アマミヤマシギ
4月8日(3日目)奄美ナイトツアーにて: 3日目の夜には、我々3人のみ、Nさんに手配いただいた地元の自然ガイドの奄美ナイトツアー(HPは
)にオプションで参加してきました。手馴れたガイドさんが夜の旧道を車で案内してくれ、奄美の夜の生き物たちを堪能しました。最初のアマミヤマシギは飛ばれてしまいましたが、3個体目で無事に写真をゲット。アマミノクロウサギ、アマミイシカワガエルもたっぷり堪能しました。リュウキュウコノハズクは、姿は見えたものの、昨日と同様シャイなのかすぐに飛んでしまいました。あっと言う間の3時間でしたが、興奮冷めやらず、ビールで頭を冷やすことになりました。
さて、その2で積み残した奄美自然の森のアカヒゲを先ずは収載します。
同じく積み残したリュウキュウキビタキです。
いきなり目の前数メートルに現れ、こちらを威嚇するようなポーズをとるので、何事かと思いましたが、近くに♀がいたのではないかとのことで、求愛のポーズかもしれません。
奄美自然観察の森の探索を終え、名瀬の今夜の宿に向かいましたが、途中漁港に立ち寄り、生簀に群がっているサギたちを観察。クロサギにダイサギ、コサギ、ササゴイがいました。生簀の小魚たちを首を伸ばして簡単に捕まえます。写真は、飛翔するクロサギです。
ササゴイもいたのにいなくなってしまいましたが、近くに係留している廃船のロープから魚を狙っていました。上手にゲットします。
夜は、早々に夕食を済ませて、ナイトツアーに出発。地元ガイドさんの軽妙なトークを楽しみながら、山に向かいます。アマミヤマシギは雨の日の方がミミズが取りやすいので、よく出るとのことで、天気の良かった昨日は、空振りだったなどと不安にさせてくれます。
しかし、山に入ってすぐに道の脇にアマミヤマシギがいました。すぐに飛ばれてしまいましたが、出てくれたと一安心。まずは、道の法面の排水口で狩りに行く前のボオーとしているアマミイシカワガエルを観察。綺麗なカエルです。そのせいか、密猟があるようで、ちょうどテレビのニュースで密猟者が摘発されたことが流れていました。「かわいかったのでつい‥‥」などと白々しい供述をしていました。
さて、アマミヤマシギは、2個体目がペアででたものの、またまた飛ばれてしまいましたが、やっと道端にボオーと立っている個体が出現。無事写真に収めることができました。
すると、次々現れるものの、お尻しかみえないアマミノクロウサギも道端でボオーと佇んでいました。ルビー色に光る眼が綺麗です。しばらくして斜面を駆け上って草の中に逃げ込みました。
今度は、道の真ん中に立っているアマミヤマシギが出現。ゆっくりと道を横切っていきます。
そして草むらの中に消えていきます。
アマミノクロウサギも道に脇のすぐ目の前にいます。おまけに我々の方に向かってきます。どうやら、決まった逃げ道の上に立ってしまったようです。
そして5個体目のアマミヤマシギ。なんとすぐそばに野生化したネコがいました。動きの鈍い、アマミヤマシギやアマミノクロウサギもその餌食になってしまうようで、マングースを駆除したように、野生化したネコにも対策が必要です。
大満足のナイトツアーを終えて山を降りる途中、電線にルリカケスがペアで寝ていました。ハブの難を逃れるには、電線が一番とのこと。なるほどです。
そのハブですが、市街地も近い道路上で、ガイドさんが突然車を止めると、「ハブがいるよ!」と声を出します。なんとハブが道の脇から出てきそうになっています。奄美では、ハブ捕獲用の道具が車には用意されているそうで、素早く捕獲棒を出して、ガイドさんは慣れた手つきで、あっという間に捕獲。人家も近いこんな場所にも出てくるのです。クワバラ、クワバラ。
容器に入れて、役所に持っていくと一匹3,000円だそうです。
濃密なナイトツアーを終えて翌日は、島の南側を探索。しかし、大した成果はなく、イソヒヨドリを撮ったり、花にきたメジロを撮ったりして、最終日はボオーとしているうちにツアーも終了。
最後に空港近くの漁港の芝生に行くとイソヒヨドリの♀が目の前に。
相変わらずムネアカタヒバリも採餌に余念がありませんが、花のそばに佇んでくれてサービス。
以上で奄美大島紀行は終了ですが、大トラツグミが宿題で残ってしまっており、又、機会があれば是非訪れたいところです。奄美大島はそんな魅力に満ちた島でした。
次回は、ついついこの季節になるといってしまう。Y峠のコマドリ、ミソサザイなどをアップする予定です。