ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

インド アンダマン島紀行 第3日目午前 その1/アンダマンアオバト アンダマンカンムリワシ アオショウビン ブッポウソウ等

2025-02-26 | インド アンダマン島
森の中にいたアンダマンカンムリワシ 2024年11月30日 アンダマン島

11月30日早朝、3日目もお弁当を抱えて、午前6時に出動。固有種を14種まで制覇し、残りは森にいる可能性の高いものばかり、そこで、森を中心に探索を続けます。チディヤタブ地区の森を再訪しますが、道中のシベリアムクドリ(Daurian Starling)がいたポイントにはやはりシベムクの数羽の群れ。車を止めてくれたので、狙いますが、ちょっと近すぎました。すぐに飛ばれてしまいましたが、何とか後ろ姿の1枚をアップで。
そばにはコウラウン(Red-whiskered bulbul)。こちらは逃げないで、撮らせてくれます。
森に入ると車を降りて、2車線の車道脇を歩きますが、あたりは鬱蒼とした森。
高い枯れた木にはオナガダルマインコ(Long-tailed Parakeet)。
そして、15種目のアンダマンアオバト(Andaman Green-Pigeon)が高い樹上に集団で、果実を食していました。固有種ですが、あまり特徴のないアオバトでした。
気がつくとアオショウビン(White-throated Kingfisher)。電線の上ですが、近くで撮らせてくれます。
先行していた別グループが狙っている先には、16種目の固有種アンダマンカンムリワシ(Andaman Serpent-Eagle)。結構近くで、撮っていたので、あまり人を気にしてない様子。近づきながら撮り始め、段々と大きく撮れる様に。
ちょうど木漏れ日が当たって、スポットライトの様で、浮かび上がります。
すると、いきなり飛び降り。真下に落下する様に降下。
戻って来たその口には何か捉えた様です。
どうも芋虫か何かではないかと思いますが、ちっちゃな獲物でした。
すぐに飲み込んで、しばらくたたずんでいました。
しっかり撮れたので、さらに歩いてゆくと、逆光下にブッポウソウ(Dollarbird)。
さらにアオショウビン。今度は枝に止まっています。しかも後ろがわりとスッキリ。全身もよく見えて、良い感じで撮れました。
本当にここのアオショウビンは良いモデルさんになってくれます。とっても良い子です。

次回はこの続きで、森を散策して行きます。ご覧いただき有り難うございます。

*コスタリカに遠征中

ジョウビタキ ミコアイサ チュウヒ カイツブリ ツクシガモ/岡山県

2025-02-23 | 岡山県
ジョウビタキ♂ 2025年1月5日 岡山県岡山市

1月5日、県南の湖畔の灌木林に寄ってみました。鳥影は薄く、昨年賑わったトラフズクの姿も見えず。そんな中、ジョウビタキ♂が棒の上に止まってくれました。
バックは非常にスッキリしていますが、止まった金属棒‥‥ですが、錆色が少し渋い味わいかと😓
今季渡来数の少ないツグミがここには4、5羽ほどいました。本当に今季は少ない!
ジョビオ君は時々目立つ所に来てくれます。

1月13日ガンカモ調査で県南の湖を担当、終了後、いつもはカモの多い池に寄ってみました。しかし、今季は少ない。昨季、群れでこの池にいたトモエガモは広い湖の真ん中辺りで、今季ここでは姿が見えず。今季、調査のカウントでは、湖には1,000羽を越す数でしたが。
ミコアイサは十数羽いましたが、遠〜い。
チュウヒが芦原の上を飛翔。背中側が写ったので、それを3枚並べました。
カイツブリが走り出して、水面を少し、飛翔。飛んでるところはあまり撮った記憶がないので、後ろ向きですが、載せてみました。
池から近くの蓮田に移動。ツクシガモが1羽いました。
MFの山は鳥が少ないですが、種類は違いますが、県南には結構いる様です。例年に比べると少ないですが。

12月23日の天体写真の残りで、オリオン座の三つ星の馬頭星雲がうっすらと写ったので、載せました。

次回はインド アンダマン島に戻って、3日目の午前中から再開したいと思います。ご覧いただき有り難うございます。

*コスタリカに遠征中

インド アンダマン島紀行 第2日目夜 /アンダマンコノハズク コノハズク アンダマンメンフクロウ

2025-02-20 | インド アンダマン島
アンダマン島固有種のアンダマンコノハズク 2024年11月29日 アンダマン島

第2日目の夜、チャイを飲んでいると、あたりがすっかり暗くなって、コノハズク のポイントに移動。脇道ではなく2車線の道路脇で、車は時々通過しますが、車道からは少し離れて待ちました。するとすぐに声がしたかと思うとアンダマン島固有種のアンダマンコノハズク(Andaman Scops-Owl)が登場。以前はコノハズクの亜種かと思われていた様ですが、声も姿も全然違うと言うことで、別種となった様です。コノハズクの赤色型の様にも見えますが、お腹の模様など随分と違いますね。
枝上でゆっくりとしていましたが、何処かに飛んで行きました。続いて、同じポイントで待っているとコノハズク(Oriental Scops-Owl)。日本のコノハズクと同種ですが、確かに鳴き声はブッ、ポッ、ソーと3音。しかし、微妙に違う。1音と2音が日本のコノハズクより短い様に感じました。将来的に独立種になる可能性はある様ですが。
よく見ると緑のバッタ?を捕まえています。
やはりこちらを警戒しているのか、食せずに何処かに飛んで行ってしまいました。しかし、アッサリと目的のコノハズク2種が出てくれて、余裕で次のポイントに移動となりました。今度は街の中に戻って、脇道に入っていきましたが、周りは人家ばかり。すると家の軒先を電灯で照らして、そこにいる、との事。人が住んでる家なので、長くは照らせないので、素早く見て、と言われましたが、中々、何処にいるのか分からない。やっと壁のくぼみにいるのが見つかりました。結構距離があるので、明かりが充分届かず、暗かったからでしょう。見ると確かにアンダマンメンフクロウ(Andaman Masked-Owl)でした。何でこんな街中?と思いましたが、餌となるネズミがきっと多いんでしょうね。
もう1羽いるとのことで、見ると更に奥の方に居ました。こちらはまだ寝ている様でした。
ちょっとだけと言いつつ、もう一度最初の方の個体を照らしてくれました。
と言うことで、狙いの3種をアッサリとゲット出来て、午後7時前にはホテルに帰還して、2日目も余裕の夕食となりました。それにしても何でこんな街中にいることをガイドさんは知っているんでしょうね。もう少し自然の中のポイントは無いのかと思いましたが、アッサリと「ない」とのこと。

次回はまた地元に戻って、県南や自宅近くの様子をアップする予定です。ご覧いただき有り難うございます。
*コスタリカに遠征中

タゲリ チョウゲンボウ ヒドリガモ/岡山県

2025-02-17 | 岡山県
タゲリ 2024年12月22日 岡山県笠岡市

12月20日、自宅前の川原のヒドリガモですが、ここでは、確か初めての記録ではないかと思います。川の中流、いやどちらかといえば、上流部に位置する自宅前を流れている川にヒドリガモが1週間前ごろから住み着いています。珍しいので写真に収めることにしました。
2、3週間はいましたが、緑色の草を食べ尽くすと何処ともなく移動したのか姿が見えなくなりました。
12月22日県南の干拓地で、子ども探鳥会があり、案内役を努めました。スコープを覗かせてあげると肉眼で見るのとは違う姿に結構喜んでくれます。今回はタゲリとチョウゲンボウがよく観察できたので、良かったかな。さて、終了後の午後、タゲリを写真に撮ろうと再び干拓地を軽く回って来ました。先ずはチョウゲンボウが枝先に。車内からなのか比較的近距離。
飛び立って、ちょっとホバリング。車内からだと角度が難しいですが、何とかこんな感じ。
タゲリはあちこちの畑に点々といます。どの畑にもいる訳ではないので、餌の多少によるのでしょう。採餌しているのでしょうが、思い出してみると何を食べているのかじっくり見た記憶がなかった。そこで、じっくり見ていると、よく嘴を地面に突っ込んで、ミミズを取っているのが見えました。この畑では、タタッと小走りして、嘴を地面に突き刺したと思うとミミズが引っ張り出されていたので、これを取っているんだなと納得。それにしても土中にいるのをよく見つけられるもんだと感心しました。それとも地面に出たのを目敏く見つけたのかな?どうなんでしょうね。
大抵は、こんなポーズで突っ立っていることが多いですね。冠羽の長いのや短いのなど、色々ですが、長いのは♂の可能性高いと思います。
こちらは正面顔で、より冠羽が長いので、♂かな。
この子は随分と短いし、背中の羽の縁のバフ色が多いので、若鳥かも。
こちらも結構長いので、♂かな。
それにしても光の具合が良いと背中の金属光沢が綺麗です。

次回はインド アンダマン島に戻って、2日目夜の様子をアップする予定です。ご覧いただき有り難うございます。

インド アンダマン島紀行 第2日目午後 その4/アンダマンコガモ アオショウビン等

2025-02-14 | インド アンダマン島
アンダマンコガモの群れ 2024年11月29日 アンダマン島

11月29日夕刻(続き)、日没間近で、次第に光が薄くなって来ました。島の固有種アンダマンコガモ(Andaman Teal)の群れに更に近づいていきます。途中の右手にはアオショウビン(White-throated Kingfisher)。ここでも近くで姿を見せてくれます。チャンチャンコを着たかの様な背中の青色が綺麗です。
アンダマンコガモは個体差が随分とある様で、目の周りの白色の大きさが違います。♂♀の違いは正直言ってよく分かりません。水中に首を突っ込んでいるので、水草を採餌しているのでしょう。
目の前を横切ったのは、日本と同じ種のササゴイ(Striated Heron)でした。シャッタースピードが上がらず、ブレブレ。
遠くにはサギやシギがいます。
サギは何かと言うと、チュウサギ(Intermediate Egret)でした。
更に近づいて、この辺りが一番近い所です。
近くに降り立ったのは、チュウシャクシギ(Whimbrel)でした。
奥の方にはアカアシシギ(Common Redshank)が3羽ほど見えます。
チュウシャクシギが群れで降り立って来ました。水浴びしたりして、ここを寝ぐらにするのでしょうね。
アンダマンコガモも羽繕い。
次第に暗くなって来たので、ここは引き上げて、夕方恒例のチャイでしばし休憩。暗くなるのを待って、近くの森に移動して、夜探鳥を開始します。今夜はアンダマンコノハズク、コノハズクとアンダマンメンフクロウの予定です。

次回は地元に戻って、県南の干拓地でのタゲリやチョウゲンボウをアップする予定です。ご覧いただき有り難うございます。


インド アンダマン島紀行 第2日目午後 その3/コウハシショウビン ルリオハチクイ アンダマンコガモ オジロビタキ

2025-02-11 | インド アンダマン島
ゆっくりしてくれたコウハシショウビン 2024年11月29日 アンダマン島

11月29日午後(続き)枝にじっと止まっていたコウハシショウビン(Stork-billed Kingfisher)に動きがありました。
身構えて飛び出し。残念ながら飛び出しの瞬間は捉えられずでした。
移った先にはルリオハチクイ(Blue-tailed Bee-Eater)。大きさがよくわかります。
ルリオハチクイにも動きが。
飛び出しですが、シャッタースピードは高くしてなくて、ブレブレですが。
コウハシショウビンは移動先でも泰然自若。
ルリオハチクイの集団は相変わらずでした。
コウハシショウビンがまた移動。今度の場所にはルリオハチクイとベニバト(Red-collared Dove)が居て、3種の競演でした。
と言うことで土手沿いに移動していると土手脇の植え込みに小鳥がチョロチョロ。ムジセッカの様でしたが、すぐに居なくなりました。でももう1羽チョロチョロしている。辛うじて撮れた1枚はオジロビタキ(Taiga Flycatcher)でした。確かに上尾筒は何とかまっ黒く見えます。ガイドさんによるとここアンダマン島にはニシオジロビタキは飛来しないそう。
ちょっと移動して、ついたとことは池の様にも見えますが、海が入り込んだ入江の様な所に案内されました。そこにはアンダマンコガモ(Andaman Teal)が群れていました。数えた方によると64羽だったそうです。しかし、以前はもっと多かったとのことで、絶滅が危惧されています。
夕暮れ時で、ねぐらにしているのかもしれません。

次回は更に近づいていきます。ご覧いただき有り難うございます。
*フィリピン パラワン島に遠征中

インド アンダマン島紀行 第2日目午後 その2/アオショウビン コウハシショウビン ルリオハチクイ ツメナガセキレイ

2025-02-08 | インド アンダマン島
マングローブに止まったアオショウビン 2024年11月29日 アンダマン島

11月29日午後(続き)、シロハラウミワシが通過した上空から地面を見るとツメナガセキレイ(Eastern Yellow Wagtail)冬羽でした。こちらで越冬している様です。
入江の様な湿地に生えたマングローブにはアオショウビン(White-throated Kingfisher)。ふと気がつくとそこに居る感じです。枝被りなく全身が見えるので、少し近づいて見ましたが逃げる様子はありません。森でも湿地でも何処でもよく出てくれます。
枝先で写真的にはいい感じかなと。
マングローブ全体が入る様に縦位置で撮ってみました。トリミングなしで、ちょっと雰囲気あるかな?
アオショウビンはちょっと移動して、別のマングローブに。今度は木の中ほどですが、枝被りなく全身が見えます。
枯れ枝の上にルリオハチクイ(Blue-tailed Bee-Eater)。
歩いていると別の枯れ木にも1羽止まっています。
土手沿いに歩いて行くとヒタキらしき鳥影が。見るとコサメビタキ(Asian Brown Flycatcher)でした。こちらでも越冬しているのでしょうが、東南アジアには多い様ですね。それにしてもどこで見ても目が大きくてかわいい。
ルリオハチクイの数が増えていました。枝上でまったりしている感じで、そろそろ寝ぐら入りの時刻なのでしょうか。
すると1羽の割と大きなショウビンが飛んできました。コウハシショウビン(Stork-billed Kingfisher)です。羽の青味がくすんでいるのはここの亜種の特徴でしょうか。
相変わらずルリオハチクは群れでまったりしています。

次回もこの続きと少し場所を移動して、アンダマンコガモのポイントへ行きました。
ご覧いただき有り難うございます。
*フィリピン パラワン島に遠征中

インド アンダマン島紀行 第2日目午後 その1/シロハラウミワシ ベニバト インドハッカ アカアシシギ等

2025-02-05 | インド アンダマン島
上空をかすめたシロハラウミワシ 2024年11月29日 インド アンダマン島

29日午後、ホテルに戻って、昼食を取り、暫し休息後、午後2時ごろ出発。湾の西側の湿地を目指して、先ずはポートブレアの街を抜けて、どぶ川の水溜りになった様なところで、シギチを見ると言う。確かにシギチは点々といるが、それにしてもゴミの多い事。ゴミを避けて鳥だけの画面にするのは無理だったので、お見苦しいけど、ご了承ください。さて、シギチですが、よく目についたのは冬羽のアカアシシギ(Common Redshank)でした。日本ではどちらかと言うと数の少ない方だと思うので、ちょっと嬉しい。
タシギ(Common Snipe)もいました。珍しい方のジシギを期待しましたが水のある所はやっぱりタシギですね。と言うのも2台の車で移動しているのですが、私が乗車しなかった方の車が来るのが遅いなと思っていると、運転手さんが道路脇の草むらで、ハリオシギを見つけて写真を撮っていたと言うので、写真を見せてもらうと細い針状の尾羽も写っていて間違いなくハリオ。ライファーなので、羨ましい〜。残念ながらその後ハリオは出ませんでした。
こちらはタカブシギ(Wood Sandpiper)。
サルハマシギ(Curlew Sandpiper)、こちらは日本では数が少ない方ですね。
冬羽のコチドリ(Little Ringed Plover)。
シギチは馴染みのある種類ばかりですが、なんか懐かしい。こんなとこで越冬してるだね、と声をかけたくなります。しかし、何でこんな汚いところにいるの?と人間的には思ってしまいますが、おそらくゴミと一緒に栄養分も集まって、虫も発生して、餌が多いんでしょうね。多分(知らんけど)。ゴミのある所というとやはりカラス。イエガラス(House Crow)とハシブトガラス(Jungle Crow)がいました。
シギチは日本で見られるのと種類が同じで、とにかくゴミが鬱陶しいので、早々に切り上げてもらい、チョールダリの湿地に移動。乾いた地面の上にはベニバト(Red Collared-Dove)が何羽も餌探しの様。
そろそろ寝ぐら入りが近くなったのか、インドハッカ(Common Myna)が群れていました。
すると、上空にシロハラウミワシ(White-bellied Sea-Eagle)出現。そんなに高くなかったので、迫力ありました。
頭の上を掠める様に飛んでいった気がしました。

続いて水辺に行くとマングローブが生えていて、アオショウビン、コウハシショウビン 、ルリオハチクイなどが出ましたが、それは次回に。ご覧いただき有り難うございます。

オシドリ/鳥取県 オシドリの里

2025-02-02 | 中国地方
水面を見つめて物思うオシドリ♂ 2024年11月23日 鳥取県日野 オシドリの里

オシドリの里(続き)石の上に静かにたたずむ姿は何か物思いにふけっているのかと想像してしまいます。
ペアでたたずんでいると何を考えているのでしょうね。
露出時間を変えて、日が傾いた雰囲気を。
時刻は午後4時を回って、オシドリの数が増えて来ました。
胸を張って、おいらはエラい! のポーズ。私の勝手な決めつけですが。
日も傾いて、水面が暗めになって、夕刻の雰囲気が多少は出たでしょうか。
午後4時20分で引き上げる事にしました。今日は夕刻の集まりが少なかった様です。帰り道、枝に止まるオシドリを教えていただき、遠かったですが、枝止まりのオシドリ。
この日はヤマセミの登場もなく、オシドリの数も少なかった。そんな日もあります。

12月23日、登って来たオリオン座のオリオン大星雲(M42)、明るく綺麗な星雲です。


次回はインド アンダマン島紀行に戻って、2日目午後の様子をアップする予定です。ご覧いただき有り難うございます。