ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

東北紀行2021年7月 その7 仏沼 オオセッカ コジュリン ホオアカ コヨシキリ

2021-09-26 | 東北地方

オオセッカ  7月12日仏沼

7月12日仏沼〜岩手/宮城:(続き)ソングフライトを繰り返すオオセッカですが、草原バックの方が多少とも色は綺麗だなと飛び出しや着地を狙うのですが、難しいです。
背中側からが模様が見えていいです。
鳴きながら‥‥
高度を下げて‥‥
降りて草原バックになるところが、やっと撮れました。
ソングポストに着陸寸前です。
狙っていたのが撮れたので、少し三角池辺りを散策しました。コジュリンの♀です。
コジュリン♂が近くに何気なくいました。
シシウドの近くでの囀りです。
トリミングするとシシウドが入りません。
ここにはホオアカもいます。花は少ないので花との絡みは難しいです。
唯一コヨシキリがシシウドと絡んでくれました。
コジュリンは結構いました。
以上で今回の東北遠征での鳥見は終了しました。青森/岩手/宮城県と南下しながら少し観光地に立ち寄ってみました。青森県を抜けて最初に岩手県の久慈市に立ち寄り琥珀博物館を訪ねてみました。虫の入った琥珀を眺めながら中生代に思いを馳せるのも楽しいもので、始祖鳥の血を吸った蚊がいたらなあ〜などと。つい虫の入った琥珀で手に入る値段のものがあったので買ってしまいました。さらに南下して岩手県の遠野市に立ち寄りました。遠野ふるさとの村の南部曲がり屋です。立派な造りに感心しました。
泊まりは花巻市、翌朝、宮沢賢治に多少は触れようと雨ニモ負ケズの詩碑が立つ羅須地人協会跡地から「下の畑」を眺めてみました。
途中の道のメトロノームのモニュメント。雰囲気あります。
更に南下して仙台に住む友人を誘って、初めて平泉中尊寺の金色堂を訪ねてみました。金色の輝きの見事な造形に圧倒されました。
更に南下し松島を遊覧。有名な仁王岩を眺めながら‥‥
ついついウミネコにカメラをむけてしまいます。やっぱり性でしょうか。
以上で東北遠征は終了です。長々とご覧いただき有り難う御座います。

次回は岡山に移住後の写真ですが、遠征には行けず、実家の前で撮ったコシアカツバメとツバメの飛翔写真をアップする予定です。

東北紀行2021年7月 その6 青森県仏沼 オオセッカ コジュリン コヨシキリ等

2021-09-21 | 東北地方

オオセッカ 7月12日青森県仏沼

7月12日仏沼:仏沼は絶滅危惧種オオセッカの日本最大の繁殖地です。7年ぶり、二度目の訪問になります。宿で目が覚めると辺りは濃霧、海が近く、季節柄、霧が発生しやすいようです。仏沼に着いても結構な霧、鳥見に差し支えはなさそうですが、少し写真には写り込みそうです。音の百景の駐車場に着くとすぐ側でジョビジョビと囀るオオセッカが目に飛び込んで来ました。さすが最大の繁殖地、数は多いですね。
北東隅の三角池駐車場に移動。コヨシキリや‥‥
コジュリンが囀っています。
オオセッカの様子を見ると、止まる草は何箇所かありますが、大体決まっているようです。
すぐに飛び出し‥‥
飛びながら囀るので、飛んでいる所を狙います。セッカより飛ぶ範囲が狭いのでなんとか捕捉できそうです。
降りて来て暫し休憩。
何度もフライトを繰り返してくれます。段々慣れて来ました。
飛び出し時はバックが緑になって色は少し綺麗に出ます。
これは背面から撮れました。
青空バックも欲しい所ですが、贅沢を言えばキリがありませんね。

次回はこの仏沼の続きと岩手、宮城県の観光地を少しアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。


東北紀行2021年7月 その5 十二湖 アカショウビン

2021-09-17 | 東北地方
モリアオガエルを咥えたアカショウビン 7月11日十二湖

7月11日十二湖:最終日の朝、目を覚ますと雨が少し降っていましたが、すぐに止んだので、出かけました。しかし、山に入るとやっぱり雨。程なく止んだので、300mmレンズの手持ちで鶏頭場の池に行ってみました。すると7時前に今日も水浴びに登場。手持ちなので、止めピンで無く追っかける事にしました。なんとか写りましたが、やっぱり暗すぎました。
ここでは十二分に見させてもらったので、仲道の池に行く事にしました。駐車場から少し歩くので、大砲を抱えての登り道はちょっとキツかったです。到着するとCMさんはお二人だけで、主役は何度か出ているようです。遠くにいたり、木々の間にいるのを教えていただきました。おかげで、鶏頭場の池とは違う感じのアカショウビンを撮ることができました。
木々の間に来た個体の後頭部に白い羽毛が見えます。部分白化のようです。昨年にも見られたそうで、その形状から”Zくん”と呼ばれているそうです。
遠いんですが、緑に埋もれて中々いい雰囲気です。
目の前の木に飛んで来ましたが、すぐに木立の間に飛んで行きました。ここでの獲物の多くはカエルだそうです。鶏頭場の池と違って、仲道の池はカエルの声で溢れています。
そして捕まえたのはモリアオガエル!ちょっとかわいそうですが、その顔は少し間抜けな感じにも見えます。
弱らせるため何度も枝に打ち付けて、最後は丸呑みでした。
部分白化の形は、確かに”Z”に見えなくもないですね。
カエルを咥えたアカショウビンも撮れ、時刻も11時になったので、十二湖は引き上げる事にしました。本当にアカショウビンをたくさん撮らせてもらいました。湖水の景色も綺麗で、十二湖は素晴らしいところですね。
さて、今日は三沢市を宿泊地にしており、明日仏沼に行くつもりです。途中、鹿角の大湯ストーンサークルと奥入瀬渓流に立ち寄る事にしました。大湯ストーサークルには、教科書か何かで見て印象に残っている環状列石がありますので、この目で見る事にしました。遺跡として整備されており、縄文時代の往時を忍ばせる不思議な列石の数々を見ることが出来ました。本年7月27日にユネスコの世界文化遺産に登録されました。喜ばしい事です。
日時計か季節を知るために作られたのでしょうか、不思議な造形に見とれ古代に想いを馳せながら見入ってしまいました。
続いて、十和田湖を横目に見ながら奥入瀬渓流をドライブ。石ノ戸に車を停めてちょっとだけ渓流を散策してみました。ミソサザイ、オオルリ等の囀りが渓流の音に負けず聞こえて来ました。それにしても綺麗な景色です。

次回は翌日早朝に出かけた仏沼でのオオセッカ、コジュリン等をアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

東北紀行2021年7月 その4 十二湖 アカショウビン

2021-09-13 | 東北地方
アカショウビン 7月10日十二湖

6月9日(続き):夕刻でCMさんは数人、そのせいなのかほんの目の前に来ました。
飛び降りたかと思うとアメリカザリガニを咥えていました。まだここに獲物はいる様です。
振り回して弱らせているのでしょう。既にハサミは無くなっています。
咥えて飛んで行きました。巣に戻っていったのでしょう。16時半頃でしたが、ちょうど雨も降って来たので、引き上げることにしました。
6月10日十二湖:目を覚ますと雨、予報通りと暫く待っていると止んで来ました。では出かけようと同じ鶏頭場の池に向かいましたが、麓と違って少し登った森の中は再び雨。しょうがないなと雨の中待ちましたが、お出ましはありません。ところが7時40分頃、水浴び用の枝にやって来ました。こんな雨の中でも水浴びに来るんですね。しかし、暗い!ISO感度が上がって、ザラザラになってしまいますが、どうしようもありません。また止めピンで狙ってみました。
水面に突っ込む直前のシーンが撮れました。
雨の中、何度も飛び込んでくれました。しかし、その後、餌取りには姿を見せません。雨が降り続く中、11時ごろまで粘りましたが、ここは引き上げて暫し車中で休息です。午後になって雨も上がった様なので、観光も兼ねて、300mmレンズの手持ちで、もう一つのポイント仲道の池に歩いて行くことにしました。森は霧に覆われ、ちょっと幻想的な雰囲気でトレッキングも楽しむことに。まず神秘的なブルーで有名な青池に行ってみましたが、光がないせいか、青色がくすんで今一つ。仲道の池まで、いくつかの池を巡って歩きました。到着すると池は霧に覆われてちょっと景色としてはいい感じで、5, 6人CMさんがいらっしゃいました。しかし、アカショウビンは見えそうにありません。そんな中、霧の中に浮かぶアカショウビンを見つけた方がいらして、大したもんです。遠くに止まっていましたが、写真としては今ひとつでした。暫くして、来た道を戻って、また鶏頭場の池に戻って来ました。午後2時ごろから何度か出たそうで、餌場として終わったわけではなさそうです。そして、皆さんお帰りになって、2人だけになった午後5時過ぎ、また来ました。しかも数m先です。
更に目の前の枝にも。300mmレンズでノートリミングです。
ということで、お天気はさっぱりでしたが、それなりに楽しませてくれましたので、2日目は終了、明日は最終日ですが、お天気はどうでしょうね。

次回は、十二湖最終日の様子(主に仲道の池)をアップしたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。

東北紀行2021年7月 その3 十二湖 アカショウビン オシドリ

2021-09-09 | 東北地方
アカショウビン 7月9日十二湖

7月9日(続き):池面を見つめていますが、餌が出てこないのか飛び込みがありません。
ポストを変えてみようと思ったのか近くの枝に移動して来ました。
暫く見張っていましたが、餌取りはなくどこかに飛んで行きました。アカショウビンのいなくなったこのポイントにはキセキレイとオシドリ♀がやって来ました。時にオシドリの幼鳥も何羽かでやって来ます。
そして20分足らずで近くの枝に戻って来ました。
暫くして対岸のポストに戻って来ました。
またまた近くの枝に。
11時20分頃に餌を取らずにどこかに飛んで行き、4時間ほど戻って来ませんでした。やはり餌が少なくなって、餌場を変えた可能性があります。今日はここで1日粘ることにしていましたが、登場がないとやはり寂しい。時々やってくるオシドリ幼鳥が慰めてくれます。
また、近くに森の物産館キョロロがあって、トイレがあり、おにぎり等のお昼ご飯を売っていて便利で、何とか1日粘れます。ポイントでは幸い場所に余裕があったので、気兼ねなく待機出来ましたが、土日はちょっと譲り合いが必要かも。さすがに4時間も登場がないので、皆さん三々五々引き上げられ、数人が残るのみとなった午後3時40分頃、主役が戻って来ました。
何か獲物を捕まえた様なのですが、何かわかりません。
木切も一緒に咥えた様です。
時間を空けたせいか獲物を捕まえた様で、巣があると思しき方に飛んで行きますが、すぐに戻って来ます。人が少なくなったせいか、直ぐそばまで来ることがありました。
雲が出て来て少し暗くなって来ましたが、こまめに戻って来ます。そう言えば物産館キョロロにはカワセミ三兄弟というクッキー詰め合わせのお土産があります。カワセミ、アカショウビン、ヤマセミのシルエットがクッキーに描いてあり、面白いのでついつい買っちゃいました。

次回も7月9日の続きと雨の翌日の様子をアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

東北紀行2021年7月 その2 十二湖 アカショウビン

2021-09-05 | 東北地方
アカショウビン水浴び 7月9日十二湖

7月9日(続き):小魚を捕まえた後もこの枝に止まっていましたが、今度は水浴びでした。止めピンでひたすら連写することにしました。幸い視野内、フォーカス範囲内で水浴びしてくれた時がありました。
何度も水浴びを繰り返します。
満足したのか飛び去りましたが、わずか15分後に戻って来ました。もっとも雌雄同色なので同じ個体かどうかは分かりませんが‥‥
すぐにまた近くの枝に飛び移りました。
羽繕いも。
ISO感度が上がらぬ様に低速シャーターなど色々試すことが出来ます。ありがたいことです。
この日は予報に反していい天気、木漏れ日に照らされることもあります。
餌取りを撮ろうとするのですが、さっぱり追いつけない、フォーカス合わない、です。これは餌取りに降りて来た時ですが、一瞬です。
枝に戻って見張りを続けます。
飛び去って、次に現れたのはおよそ1時間後、どうも餌取りにあまり飛び降りることがありません。餌のアメリカザリガニを取り尽くしたのかも等とCMさんの間でささやきが広がります。
そうはいってもよく出てくれていますので、初めて来た身には嬉しいことばかりです。

何度も出てくれるので、次回もアカショウビンとオシドリをアップしたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。

東北紀行2021年7月 その1 鶴岡〜象潟〜大潟村〜十二湖 アカショウビン クラゲの水族館

2021-09-01 | 東北地方
アカショウビン 7月9日 青森県十二湖

8月に岡山県にUターンすると東北に行きにくくなるな〜、という事で、青森県十二湖のアカショウビンと仏沼をメインとして、純粋な観光も含めて山形〜秋田〜青森〜岩手〜宮城を巡って来ました。
7月8日 山形県鶴岡〜秋田県象潟、大潟村〜青森県十二湖:ワクチンも2回目摂取を終え、安心して出かけました。まず、関越、北陸自動車道を北上し、山形県の鶴岡市立加茂水族館に寄ってみました。魚でなくてクラゲがメインという不思議な水族館ですが、クラゲが幻想的で素晴らしいとの評判通り、誠に綺麗でした。暗い水槽に幻想的にクラゲが浮かび上がり、またそれぞれのクラゲが個性的で美しい。訪ねて大正解でした。幸い観覧者も多く無いので、じっくり条件を調整しながら写真に収めることができました。出迎えてくれたのはコンパスジェリー。
続いて発光するクラゲのオワンクラゲ、日本沿岸にもいるそうですが、何といってもこのクラゲの蛍光を発する緑色蛍光タンパク質の研究で下村脩氏がノーベル化学賞を受賞した事が有名です。暗い水槽に幻想的な光を発してゆらりゆらりと浮かんでいました。
これはパルモというクラゲで群れで浮かんでいるのが綺麗です。
これはアトランティックシーネットル、長い触手が幻想的ですね。
こちらは電飾の様に連続して光を発する深海に生息するウリクラゲ。
同じくカブトクラゲ、素敵です。
こちらはブルージェリー、その名の通り、綺麗な青色のクラゲです。
シロクラゲ、4本の白い筋が印象的ですが、これは生殖腺だそうです。
ぶどう色のブラックシーネットル。ブラックとついていますが、展示されているのは赤味のある種類の様です。長い触手もあって一番綺麗だな〜と思いました。
これはコティローザツベルクラータという覚え切れない名前のクラゲですが、目玉焼きのような傘に青い斑点が綺麗です。
全ては紹介できませんが、どれも素晴らしくて時間を忘れて見入ってしまいました。続いて雲に覆われた鳥海山の裾野を見ながら北上して秋田県に入り、松尾芭蕉も訪れた象潟に立ち寄ってみました。田んぼの中に鳥海山の火山活動で出来た島々が浮かんで、不思議な景色です。展望台から海を望むとバーダーの聖地である飛島が見えます。
ここで十二湖に行って来たというCMさんに偶然お会いし、今年のポイントを教えていただきました。アカショウビンはよく出ているとの事で期待が高まりました。この日は秋田市で1泊。
7月9日大潟村〜十二湖:早朝、大潟村に立ち寄ってみました。かつての八郎潟という不思議な響きの広大な湖の面影はありませんが、キャンプ場の池にはカンムリカイツブリやそばの松林にはサギ類のコロニーがありました。ゴイサギが飛び回っているのが面白かったです。繁殖しているチュウヒはちらりとその姿を目撃したのみ。
心は既に十二湖に飛んでいて、ここはそこそこにしました。昨日の方の話によると出ずっぱりだったとのことで、出発前に鳥友のHさんからお聞きした詳細なポイント情報と合わせて、十二湖の鶏頭場の池に直行しました。駐車場に車を停めて向かおうとすると駐車場の係りの方もあそこだよとポイントを教えてくださいました。8時半に到着すると10人程度のCMさん達がカメラを向けてシャッターを切っています。急いで列に加わると対岸の枝に止まっています。こんなに簡単に会えていいの!という感じでした。
すると距離にして10mあるのか無いのかという近くの枝に飛んで来ました。うわあ〜とうれしい悲鳴。亜種アカショウビンをこんなに近くで撮ったのは初めてです。
対岸のこの木が餌取り用のポイントの様で、まずここに飛んで来ます。
水面近くの枝は水浴び用です。
でもこの時は‥‥
小魚をキャッチ、カワセミみたいな狩もできるんですね。自分で食べていました。
ブラインドなしで、こんなに姿を見せてくれるありがたい個体です。それにしてもやっぱり十二湖は凄いところですね。

次回は引き続きアカショウビンですが、水浴びを中心にアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。
ご参考までに亜種リュウキュウアカショウビンと羽色など比べてみてください。昨年6月の宮古島紀行はこちら

伊豆沼/蕪栗沼紀行2020年11月 その4 ハクガン シジュウカラガン カリガネ ヒシクイ マガン カワアイサ オオハクチョウ等

2021-01-04 | 東北地方

伊豆沼の日の出と塒立ち 

明けましておめでとうございます。コロナが早く終息することを願って、本年もよろしくお願いいたします。
11月30日伊豆沼、蕪栗沼、登米市、大崎市:29日の塒入り時には空が段々晴れて来たので、30日の塒立ちは綺麗な朝焼けを期待しましたが、外に出てみると何と雨がぱらついています。伊豆沼に着く頃には止んでいましたが、東の空は雲に覆われています。今日もダメかと思っていましたが、地平線付近には切れ目があり、僅かながらも朝焼けが見えます。伊豆沼にはYBの御一行と数人のギャラリーと少なくやっぱり月曜日ですね。僅かな朝焼けと共に徐々にガン達が近づいて来て、塒立ちが始まります。
朝焼け部分を拡大してみました。
そして日の出、湖面に金色の筋が現れます。手前をハクチョウが優雅に横切っていますね。
段々と飛び立つ数が増えて来て、壮大な塒立ちです。目の前を凄い数のガン達が通過して行きます。凄い数が上空を通過するせいか、うんの良い事に上空から落とし物を受け取ってしまいました😓
オオハクチョウも家族単位で、飛び立って行きます。
ほとんどのガン達が飛び立って行きましたが、明るくなった沼に留まってみました。すると沼の一角にガン達の集団があり、近付いてみるとヒシクイの群れでした。どこからか更にヒシクイが飛んで来ます。ここのヒシクイは、終日沼で過ごしているのでしょうか。
沼の反対側の田んぼを見るとマガンの集団が降り立っていましたが、一斉に飛び立ちます。バックには東北新幹線と神室山地でしょうか、雪をいただいた山が見えます。
伊豆沼を後にし、先ずは近くのカリガネのポイントに寄ってみました。難なくカリガネは見つかりましたが、光の条件が今一つ、綺麗な順光のマガンを写真に収めて、蕪栗沼に移動、昼間の沼の様子を見ることにしました。
蕪栗沼に着く直前、水路にカワアイサ♂を発見。
午前10時ごろに蕪栗沼に到着しました。こんな時間でも結構ガン達が飛び交っています。昼間は田んぼに出掛けて、沼にはいないのかと思っていましたが、そんな事はないんですね。蕪栗沼からは北側に雪を頂いた栗駒山や西側に神室山地が見えます。それらをバックにして飛び交うガンを撮ることにしました。綺麗な三角形の山(神室山地の火打山でしょうか)をバックにしました。
こちらは少し雲に覆われている栗駒山をバックに。
沼にはマガン達が次々降り立ちますが、すぐに飛び立ちます。何しに寄っているでしょうね。
またまた栗駒山をバックに。
今度は神室山地をバックに。
こちらは栗駒山かな?雲が出て来ています。
蕪栗沼を後にして、教えていただいた伊豆沼北側のハクガンのポイントに移動、今季は13羽確認されたそうですが、昨日は空振り。正午前にやってくるそうですが、ポイントに着いたのは昼過ぎ。田んぼを見渡すと白い鳥はオオハクチョウばかり、やっぱりダメかと諦めかけましたが、マガンの群れの中に白い鳥。ハクチョウかと思いましたが、よく見ると小さい。近づいてみるとハクガンでした。1羽だけでしたが、成鳥のようで、やっと出会う事が出来ました。
日が陰って来たので、近くのカリガネのポイントを再訪、ちゃんと見つかりました。ほんとにカリガネはここが好きですね。なんで何でしょうね。
中野さんにハクガンを報告すると、蕪栗沼近くでシジュウカラガンがいるとの事。早速寄ってみました。1羽だけポツンといましたが、近いです。シジュウカラガンは黒と白の色合いが綺麗ですね。顔も可愛いらしくて良いです。
ノスリもいました。田んぼで休んでいるのでしょうか。他の猛禽類としては、コチョウゲンボウを何度か見かけましたが、写真には至らず。道のすぐ側でしたが、車の窓を開けるとすぐに飛ばれてしまいました。残念。
シジュウカラガンの群れもちゃんと居ました。
最後のポイントとして、14時半近くに田尻の冬水たんぼに寄ってみましたが、今回は、シジュウカラガンの姿は見えずマガンが飛び交っていました。落とし物が写っていますね。
降りてくるのはマガンばっかりでした。

以上で伊豆沼/蕪栗沼の遠征は終了です。

4回にわたって、伊豆沼/蕪栗沼遠征をご覧頂きありがとうございます。次回はMFの狭山にやってきたルリビタキをアップする予定です。今季はモミジがたくさん植わっている場所を運よくルリビタキ♂がテリトリーにしたようで、ルリ&モミのコラボがしっかり撮れました。

伊豆沼/蕪栗沼紀行2020年11月 その3 シジュウカラガン マガン 塒入り等

2020-12-29 | 東北地方

塒入りの夕景 11月29日蕪栗沼

11月29日夕刻 蕪栗沼:今日は蕪栗沼南側の駐車場に車を止めて沼に向かいます。すでにYBツアーの御一行が先着、中野さんに冬水田んぼ等の結果をお伝えして、近くに陣取りました。15時過ぎから次々にガン達が帰還して来ます。今日の西の空は雲に覆われていますが切れ間があり、多少は茜色に染まりそうです。一方、東の空は雲に覆われ、隙間がなく満月は望めそうにありません。雲の隙間からの光が帰ってくるガン達を照らすと灰色の雲をバックに浮かび上がり、ちょっと不思議な景色になりました。
ガン達は沼に舞い降りるのですが、昨日はスーと降りていたのに何故か今日は、いわゆる落雁の降り方をしています。飛行機だときりもみというのでしょうか、くるっくるっと回転する様に体をくねらせて降りて来ます。スーと降下するものもいますし、不思議な光景です。
15時半を過ぎてシジュウカラガンの帰還も目につく様になります。相変わらず雲をバックに光が当たり、シジュウカラガンも浮かび上がります。
シジュウカラガン達は何故かスーと舞い降りるだけで、きりもみの降り方はしません。どういうものなんでしょうね。
段々と日が傾き、赤が強調される様になって来ます。
時に綺麗なV字編隊で戻ってくる一団もいます。
ようやく雲が切れてきて、西の空が広く茜色に染まり始めました。ガン達は本当に切れ間なく、帰還して来ます。
時に何かに驚いたのか、沼に降り立っていたガン達が一斉に飛び上がります。すごい数のガン達が起こす羽音に圧倒されます。
落雁様の降下をシルエットで。
その様子を少しアップで。
日は沈みだんだんと暗くなってきます。
沼は超過密状態、おいおい三密になってるぞ!と突っ込みたくなります。
徐々に暗くなり、西の空の茜色が消えていく頃、鳥見は終了。足元の見えるうちに帰途に着きます。満月が姿を見せたのは、残念ながら帰還が終了後で、今日は月と雁はお預けでした。いつになるかわかりませんが、今度は、三日月と雁に挑戦したいものです。
本年もご覧頂きありがとうございます。次回は来年1月4日になりますが、11月30日の遠征最終日の塒立ちとカリガネ、ハクガン、シジュウカラガン等をアップする予定です。


伊豆沼/蕪栗沼紀行2020年11月 その2 カリガネ シジュウカラガン マガン コハクチョウ等

2020-12-23 | 東北地方
カリガネ 11月29日宮城県登米市

11月29日前半 伊豆沼、長沼周辺、大崎市等:くりこま高原駅前の宿に泊まりましたが、偶然にもYBの中野さんと同じ宿。明日の11時までは、ツアーの合間でフリーとの事で、ご一緒させていただけることになりました。
先ずは、午前6時前に伊豆沼の塒立ちへ向かいました。日曜日という事もあり多くの観客が詰めかけていましたが、残念ながら東の空は厚い雲に覆われて日の出を拝む事は出来ませんでした。ガン達は少しづつこちらの方に近づいて来て湖面にシルエットが浮かんできます。そして、順次数百羽から数千羽の単位で一斉に飛び立ちます。
ほぼ飛び立った後に、先ずはカリガネのポイントに移動。点在するマガンの群れを点検していくと、カリガネが次々と見つかります。やはり中野さんが一緒だと心強い😃 
この群れはカリガネの結構な集団で、全部で十数羽以上いました。この画面にも8羽のカリガネが写っています。
ある1羽が羽ばたきを始めると‥‥
それにしても翼が長い!長距離を力強く羽ばたく事ができる様になっているでしょうね。
そして一斉に飛び立ちました。
飛び出しを拡大してみました。うまく背景が少し紅葉の残った緑になってくれました。
残った中に畦の上にいるのを発見。左の子は頭をかいていますが、オレンジ色の脚が鮮やかですね。
別の群れでもまたまたカリガネ。
ちょうど飛び上がる瞬間です。
車の中からですが、ちょっと近いせいか、残ったものも首を上げて警戒の様子。
みんな首を伸ばして‥‥
飛び立ちます。
みんな飛び立つわけではなく、中には悠然と残っているものもいます。
少し伊豆沼の北東部を探索してみました。マガン以外は見つかりませんでしたが、コハクチョウの家族がいました。オオハクチョウに比べると数が少ないですね。
11時に中野さんと別れて、教えて頂いた田尻付近の冬水田んぼに移動。午後からシジュウカラガンが降り立つとの事。ポイント近くの田んぼにはシジュウカラガンが多数休んでいました。
冬水田んぼ側で待っていると、来ました来ました😃 10羽ほどの群れが上空を飛び交います。飛翔写真は、なるべくバックが空抜けにならないところを狙います。
そして冬水田んぼに降り立ちました。
さらに数十羽の群れが飛んで来ました。
ところが、降り立ってくれず、飛んでいってしまいました。残念。
以上で午前の部は終了し、次回は蕪栗沼の塒入りの様子をアップする予定です。ご覧頂きありがとうございます。

伊豆沼/蕪栗沼紀行2020年11月 その1 シジュウカラガン カリガネ マガン ヒシクイ オオハクチョウ

2020-12-17 | 東北地方
シジュウカラガン 11月28日宮城県大崎市

壮大な命のドラマを感じる10万羽のガンが飛び交う様を見ようと11月28日〜30日に伊豆沼/蕪栗沼に遠征して来ました。3年前はツアーでの遠征でしたが、満月に合わせた11月初旬だったせいかシジュウカラガンは未着。一人で出かけた11月末の今回はシジュウカラガン、カリガネ、ハクガン、マガン、ヒシクイの5種のガン達と無事会うことが出来ました。お天気は晴れたり曇ったりと不安定で、塒入り、塒立ち時にスッキリした空には恵まれませんでしたが、何とか雁と月、茜色の空とのコラボも撮ることが出来ました。
11月28日大崎市、登米市、蕪栗沼:午前6時ごろ自宅を出発するもいきなり浦和あたりで、事故渋滞に捕まり、1時間ほどロスしてお昼前になんとか現地到着でした。東北道の三本木ICを降りて北上し、先ずは大崎市北浦付近を探索。道の側の田んぼには早速マガンの群れが迎えてくれて、ガンの里に来たな!と期待感が膨らみます。
いくつかのマガンの群れを見ていると中に早速シジュウカラガンが混じっている群れがありましたが逆光で今一つ。暫くするとシジュウカラガンが群れで飛んで来て、順光側の田んぼに降り立ってくれました。
警戒心の強いマガンと違ってシジュウカラガンは少し緩めのようで、車から降りて近づくと首を伸ばして警戒しているものの飛び立つ様子はありません。日も陰ってしっかり撮ることが出来ました。
伸びをして灰色の足を見せてくれました。
家族単位でいるのでしょうが、成鳥と幼鳥の区別がつきません。左の胸の黒いのは幼鳥でしょうかね?
マガンも飛び交って、4羽が上手くシンクロして羽ばたいてくれました。
この辺りは住宅が多くて低く飛ぶと背景に入って来ます。ガンの里らしいですね。
無事シジュウカラガンとも出会えた😁 ので、北上して長沼付近のカリガネのポイントに向かいました。マガンの群れを順次チェックしますが、中々カリガネが見つかりません。アイリングがある!と思ってもよく見るとマガン、ちょっと紛らわしいのもいます。
そして遂にいましたいました。ちょっと小柄、はっきりしたアイリング、ピンクの嘴、間違いなくカリガネです。やっぱりカリガネはなんか可愛らしいですね😍 。傍らで夢中で食事しているのは、多分子供でしょう。親は警戒してこちらを見ています。
さらに探索すると別のカリガネ達と遭遇。4羽の家族でしょうね。
順調にカリガネもゲットしたので、蕪栗沼の塒入り向かいましたが、時々しぐれるように雨がぱらつく中、蕪栗沼の北側駐車場に到着。沼の東岸を南下して水面が見える位置にカメラを据えて次々に帰ってくるマガンを狙います。沼上空を飛んでいる少し大きなガンを写すと、ヒシクイでした。亜種オオヒシクイですね。
マガンが続々帰還して来ますが、この日は厚い雲に覆われているせいか西の空は鉛色、遠景はこんな感じです。
次々と沼に舞い降りて来ます。今日の降下の様子はすーと降りる感じでした。
白鳥はみんなオオハクチョウの様でした。
雨はすっかり止みましたが、西の空は厚い雲でびっしり覆われていました。ふと東の空を見ると何と、薄い雲に覆われていますが、月がちゃんと見えます。満月ちょっと前です。月面を通過するのを待ち受けてシャッターを押します。「月と雁」もかろうじてゲット出来ました😅
ズームレンズで、低望遠にしたりして写してみました。
段々と空が暗くなって来て、徐々にシルエットが背景に溶け込む様になります。
茜色には染まらなかったものの月は無事出てくれ、やれやれとこの日の鳥見を終えました。
次回は29日の午前編で、塒立ちとカリガネ、シジュウカラガン等をアップする予定です。ご覧頂きありがとうございます。



アカエリヒレアシシギ クマタカ オオルリ キビタキ センダイムシクイ等 山形県 飛島 湯ノ瀬温泉

2018-05-05 | 東北地方

5月3日から5日まで、YBツアーで飛島に遠征し、春の渡り鳥に会ってきました‥‥が、3、4日と悪天候のため船が欠航し、最終日の5日に僅か2時間半の滞在となってしまいました(涙)。残念ながら、飛島らしい渡り鳥に会うことは出来ませんでした。島に渡れないため、湯ノ瀬温泉に2泊し、近くの渓流沿いを散策し、時折雨に降られながら、鳥見をしました。
湯ノ瀬温泉では、ヤマセミに期待しながら、渓流沿いを歩くと、オオルリ、キビタキ、クロツグミ等の囀りが聞こえてきましたが、距離が遠く、ヤマセミは姿を見せてくれません。そんな中「クマタカ!」のガイドNさんの声。上空を見上げると2羽のクマタカが帆翔しています。結構長い時間飛んでくれたり、遠かったですが、木にも止まってくれたりとサービスしてくれました。



里山らしく、サシバが時々現れ、顔の黒い暗色型もいました。

渓流に現れたカワガラスです。

そして、最終日の5月5日。湯ノ瀬温泉を出て、酒田港に着くと、朝8時発の第1便は欠航でしたが、12時発の第2便はまだ未定。そこで、近くの日和山公園を散策することに。渡りの時期にはそれなりに、夏鳥が滞在しているとのことで、期待しながら、公園を回ると、センダイムシクイ、コムクドリ、アカハラ、オオルリ、コサメビタキ等がいてくれ、コルリの囀りも聞こえてきました。Nさんは、飛んでいるレンジャクも見つけてくれましたが、残念ながらどこかに行ってしまったようです。
木々の間を渡り歩いていたセンダイムシクイです。少し小高いところで、待ち伏せして一枚。

暗い木立の中にひっそりといたオオルリ♂です。羽に茶色味があるので、第1回夏羽の若鳥でしょうか。


コムクドリは、繁殖しているようで、立派な鬼瓦の上で鳴いていました。

港に戻ると船は出航するとのこと。短い滞在時間ですが、何とか飛島に渡れることになりました。船に乗り込み、デッキでウミネコ等を見ていると参加者の一人が「あの黒いのは何?」と、Nさんが双眼鏡で見ると、「アカエリヒレアシシギ!」出航にはまだ15分ほどあるので、船を降りて、急いで駆けつけました。夏羽の♀です。時間の許す限り、急いで、シャッターを押しました。運良く羽も広げてくれました。





幸先いいので、群れでも見れないかと期待しましたが、航路上では、ほとんど出ないまま、飛島に到着。急いで、畑から回りますが、あまり成果はなし。キビタキが時折姿を見せてくれます。少し灰色が混じっているので、若い個体のようです。


さらに進むと、畑に繋がれたヤギの上にアマサギ。何とも和む景色です。

ムシクイは飛島でも、センダイムシクイがほとんど。エゾムシクイを少し見かける程度でした。写真はトビシマナシの木の間を飛ぶセンダイムシクイです。

オオルリの♂は見かけず、♀を写真に収められただけでした。

あっという間に出航の時刻となり、後ろ髪を引かれながら船に乗り込みます。帰りの航路は、風が強くなったのか、結構揺れます。甲板にも波がかかり、ずぶ濡れになる人も続出。とても、写真を撮る状況ではないので、観察に専念。風が強いせいか、時間なのか、帰りには、オオミズナギドリが頻出。時折ヒレアシシギらしきも飛びかい酒田港に到着し、遠征は終わりです。やはり、2時間半では、大した鳥果はありませんでしたが、3日間で、69種の鳥たちと会うことは出来ました。お天気には勝てないライファーなしの遠征でした。次回は、近くのフィールドでの幾つかの夏鳥をアップする予定です。

ハクガン マガン ヒシクイ コチョウゲンボウ オオハクチョウ 伊豆沼/蕪栗沼 3/3

2017-11-03 | 東北地方

(続き)遠征最終日の3日目も朝5時に宿を出発。帰りの新幹線は、19:30発なので、寝ぐら立ち、田んぼ探索、寝ぐら入りまで見届けることができます。お天気は、晴れの予報でしたが、寝ぐら立ちの東の空には厚い雲と靄。3度目の田んぼ探索でも残念がらシジュウカラガンは見つかりませんでしたが、2羽のハクガンとコチョウゲンボウ♂と嬉しい出会い。寝ぐら入りでは、すっきり晴れて、日没と十四夜の月が綺麗に見えました。
二度目の寝ぐら立ちを見るべく、伊豆沼に向かうと連休初日のためか、沼の土手に車とカメラマンが多数並んでいます。朝もやの中、日の出を待ちますが、東の空には厚い雲があり、赤く染まった日の出は拝めませんでした。今日は少し靄のかかった山水画の世界。毎回、違った姿を見せてくれます。


田んぼ探索で、マガンの群れの中に真っ白な鳥がいます。ハクガンです。白い成鳥と灰色の幼鳥の2羽がいました。


カリガネのポイントにシジュウカラガンが一羽いるとの情報があり、目を凝らして探しましたが、見つけることができませんでした。がっかりしながら蕪栗沼に向かう途中、ガイドのNさんの「コチョウゲンボウ!」の声。電線に綺麗な♂が止まっていました。


寝ぐら入りの蕪栗沼には、ヒシクイ(亜種オオヒシクイ)が羽を休めています。ヒシクイは、遠くの田んぼには行かず、沼や近くの田んぼにいるようです。


マガンは相変わらず、たくさんいます。


晴れた西の空に日が少しづつ沈んできます。晴れた日には、帰ってきたマガンが何度も飛び回るそうで、空を埋め尽くすマガンの数が最も多かったです。

夕焼けを映した湖面をオオハクチョウが一列に飛び立ちます。

マガンが空を覆うのは断続的に発生するので、日没のタイミングとピタッと合うわけではありません。今回は何故か、日没寸前の時にはポツポツとしか飛んでくれず、すっかり沈んだ後に凄まじい数のマガンが飛び交っていました。



そして、東の空に目を移すとほぼ満月がポッカリ空に浮かんでいます。東の空にもマガンの大群、月面を通過するタイミングを見計らって、連写します。今日は、雲のない「月と雁」をたっぷり納めて、3日間の遠征を大満足で終えることが出来ました。



マガン オオハクチョウ カリガネ 伊豆沼/蕪栗沼 その2/3

2017-11-02 | 東北地方

(続き)伊豆沼遠征2日目の午前5時、ガンの寝ぐら立ちを見るべく、宿を出発。まだ、明けやらぬ伊豆沼で、日の出を待ちます。沼からは、ガンやハクチョウの声が聞こえてきます。まだ、姿は良く見えませんが、すでに飛び出しているようです。次第に明るくなって、空に赤みが差してくると、次々に飛び立ち、空を覆います。この日は東の空に雲が多く、すっきりした日の出に絡めることはできませんでした。


遠くから飛び出してくるのを、望遠で少し大きくして、山水画っぽくしてみました。

上空を見上げると、逆V字に編隊を組んだマガンの一行が飛んで行きます。

次第に明るくなってきて、種類がわかるようになってきました。オオハクチョウが向かってきます。

すっかり明るくなり、一旦宿に戻って朝食を取り、再び、田んぼに向かいます。マガンの飛翔のクローズアップです。

田んぼの道路に上がったマガンです。何故か、飛び立たず、こちらを警戒していますが、比較的近くから写せました。


何かに驚いて、大群が飛び立つとすごい迫力です。

カリガネはポイントに今日もいました。飛び立ちシーンですが、バスの窓越しの撮影で、色付きシャープさなしです、ご了承ください。


田んぼには、マガンの他にオオハクチョウもいます。時に飛び立ちますが、大きいので迫力あります。

夕刻になり、寝ぐら入りを見るべく、蕪栗沼に向かいます。オオハクチョウも戻ってきて、時折、飛び立ち、沼の間を飛び交っているようです。


2日目の西の空には、雲が多かったですが、なんとか赤く染まった空をバックに出来ました。

そして、今回のツアーの目玉である東の空の「月に雁」ですが、雲が多く、すっきり見えませんが、やっと顔を出した時、うまく月の前を飛んでくれました。

マガン カリガネ 伊豆沼/蕪栗沼 その1/3

2017-11-01 | 東北地方

十数万羽のマガンがやって来る宮城県の伊豆沼/蕪栗沼に11月1日〜3日まで、YBツアーで初めて行ってきました。マガン、ライファーのカリガネ、ヒシクイ、ハクガン、オオハクチョウに加えてコチョウゲンボウ♂等に出会えました。残念ながらシジュウカラガンの姿は見えず、到着が遅れているのは温暖化のせいでしょうか。
遠征最初のくりこま高原駅に降り立つと早くも上空をマガンが飛び交っています。バスに乗り込み走り出すとあちらこちらの田んぼにマガンの姿が見えます。十数羽の群れから数千羽に及ぶ群れもあります。まずは、マガンの群れに混じっている僅かな数のカリガネを探しにポイントに向かいます。ガイドのNさんが早速見つけてくれます。しかし、マガンによく似ているせいか、なかなかわかりませんでしたが、やっと、アイリングと額の白さが目につく初めてのカリガネをゲットすることが出来ました。家族単位で行動しているようで、幼鳥を見守るように親鳥がその周りにいます。家族愛が強いのではないかと決めつけて、勝手に擬人化して感動していました。

左からマガン、カリガネ成鳥、カリガネ成鳥。カリガネ幼鳥

こちらは、左からカリガネ成鳥、マガン、カリガネ成鳥、カリガネ幼鳥、カリガネ若鳥でしょうか。

別のポイントでのカリガネ一家です。

何かに驚き、飛び立ちましたが、運良く、遠くには行かず、旋回してくれたので、紅葉を背景にしたカリガネの飛翔シーンも収めることができました。



警戒心の強いマガンはよく驚いて飛び立ちます。おかげで飛翔シーンを多く収めることができました。これは、着陸シーンです。



夕刻が近づき、いよいよ寝ぐら入りを見るべく、蕪栗沼に向かいます。栗駒山を背景に沼が見え、ガンが飛び交っています。

日が落ち始め、赤く染まる空を背景にマガンが次々にやってきます。沼の上空を覆うスペクタクルに言葉も出ませんでした。