメジロも見やすい枝に来てくれましたが、こちらは慌ただしく飛んで行きました。
ミヤマタイヨウチョウ♂は枝を移ったものの、まだ、良く見える所に居てくれます。
顎線の紫色の金属光沢もよく見えて、ベニサンショウクイとミヤマタイヨウチョウの大サービスに感激です。

次回は同じ場所で、次々に新しい種類が出て来ましたので、アップしたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。


ボルネオ紀行 キナバル公園 その5/ミヤマタイヨウチョウ ベニサンショウクイ ハイイロオウチュウ アイイロヒタキ等

2023-11-01 | ボルネオ
ベニサンショウクイ♀ 2023年9月6日 ボルネオ キナバル公園

9月6日午前、キナバル公園にて;キナバル公園のロッジ周辺を散策すると昨日と同じミヤマタイヨウチョウが登場。花に嘴を入れようとしている生態写真風に撮れましたが、天気が良すぎで陰影がつき過ぎ。
嘴を開けるとその曲がり具合がよく分かります。
今日は今日で、昨日と違った鳥さんが出現してくれます。見たかったベニサンショウクイ(Grey-chinned Minivet)が登場。♂が派手ですが、♀もどうしてどうして!♂の紅色の部分がそっくり黄色!外形は日本のサンショウクイですね。
飛び回っていたので、偶然、真下からの飛び出しが撮れました。黄色が鮮やかです。
♂もいたのですが、写真になったのはこの飛び出し。紅色が鮮やか!ただ、別の場所で、間近で撮れましたので、次回タップリとアップします。
そして、新たにハイイロオウチュウ(Ashy Drongo)、昨日は全く見かけなかったのに、今日はしっかり出てくれます。どうなってるんでしょうね。割れた尾羽と順光で、赤い虹彩がはっきり見えます。
枝から飛び出し、フライキャッチ。見えにくいですが、虫を捕まえています。
空を大型のハトが飛んでいます。何とか捉えて、見るとこれも新たなヤマミカドバト(Mountain Imperial Pigeon)でした。
さらに新たな小鳥がチョロチョロしています。ちょうど飛び出したところで、翼の様子が良く分かります。
その正体はアイイロヒタキ(Indigo Flycatcher)でした。青いヒタキは何種類かいますが、微妙に青色が違いますね。良い感じのところに止まってくれたと思いきや何かが飛んで来て、追っ払われてしまいました。飛んで来たのは‥‥
ハイイロオウチュウでした。それにしても昨日は全然見えなかったのに、今日は露出度が高い?
しばらくロッジ周りを散策した後、山の方に登って少し高い所に向かうそうで、ワゴン車を待ちます。今日は良い天気で、キナバル山が綺麗に見えます。ロッジは大きな建物で、宿泊、レストランなど充実しています。
ロッジの玄関前。この木々の間に小鳥達がよく出てくれます。

次回は我がフィールドでの季節のものとしてやって来た冬鳥のマヒワ 、ジョウビタキをアップしたいと思います。ボルネオ紀行にはその次に復帰します。ご覧いただき有り難う御座います。

ボルネオ紀行 キナバル公園 その4/キエリゴシキドリ エビチャゲラ タンビヘキサン等

2023-10-29 | ボルネオ
キエリゴシキドリ 2023年9月5日 ボルネオ キナバル公園

9月5日午後キナバル公園にて;昼食後の休憩を経て、キナバル公園のロッジ周辺に戻って来ました。早速、ボルネオ固有種のキエリゴシキドリ(Golden-naped Barbet)が登場。五色というだけあって、派手な色が何色もあり、綺麗な鳥です。休憩中なのか同じ木にしばらく居て、しっかり撮らせてくれました。
キツツキの新たな種で、エビチャゲラ(Maroon Woodpecker)です。ノグチゲラを彷彿とさせる色合いで、近い仲間でしょうか。嘴がちょっと枝に被ったのが残念です。
同じ個体でしょうが、タンビヘキサンも再び姿を見せてくれました。
そして再び公園内を登って行ったのですが、すぐに激しい雨。今回の遠征で初めてスコールに見舞われました。ロッジ内で暫し雨宿りしましたが、止んだ時にはもう5時を回っていたので、この日はこれで終了し、帰ることとなりました。
翌9月6日はキナバル公園最終日、早々に朝食をとりキナバル公園に向かいますが、良い天気で、キナバル山が綺麗に見えます。
ホテルの部屋からも一枚。
午前7時ごろからキナバル公園のロッジ周りで探鳥スタート、最初は鳥ではなく可愛い哺乳類。コビトリスとの事で、本当に小さくて可愛いです。
前日からマレーシアの国王夫妻が滞在との事で、お付きや警備で車と人が溢れかえっていました。現在のマレーシア国王はボルネオのサバ州の王様が勤めているそうで、避暑にでも来たのでしょうか。

次回はこの続きで、ロッジ周辺で、ミヤマタイヨウチョウ、今日新たに出現したベニサンショウクイ、ハイイロオウチュウ、アイイロヒタキ等をアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

ボルネオ紀行 キナバル公園 その3/アカハシゴジュウカラ タンビヘキサン カオグロオオサンショウクイ等

2023-10-26 | ボルネオ
アカハシゴジュウカラ 2023年9月5日 ボルネオ キナバル公園

9月5日午前キナバル公園ロッジ付近にて;森の中より食堂などのロッジ周りの方が開けて見やすいからか色々な種類が出てくれます。派手な色のアカハシゴジュウカラ(Velvet-fronted Nathatch)が2羽でチョロチョロ。ゴジュウカラというだけあって、行動はゴジュウカラですが、その色合いの違い!虹彩が白いのがちょっと可愛くないかな。
ボルネオチャガシラガビチョウも再び登場。でも、すっきり撮らせてくれません。
何かいも虫でも捕まえたのでしょうか。
そして、何とも派手な色で、歌舞伎の隈取りを思わせるタンビヘキサン(Short-tailed Green Magpie)登場。全身緑なので、木々の間にいる時はそんなに目立ちませんが、大きいので、存在はすぐ分かります。それにしても凄い色合い!
カケスの仲間はやはり派手ですね。足にリングがありますが、標識調査しているのでしょうね。
同じカケスの仲間で、ボルネオシラガオナガ(Bornean Treepie)も。こちらはボルネオ固有種です。もうちょっとスッキリ撮りたかったですね。
見やすく、じっくり撮らせてくれたのは、カオグロオオサンショウクイ(Sunda Cuckooshrike)サンショウクイの仲間ですが、スラッとしたサンショウクイと違ってずんぐりして、動きもゆったりです。セミを捕まえた様で、しっかりと丸飲み。
図鑑構図で全身を見せてくれて、ありがたい事です。
という事で、お昼になったので、レストランで昼食の後、ホテルに戻って休憩です。残った方もいらしたのですが、色々出た様で、残れば良かった。

次回は昼の休憩後の同じロッジ周りでのボルネオ固有種キエリゴシキドリ等をアップしたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。

ボルネオ紀行 キナバル公園 その2/ノドグロキヌバネドリ ハイノドモリチメドリ ズグロメジロ等

2023-10-23 | ボルネオ
ノドグロキヌバネドリ♂ 2023年9月5日 ボルネオ キナバル公園

9月5日キナバル公園初日(続き);公園内の道と言っても車も通る様な舗装された道を登って森の中を進んでいきます。木々が深くなって見にくくなりましたが、木々の隙間に待望のノドグロキヌバネドリ(Whitehead's Trogon)♀が出現。じっと枝に止まっているのが、隙間から見えます。ボルネオの固有種で、生息域も狭く希少なキヌバネドリで、ガイドの中野さんも4回目にして初見だそうです。
♀は地味と言っても赤色が無いだけで、やはり派手です。そうしているとペアなのか♂もいました!! その美しさに一同感激です。
しばらくいてくれましたが、飛び立ち。と言っても遠くには行かず、ちょっと遠くなりましたが、まだ十分見えます。逆光に浮かび上がる頭部を見ると柔らかな毛が見えますね。
またまた移動。でも、まだ見えます。
流石に見えなくなる所に飛んでいってしまいましたが、タップリとその美しい姿を見せてくれて感激しました。そして、余韻に浸っているとハイノドモリチメドリ(Grey-throated Babbler)が出てくれました。ちょっと逆光ですが。
今日の折り返し地点の東屋でしばし待ちましたが、特に出現がないところに、綺麗なチョウが。調べるとシロオビハレギチョウではないかと。
ここで引き返して、出発点の施設まで戻りましたが、開けている方が見やすいからか色々な種類が出てくれます。先ずはズグロメジロ(Black-capped White-eye)。メジロにそっくりですが、白目がちょっとキツイですね。
この角度だとすっかりメジロ。
この後も次々出てきましたが、それは次回に。

次回は、この続きで、昼食までに出たアカハシゴジュウカラ、タンビヘキサン、カオグロオオサンショウクイなどをアップしたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。

ボルネオ紀行 キナバル公園 その1/ミヤマ(ベニ)タイヨウチョウ チャガシラモリムシクイ ハジロマユヒタキ

2023-10-20 | ボルネオ
ハジロマユヒタキ 2023年9月5日 ボルネオ キナバル公園

9月5日午前、キナバル公園にて;9月4日の午前10時ごろにタビン野生動物保護区を後にして、ラハダトゥー空港に移動、未舗装のガタガタ道を揺られます。コタキナバル空港に到着して、キナバル公園まで移動しましたが、夕刻だったので、この日は近くのクンダサという町のホテルに投宿。翌朝、ホテルから雲のかかったキナバル山が望めました。
早速、世界自然遺産のキナバル公園に向かいます。公園内には宿泊施設やレストランなどが充実しており、世界中から人が押し寄せるところの様です。バスから降り立った施設からキナバル山が望めます。ここは標高1,500m程で、ここから登山する人もいる様です。
バスから降りて公園内の道を登るのですが、降り立った周りの木々に早くも小鳥達がお迎えです。お腹の黄色で可愛いチャガシラモリムシクイ(Yellow-breasted Warbler)です。日本の地味なムシクイと違ってカラフルですね。
側にはミヤマ(ベニ)タイヨウチョウ(Temminck's Sunbird)がいて、先ず♀が撮らせてくれました。
まだまだ、います。こちらはお腹の黄色いキバラサイホウチョウ(Mountain Tailorbird)
ミヤマタイヨウチョウの♂が見やすい所に出てくれました。赤色が鮮やかです。
花絡みが撮れないのですが、ミヤマタイヨウチョウ♀が朝顔の様な花に少し絡んでくれました。
まだまだ違うのがいます。ハジロマユヒタキ(Little Pied Flycatcher)でした。ヒタキにしては珍しく、黒白のツートンカラーで可愛いです。
少し大きいのがいました。ボルネオ固有種のボルネオチャガシラガビチョウ(Chestnut-hooded Laughingthrush)でした。ガビチョウと付くとどうもイメージ悪いですが、この子は綺麗、でも空抜けでちょっと残念。
こちらは新しい種かと思いましたが、ハジロマユヒタキの幼鳥との事。
という具合で、森の中に中々踏み出せません。見晴らしの良いところで待っていると次々現れる感じです。

次回は、公園の道を歩き出して出会った、美しい!とため息の出るノドグロキヌバネドリ、他にハイノドモリチメドリ、ズグロメジロ等をアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

ボルネオ紀行 タビン野生動物保護区 その9/マレーシアヒメアオヒタキ クロアカヒロハシ ムナフムシクイチメドリ キタカササギサイチョウ キゴシハナドリモドキ♀等

2023-10-14 | ボルネオ
マレーシアヒメアオヒタキ♂ 2023年9月4日 ボルネオ タビン野生動物保護区

9月4日午前、タビン野生動物保護区最終日;ここでの最終日となりキナバルへの移動のため、宿周辺のみの散策です。すぐに青色の綺麗なヒタキが登場。マレーシアヒメアオヒタキ(Malaysian Blue Flycatcher)♂です。オオルリによく似た色合いですが、少し可愛い感じと胸の橙色が異なります。背中の青色はオオルリより少し明るい青色ですね。
ペアなのか♀もいました。♂は喉が青色ですが、こちらは橙色でその範囲が広いですね。
続いて、クロアカヒロハシ(Black-and-Red Broadbill)のペアが出てくれましたが、光が強く、木陰で赤色がうまく出ませんでしたが、ヒロハシはなんか戯けた感じで、いいです。
朝早いとやはり色々出ます。ムナフムシクイチメドリ(Bold-striped Tit-babbler)のペアでしょうか。
キタカササギサイチョウ♂が目の前に!近すぎて画角からはみ出しました。
アップにするとまつ毛が見えてなんか可愛いく見えます。
近すぎたのか少し離れて、ペアで暫し、楽しませてくれました。
マレーシアヒメアオヒタキ♂が再び登場。
チョウもいるのですが、鳥に気を取られて、あまり注目しませんが、いない時には、綺麗なチョウを収めます。ホソバオオゴマダラでしょうか。
リゾート内の一風景で、ここに大型ショウビンのコウハシショウビンが以前はよく出ていたとの事。見たかったですね。
タビンでの最後はキゴシハナドリモドキ♀でした。見送ってくれたのでしょう。
4日間ジャングルの中で、様々な野鳥達がでてくれて楽しい思いをしました。それにしてもヤイロチョウは手強いです。

次回は、タビンが一区切りついたので、地元での季節もののノビタキなどをアップしたいと思います。その次にボルネオに復帰します。ご覧いただき有り難う御座います。

ボルネオ紀行 タビン野生動物保護区 その8/ズアオヤイロチョウ シラフサザイチメドリ コシアカモリチメドリ マレーウオミミズク等

2023-10-11 | ボルネオ
ズアオヤイロチョウ 2023年9月3日 ボルネオ タビン野生動物保護区

2023年9月3日午後;ヤイロチョウを探して森の中を巡りますが、中々に手強い。そんな時、シラフサザイチメドリ(Striped Wren-Babbler)が近距離、目線でしかも警戒心ゼロで囀りを続けてくれました。派手な色はありませんが、何といい子でしょう。
カザリショウビン(Banded Kingfisher)の♀が出てくれましたが、頭上、空抜け、遠いの三拍子。♂も見たかったです。ヒイロサンショウクイも同様でした。
一方、コシアカモリチメドリ(Chestnut-rumped Babbler)はチョロチョロ動き回りますが、何とか全身を撮らせてくれました。コシアカというより、ノドグロムナフの方がふさわしい。
森はどんどん暗くなってきますが、捜索を続けて、遂にボルネオ固有種のズアオヤイロチョウ(Blue-headed Pitta)が一瞬ですが、出てくれました。カメラを向けると暗すぎるせいか、オートフォーカスが効かない!慌ててマニュアルで合わせましたが、ちょっとピンボケ。それでも何とか収められたので、良しとします。暗い森に浮かび上がるその姿は本当に綺麗でした。ヤイロチョウだけを求めて飛び回るPitta Chaserの気持ちが少しだけわかる気がしました。
宿に戻って、夜8時に三度目のナイトツアーに。毎度、登場してくれるマレーウオミミズクですが、今回は狩りの様子を見せてくれました。しかも二度も。北海道のシマフクロウと同様に飛びついて、足で捕まえます。
熟睡しているミナミカンムリワシ。微動だにしませんでした。
オオムササビも必ず目にしました。飛ぶところは見えませんでしたが。
ジャコウネコがパームヤシの実を食べようとしているのでしょうか?どうでしょうね。
リゾート内の様子です。こちらは食堂で、その名もタイヨウチョウカフェ。バイキングでしたが、食べやすい味でした。
並んだロッジ。こちらに3泊お世話になりました。
最大の狙いだったズアオヤイロチョウを収められてハッピーでした。それにしても本当に難関です。

次回は、4日目の様子ですが、コタキナバルへ移動のため、ジャングルには向かわず、リゾート周りを散策。マレーヒメアオヒタキやクロアカヒロハシなどに新たに会えました。ご覧頂き有り難う御座います。